【試練の洞窟】

Last-modified: 2024-02-26 (月) 00:49:26

概要

DQ5、リメイク版DQ7およびソードに登場するダンジョン。

DQ5

【グランバニア】の東に位置する洞窟。
最深部には【おうけのあかし】があり、【主人公】が王位を継ぐ為に行く事になるダンジョン。
グランバニアで1度サンチョに話しかけないと、入口を兵士にふさがれ奥へ進めない。
謎解きが幾つか仕掛けられており、それを解いていかないと先には進めないが、景色の変化などを注意深く観察すればそう難しいものではない。
出現する敵は、MPを減らす上に動きを封じてくる【デビルダンサー】に、もうどくのきりを散布する【ガボット】、加えて【のろいのマスク】と、面倒な奴等が目白押し。
また、ここの地下2階は【ジェリーマン】の出現率が高く、3回に1回ぐらいのペースで出てくる。
モシャスを使う上に、この時点としてはHPと素早さがかなり高く危険な敵である。
ここは人間キャラが嫌が応にも主人公だけなので、ほぼ仲間モンスターに変身されて苦戦を強いられる。
別々の仲間にてんくうのつるぎとラーのかがみを持たせておき、モシャスを使われたらすぐに無力化する事。
素早い仲間に持たせていても、そいつに化けられれば先攻できる確率は下がるので、むしろ後攻安定のキャラに持たせて先読みで使わせる方が確実。
変身しない限り危険な攻撃はないし、1度解除すれば2度とモシャスできないので、あとは煮るなり焼くなり好きにできる。
また、ここの地下2階は【はぐれメタル】の出現率がそこそこ高い。
単純な出現率では【グランバニアへの洞窟】の1~2階には劣るが、単独出現するエリアとしてはここが最も高い。
他のモンスターの処理が面倒だという人はここで勧誘するのも悪くはないだろう。
 
おうけのあかしを手にして「さて、帰るか」とばかりにリレミトを唱えても、不思議な力とやらでかき消されてしまう。
それもそのはず、【グランバニア大臣】が放った刺客の大盗賊・【カンダタ】(と【シールドヒッポ】)が襲って来るのだ。
当然ながらこの戦闘に敗れると王家の証も奪われてしまうが、再訪するとなぜかご丁寧に元の場所に戻されている。暗殺行為の証拠隠滅的な対応だろうか。
ちなみにこのときにやってくるゴロツキたちは3人いるはずだが、いざ戦闘になると上記の2体しかいない。
SFC版はカンダタを倒してもリレミトは地下1Fの水路のフロアまで戻らないと使えない。
 
余談だが、王家の試練であるはずなのに主人公以外のメンバーでも普通に攻略できる。
主人公を面子入りさせないと上記の兵士がブロックするなど工夫があってもよさそうなものだが、リメイク版でもこの点は修正されていない。まあ、主人公不在でもいける、という自由度がDQらしさでもあるが。
もっとも、次作のDQ6での【洗礼のほこら】では、ちゃんと本人確認が行われるために、苦労があったりするのだが……。
主人公を暗殺する目的でやってきたカンダタたちも、どこからどう見てもモンスターばかりのメンバーを見てうろたえる様子もみせず、

*「○○○○さんが 王になるのを
  イヤがる者も いるってことよ。

と言って襲いかかってくる。
一応「あんたが」と言わないところを見ると、主人公が面子入りしていないことも想定されている様子ではある。
 
ちなみに、リレミトの使い手を連れて来なかったり、MPが足りないなどの理由で歩いて帰ろうとすると、洞窟1Fの出入口が消滅していて焦る。
これは最初の仕掛けを解いた逆の手順で解除できる。
最初の仕掛けは

  1. 4枚のパネルの部屋に入り、右端の扉から出る(出入口消滅)
  2. 右端以外の扉から入り、左から2番目の扉から出る(階段出現)

という手順で解けるので、その逆は

  1. 4枚のパネルの部屋に入り、左から2番目以外の扉から出る(階段消滅)
  2. 右端の扉から入り、右端以外の扉から出る(出入口出現)

という手順となる。これで仕掛けが解除されて出入口は復活する。
ちなみにこの仕掛けは、フロアの形が変化して出入口が消えたり階段が現れているわけではなく、システム上は形の良く似た別の部屋が用意されており、特定の扉を介してつながっているだけである。
なので、行き来していると開けたはずの扉が閉まっていたり、逆にまた開いていたりする現象が起きる。
 
無事におうけのあかしを持ち帰ると、妻の出産、王位就任、妻の誘拐と怒涛の如くイベントが待っている。
 
…ただ、幾ら何でも攻略に数か月かかる洞窟ではない。
妻の妊娠の判明後、攻略してきたらいきなり出産というのは時間的に無理がある。
これはゲームシナリオ内の経過時間とプレイヤーの実際の冒険日数が一致しないのはここに限った話ではないが、さすがに洞窟攻略ぐらいなら移動の道程を考えてもせいぜい1か月程度が関の山で、主人公は妻が臨月直前になるまで妊娠に気付かなかったことになってしまう。
まあ、現実世界でも肥満だったり腹筋が強かったりすると外から妊娠がわかりづらく、出産直前まで気づかないという実例はないこともないが、さすがに双子だとありえない。ゲームの盛り上がりを重視した結果なので、あまり気にしないのが吉。
ちなみに、ゲームブック版や小説では出産までの数ヶ月を国民との交流や王族としての立ち居振る舞い、帝王学などを学ぶことに費やしたと補完されている。

リメイク版

内部の構造が異なり、1Fと地下3Fの仕掛けが微妙に変わったが、その分ヒントも増えている。
カンダタの攻撃力が非常に高くなっているので、是非スクルトを使えるキャラをメンバーにして臨みたいところ。
しかし痛恨を喰らってしまうとほぼお陀仏であるため、ザオラルかせかいじゅのはを用意しておくのがお勧め。
 
また、カンダタ戦後のリレミトは、PS2版はある程度の距離を戻れば使えるようになる。
DS版、スマホ版ではカンダタを倒した直後から使えるように改善されている。

DQ7(リメイク版)

クリア後の配信【ストーリー石版】のひとつ【なつかしき友の記憶】で登場する。
【ユバール族の休息地】に出現する旅の扉から行くことができ、主人公たちはここで一人試練に挑む【キーファ】をこっそりと手助けする。
 
とはいってもマップは【滝壷の洞窟】の使い回し。
頂上ではあの【ヘルクラウダー】との戦いがあるが、ラスボスを倒したパーティなら苦戦しないだろう。
 
ちなみに、ここで全滅した場合はユバール族の休息地に送られる。

ソード

最初のステージとして登場。草原と洞窟の2エリアに分かれている。草原は敵が弱いので、大したことはない。
洞窟では毒を持つ【バブルスライム】と、遠くから矢を撃つ【リリパット】が危険。どくけしそうの準備は忘れずに。
ボスは【試練の騎士】

ウォーク

DQ5イベント第4章で来訪。カンダタが襲いかかってくる理由が、主人公から王家のあかしを盗む為という理由に変わっている。