【つきとばし】

概要

DQ6、7、9、10に登場する特技。
　
DQ6とDQ7では敵1体を突き飛ばして、戦闘から離脱させる技。
DQ5に登場した【猛烈な勢いで突進】の後継とも言える特技となっている。
経験値とゴールドは得られないので、普通のプレイではあまり積極的に使われない技だが、
一方で、経験値を得ずに戦闘を終わらせられるので、低レベルプレイをする際にはよく使われる。
属性は【ザキ系】であることが多いため、終盤になると効かない敵も多い。
【ニフラム】よりも成功率が高いので、ザキもニフラムも効く敵ならば、こちらを優先して使いたい。
　
DQ9、DQ10では攻撃と同時に相手を転ばせる技に変更。
なぜかついでに敵専用の技になった。単に即死の難易度をあげたかっただけかもしれないが。

DQ6

【盗賊】★4で習得できる他、【キングスライム】がLv7で習得し、【ボストロール】が最初から習得している。
先述の通り、普通のプレイではあまり使われず、もっぱら低レベルプレイに用いられている。
　
単体対象だがザキ属性の中貫通の特技なのでニフラムとうまく使い分けるとよい。ただし、転職解禁後あたりからほとんどの敵がザキ系強耐性以上になるので思ったほど当たらない。
敵では【トロル】の系統と【ユニコーン】が使ってくる。特にユニコーンはしょっちゅう突き飛ばしてくるので注意。
突き飛ばされると戦闘が終わるまで復帰できない。ルイーダに戻る必要がない【バシルーラ】といったところ。
戦闘が終わると、突き飛ばされたキャラクターは馬車の中にいる。
バシルーラと違って突き飛ばされても経験値や熟練度も得られるので、その点についてはご安心を。
　
実はメンバーが残り1人でも効いてしまい、その場合はなんと全滅扱いになってしまう。
すぐそこにいるのに全滅……これはひどい。
ちなみに、「【判断力】が0の場合のみ」馬車外メンバーが1人でもつきとばしを使えるようプログラミングされており、
トロルだけがこの条件に該当している。
そのため、一人旅プレイではトロルがやたらと脅威になる怪現象を引き起こしている。
　
リメイク版では突き飛ばした敵からも経験値とゴールドが得られるようになり、低レベルプレイにも使えなくなってしまった。
と言うか、これでは【ともえなげ】と同じで、劣化版【きゅうしょづき】である。
同じ効果で名前が違うだけの特技シリーズの仲間入りを果たした。

DQ7

【盗賊】★3、もしくは【いどまじん（職業）】★5で習得できる。
仕様はDQ6と全く同じで、使い勝手も相変わらず。ただ、表記が「突きとばし」になった。
　
【低レベルクリア】のやりこみプレイにおいて、キャラのレベルを上げないまま熟練度を上げたいときは、
【メガンテ】で経験値を得ずに敵を倒した後、残った敵を全てつきとばしか【ふうじんのたて】か、【ニフラム】で飛ばすことになる。
なぜかボスでは【さんぞく】と【たつのこナイト】がザキ系完全耐性を持っていないので効いてしまうことがある。
しかも離脱した場合は復帰させる方法がなく、単純に1体が戦闘からいなくなるので効けばだいぶ有利になる。

引き続き敵も使ってくるが、DQ6とは異なり味方には絶対に効かなくなっている。
プレイヤー側に完全耐性が付いているのではなく、単純に敵使用時の効果がプログラムされていないからのようだ。
というのもDQ7には馬車が存在しないため、戦闘終了後に突き飛ばされた味方がいる場所が存在しないためと思われる。
戦闘が終わると何食わぬ顔で最後尾に復帰している……というのは、馬車の中にいる以上に奇妙な光景だろう。
そんなこととはつゆ知らず、【突げきホーン】と【ダッシュラン】は今日も絶対に効かない突きとばしを使い続ける……。

リメイク版

【盗賊】での習得タイミングが★2になった他、属性が【ニフラム系】に変更された。
今度は実質消費MP0の【バシルーラ】と化している。
　
また、それ以上に大幅に変更されているのが敵側。
DQ6と同様に、敵が使用した場合にも成功するようになった。おめでとう突げきホーン＆ダッシュラン。…いや、我々にとってはめでたくない。
やはり突き飛ばされると戦闘が終わるまで復帰できず、最後の一人が突き飛ばされると全滅となるのだ。
成功率自体はさほど高くないのが救いだが、PS版の時のような単なる無駄行動だと思っていると痛い目を見ることになるだろう。

DQ9

効果が全く別のものになり、敵専用の特技となった。
　
ツノで突き飛ばして攻撃し、相手を転ばせるという技。
通常攻撃を行った後、対象を1ターン行動不能にすることがある。
属性は【１ターン休み系】。
また、通常攻撃と同様の性質も持っており、幻惑の状態変化の影響を受けたり、盾ガードされたりすることがある。
使用者は【とっしんこぞう】、突げきホーン、【じごくぐるま】。
　
【毒攻撃】や【麻痺攻撃】などと同様の状態変化付与攻撃の一種なのだが、
耐性を高める装備品が存在しない点が厄介といえば厄介。
　
なお、8では敵が使用する【ツノ攻撃】が同様の攻撃方法・効果となっているが、
9では表示メッセージが若干変更され、公式ガイドブック上ではこの行動は「つきとばし」と記載されている。

DQ10オフライン

【トロル】系統がよく使う特技。
敵単体にダメージを与え、強制的に転倒させる。

DQ10オンライン

強いノックバック（強制後退）効果もあり、戦闘エリアの外まで吹き飛ばされてしまうと、こちらの逃走扱いになってしまう。
詳しくはこちらを参照。

DQ11

トロル系統のモンスターが使う。単体に通常攻撃の1.1倍のダメージを与えた後、対象を転ばせることがある。

少年ヤンガス

【マーマン】系統や【サイクロプス】などが習得している。
通常攻撃＋1マス後退させる。ようするに打撃と【ふきとばしの杖】を併用したような技。
理論上はこの技を使い続ければ倍速モンスター以外は完封できてしまう。
　
更に上位の技に【ぶちかまし】、【ぶっとばし】がある。

ウォーズ

【ドラキー】の特技1。隣接したモンスター単体を打撃で1ダメージ与えつつ1マス後退させる。
敵のみならず、あえて味方に使う事で移動させるのもアリ。
ただしバイキルトは無効である。

DQMSL

【ギガントドラゴン】、【ヘルジュラシック】などが習得する。
敵1体にダメージを与え、一定確率で【１ターン休み】にする。

タクト

Cランクとくぎとして登場。射程1・消費MP7
「敵1体に体技小ダメージを与え 2マス後ろに移動させる」
最大強化で 威力+50%まで強化可能。
【ヘルカッチャ】【ジャミ】「おばけこぞう」などが使用可能。