【馬車のドアを閉める】

Last-modified: 2021-04-29 (木) 09:52:57

概要

DQ5、6に登場する敵専用の特技。
 
【馬車】のドアを閉めることで、メンバーの入れ替えをできなくする。
一度馬車を閉め始めたら、その後は延々と馬車のドアを閉め続けるため、自分自身も他の行動を取ることはできなくなる。
(次ターンから行動順が回ってくると「◯◯◯◯は馬車のドアを閉めている!」と表示される)
ゲーム画面の馬車のグラフィックを見る限り、DQ5・6の馬車は、幌馬車タイプでドアは無いし、
筒状で前後に出入り口があるようだから、一匹で一方だけを塞いでも、もう一方からまだ出入りができそうな気が…
 
また、当然ながら馬車を閉めているヤツが倒されるとこの効果は消滅する。
加えて、【すごろく場】での戦闘時などの馬車がない状況、敵が自分1体だけの状況、
既に他の敵が馬車のドアを閉めている状況では、この行動は取ることはできない。
 
自分1体しかいない場合はドアを閉めにはこないのだが、他のモンスターが1体でもいる場合、それらがマヒなどで一切行動できない状態であっても使ってくる。
こうなるとこちらに攻撃してくる最後のモンスターが自分から攻撃を止めてしまう。
ドアを閉めて自分の首も締める、それはただの自滅である。
 
なお、あくまで入れ替えをさせないだけなので、(SFC版5以外では)外に出ているメンバーだけでの並び替えは可能。
 
注意すべき点は、この状態で馬車の外のメンバーが全員死ぬと全滅となってしまう点。
ただ、馬車外のメンバー全員が瀕死状態ならともかく、平時であればそれほど警戒する必要のある行動ではない。
使い手が出現する地域を行軍する際は、馬車を当てにしすぎない戦術を組むこと。
 
ドアを閉めている敵は行動できなくなるため、見方を変えればむしろこちらに有利に働く行動でもある。
入れ替えの必要がなければそのモンスター以外の敵を先に倒し、入れ替えを行いたい場合はドアを閉めている敵を倒せばいい。
ちなみに、ドアを塞ぐこの行動を使い手自身が中断することはできない。
一度ドアに張り付いたら死ぬまで磔になる運命。
この状態はとてつもなく強力で、【いてつくはどう】で解除できないだけでなく、
ドア閉め係を【1ターン休み】【眠り】【麻痺】【氷結】にしても解除されない。
これらの状態異常にしても、ドアは閉まったままで、本人はドアを閉めた状態のまま眠り・麻痺・氷結状態となる。
また、【混乱】させても、同士討ちも特殊行動もせず、頑なにドアを閉め続ける。
これほど頑なに張り付いているわりに、こちらが逃げて戦闘終了した場合はついてこない。
(馬車のドアを閉めながら回り込んでくることはあるが)

DQ5

【キングスライム】【ラムポーン】が使用する。
どちらもそう致命的な行動を取るわけではないので、馬車外に残ったメンバーで十分対処はできるだろう。
 
また、前述の通り、SFC版5のみ外に残ったメンバー間での並び替えも不可能となっている。

DQ6

【キングスライム】【ホロゴースト】が使用する。
キングスライムはともかく、ホロゴーストが状況によっては致命的な結果を導きかねない相手となる。
ホロゴーストの集団に襲われた際に、【しのおどり】と重なると「馬車外メンバーだけやられて全滅」というパターンが唐突に発生する可能性がある。
コイツは【あやしいきり】も使うため、死んだのが一部だけであっても立て直しを阻害される。
DQ6でこれと組み合わされると危険なのは死の踊り、【ザキ系】呪文、【やけつくいき】くらいで、キングスライムやホロゴーストはザキ系使いと組まないので安心してていい。
 
ただ、脅威なのはあくまでそういう嫌らしい行動と重なったらの話であるため、ホロゴーストが単体で出て馬車のドアを閉めるだけならむしろサービス行動と言える。
特に【天馬の塔】のボス戦に登場するホロゴーストの場合、一緒に出現するのが【ランプのまおう】ということもあり、1ターン目に馬車のドアを閉めてきた場合はランプの魔王に集中攻撃できるためありがたい。