概要
【砂】と【岩】に覆われた地。雨がほとんど降らず、大地が水分を含んでいないため生命が育みにくい。
また、日差しを遮るものがないため昼は暑く、地熱を蓄える力がほとんどないので夜は寒いという極端な環境をしている。
DQにおいてはナンバリング作では毎回登場する。通常、上述の環境から砂漠を横断することは過酷であるが、DQではそのような描写があまり無く、フィールドの砂漠はダメージなども無しでごく普通に渡ることができる。
砂漠地帯を治めている城の城主は女性である場合が多いのがDQ9までは通例となっていた。オプションとして【オアシス】が設置されることも。
砂漠ではないが、海岸線として砂浜がある場所も存在する。
その場合も戦闘背景は砂漠なのでちょっと違和感がある(ただし、近年の作品では砂漠とは別に砂浜の戦闘背景が用意されている場合もある)。
どういうことか草原の真ん中などに普通にある場合も多い。DQ世界も砂漠化が進んでいるのだろうか…。
ちなみに現実における砂漠は岩だらけの岩石砂漠や石だらけの礫砂漠が70~80%を占める。
日本人にとってイメージしやすい一面が砂という砂砂漠は砂漠面積のうち20%程度しかない。
地形としての砂漠
全シリーズに登場するフィールドマップ上の地形。
普通砂漠と言えば生物がほとんどいないが、モンスターの出現率は【からっぽ島】のあおの開拓地の【かいたくレシピ】にはと比べると1.5倍と意外にも高めになっている。草原と同じ出現率の作品もある。
地域としての砂漠
DQ1
【ドムドーラ】の周囲がドムド(ー)ラ砂漠と命名されている。
DQ2
【ムーンブルク】~【ルプガナ】道中に名も無き砂漠がある。オアシス付近では画面の大半を占めるくらい広がっているのだが、施設が何もなく、シリーズでも影が薄い。
当初は砂漠の中にあるオアシスに中間点となる町を作る予定だったが、容量不足で削られたらしい。
おかげで【ムーンペタ】を発ち【ムーンブルク西のほこら】を通り【ドラゴンの角】を渡りルプガナにつくまで一切回復ポイントがない、という過酷な行程になってしまっている。
DQ3
【イシス】の周囲が広大な砂漠となっている。シリーズ初の本格的な砂漠。
現実世界の地理と比較すると【草原】や【森】がある地域と砂漠の位置関係がずれているが、それはここに限った話ではないのであまり気にしてはいけない。
広大なため侵入すると道中に画面全体が砂漠になる領域があり、視覚的に地形の変化がわからないため遭難しやすいという現実の砂漠をうまく表現している。現実世界でも磁鉄鉱が埋まっている砂漠は現存するため、迷ったら終わりである。
以降の作品で砂漠といったらこのような大規模なものとなった。
悪名高い【じごくのハサミ】もここに出現する。
イシスの東側には、【砂漠のほこら】がある。
また砂漠らしく【ピラミッド】もある。
リメイク版では、砂漠の中央で立往生している兄弟に助言をする【性格診断】がある。
DQ4
第2章に【砂漠のバザー】があり、周りは小さな砂漠になっている。
第5章では【砂漠の宿屋】の南に砂漠が広がっており、
主人公一行はここを越えるため【馬車】を獲得することになる。
DQ5
【テルパドール】一帯が広大な砂漠となっている。
リメイク版では名産品【さばくのバラ】を拾うことができる。
DQ3と同名の砂漠のほこらが登場。
飛行系の乗り物が着地できる地形のひとつになっており、そのためか不明だが各地に「【天空城】の着地にちょうどいいぐらいの大きさの砂漠」がある。特に【ボブルの塔】の北西の砂漠はまさにそのために存在する。
DQ6
上の世界では【魔術師の塔】が砂漠の中にそびえ立っている他、
【カルカド】の周囲が砂漠であり、東には【砂漠の抜け道】がある。
下の世界では【グレイス城】の周囲が小さな砂漠となっている。
ドレアムに滅ぼされた結果だろう。
DQ7
過去、現在ともに【砂漠の村】、【砂漠の城】がある【砂漠地方】が登場。
大地の精霊をまつっている地でもある。
また、【モンスターパーク】のエリアの一つとして登場。
DQ8
【トロデーン国領】の南エリアは砂漠になっていて、ここはかつて【海】であったため古代船が眠っている。
またベルガラックの遥か南には砂漠地方が登場。ここには【砂漠の教会】、【竜骨の迷宮】があるが、フリーイベントで訪れることになるため、スルー可能。
また、【砂漠を見下ろす山】がある。
DQ9
【グビアナさばく】が登場。大陸丸ごと砂漠になっている。
DQ10オフライン
【ドワチャッカ大陸】に【ゴブル砂漠西】、【ゴブル砂漠東】がある。
Ver.2では【デフェル荒野】、【アラハギーロ地方】が該当する。
DQ10オンライン
魔界に【ジャリムバハ砂漠】がある。
DQ11
【サマディー地方】が砂漠地帯。南部に【サマディー城】、北部にバクラバ砂丘がある。珍しく男性が治める砂漠の国である。はるか上空には【勇者の星】が浮かんでいるが…。
DQM2、イルルカ
【砂漠の世界】が登場。
キャラバンハート
DQ2の頃と同様の【ムーンブルク】~【ルプガナ】間の砂漠の他、【ローレシア】~【リリザ】間にも砂漠が広がっている。
【山地】を移動した時と同じ速度で【食料】を消費するのでできるだけ避けて通りたいが、2章では【紅サボテン】を取るために砂漠を探索しなければならない。
蜃気楼の先にオアシスを発見する【フィールドイベント】が発生する事がある。
スラもり3
【イチメンさばく】が登場。
ヒーローズ1
【ラバトール】周辺が砂漠地帯になっている。
ヒーローズ2
【ジャイワール】領一帯が砂漠地帯となっている。
また【ゼビオン】との国境近くに【ゴルダ砂漠】が広がっている。
【闇の世界】にもゴルダ砂漠と全く同じの闇の砂漠として存在している。
ビルダーズ1
【1章 メルキド編】の赤の旅のとびらの先がDQ1でもお馴染みのドムドーラ砂漠である。【ガラス】の材料になる【砂】ブロックや食材になるサボテンを採集可能。
紛らわしいが、【3章 マイラ・ガライヤ編】の拠点周辺のエリアはサボテンこそ生えているもののほとんどは砂ではなく【土】である。
ビルダーズ2
【オッカムル島】や【ゴロゴロ島】に存在。【からっぽ島】の砂漠からは【おおさそり】がスポーンする。
また、【ゴーレム】族のモンスターを仲間にしていれば、【砂のかわら】を使って砂漠を生成できる。草原・森林や雪原と違って元から砂漠が存在するため【かいたくレシピ】はない。
トレジャーズ
【クフィ砂漠島】が該当する。