【猛烈な勢いで突進】

DQ5

敵専用の特技。
猛烈な勢いで突進し、先頭のキャラを100%強制的に【馬車】の中に戻す。ただし、馬車外メンバーが残り1人の状態ではこの行動を取らない。
SFC版ではすっ飛ばされたキャラは戦闘後自動的に馬車外に戻る。
DS版での表記は「猛烈に突進」。
　
使用者は【ダークマンモス】、【パオーム】、【ガネーシャ】の象3種と【バザックス】。
象のモンスターといえばこれ、というアイデンティティを確立している。
　
ちなみに仕様上馬車がない状態でもこの行動はとらない。
上記のモンスターは基本的にフィールド限定で洞窟には出現するパターンはないが、【滝の洞窟】では【まものつかい】にダークマンモスが呼ばれて出ることがある。
リメイク版だとすごろく場でも出会う可能性がある。
　
発売前から雑誌で紹介されており、それなりにインパクトもある特技なのだが、効果自体はかなり見かけ倒し。
そのターンで行動する前の味方が馬車に戻された場合、1ターンを無駄にすることになるが、それはある意味相手も同じ。
そもそも使い手は鈍足ぞろいなため、こいつらより後手に回ること自体があまりない。
DQ6の【つきとばし】とは異なり、次のターンで普通にメンバーの入れ替え・復帰も可能なので、立て直しも容易。
直接ダメージを受けるわけでもなく、そこまで警戒する必要のある行動ではないが、入れ替えの手間が増えるのがちょっと煩わしい。
【馬車のドアを閉める】モンスターとセットで出たらそれなりに厄介だったかもしれないが、同時に出ることはない。
なお、プログラム上は馬車のドアが閉じられていても関係なく馬車に放り込まれる仕様になっている。共演が実現していたらメンバー入替が封じられた状態で次々とメンバーが馬車に封印されることになるのでインパクトも大きかっただろう。
　
一応、鉄壁の要塞かつ攻撃の要として先頭に君臨していることが多い【ゴーレム】は、行動前にすっ飛ばされることがある点にだけ注意。
　
上述の通り、馬車外のメンバーが1人のときはこの行動をとることはないが、馬車外メンバーが1人を残して死亡している場合はこの行動をとることはある。
その場合は馬車外メンバー全滅扱いで、控えメンバーが飛び出してくる。
また、馬車外メンバーが2人の状態で、先頭キャラが死亡したターン中に突進されると【オートターゲット】で馬車内の先頭のキャラがターゲットされてすっ飛ばされるというバグがある。
この場合もなぜか馬車外生存者0人と誤認されて控えメンバーが飛び出してくる。
通常、すっ飛ばされたキャラはその戦闘中は馬車内最後尾に移動するが、このバグではすっ飛ばされるのは馬車内の先頭キャラなので、飛び出すメンバーの並び順が通常とは異なる。
　
それにしても一体どのように器用に突進すれば馬車の中にちょうど突き飛ばすことができるのだろうか。しかも無傷で。
…まあゲームだし、深いことは考えないようにしよう。