【ホロゴースト】

Last-modified: 2024-04-14 (日) 03:28:07

概要

DQ3以降に登場するモンスター。
色違いに【あやしいかげ】【シャドー】【まおうのかげ】【めいおうのかげ】【キラーシャドー】がいる。
DQ3では緑色基調の体だが後の作品では赤~オレンジ色基調の体で登場する事が多い。
 
【ザキ系】呪文や【しのおどり】を繰り出してこちらにの恐怖をもたらす、シリーズを代表する【即死】技使いの一角。
攻めは即死一点張りであることが多いため、同じく即死技使いとして知られる【ブリザード】【ミミック】よりも、より純粋な死の体現者としての印象が強い。
 
名前の由来は、「ホログラム(立体映像)のゴースト」という意味を持たせつつ、「ホロコースト」とかけたものと思われる。後者は第二次大戦中のナチスによるユダヤ人大量虐殺を指す。
なお海外版の名称も当初はそのまま"Hologhost"だったが、DQ8以降は"Silhouette"(シルエット)に変更された。
海外は日本よりもナチス絡みの要素に敏感なので、変更も已む無しか。

DQ3

明るい緑色で登場。
難関として知られる【ネクロゴンドの洞窟】【バラモスの城】、さらに【アレフガルド】でも海上の広い範囲のほか、【岩山の洞窟】にも出現。
 
肉弾戦には弱いが、【ザキ】【ザラキ】で多くの冒険者を葬る危険すぎるモンスター。
【やけつくいき】を連発する【じごくのきし】との組み合わせは悪夢以外の何者でもない。
【ミミック】と違って結構鈍足なので、先手を取りやすいのが救い。
効かないこともあるが、高確率で効く【マホトーン】で呪文を封じたほうがよい(命中率は70%)。
なお、当然ながら優先的に倒すべき相手だが、本作では脅威度の判断がまだ実装されていないので、攻撃要員がグループ内のマホトーンのかかった個体を先に攻撃して、効かなかった方を平気で残したりするのでモヤモヤする。
万全を期すなら、マホトーン役の1人に【ほしふるうでわ】を装備させ、2人がかりで唱えた方がいいだろう。
またネクロゴンドの洞窟は非力なコイツ以外は【フロストギズモ】【ライオンヘッド】といった知能犯や、ストライカータイプである【トロル】や地獄の騎士のような連中によるダメージの被弾が大きく、それに伴い回復に多くのMPを消費する。
ということで先制マホトーンで無力化した後【マホトラ】をかけてMP供給源として利用する手もある。
ただし判断力はあまり高くなく、マホトーンされても呪文を撃つことがあるため、もしも吸い取るならお早めに。
 
【ニフラム】が効きやすいが、命中率が同じマホトーンで完全無力化できる上に使い手も被るので、MPタンクとしての利用価値を考えても得策とはいえない。しかも危険なだけあって報酬も多く1000強の経験値を持つため、稼ぎの面について考えてもニフラムで消すより倒すほうがいい。またドロップアイテムも魅力的。
 
出現地域や行動パターンなど、その立ち位置は間違いなく前作の憎いアイツを彷彿とさせ、トラウマを呼び起こしてしまうプレイヤーもいるかもしれない。
(ただし色的には青い(FC版の)シャドーの方が近い。そちらは氷属性要素を引き継いでいる)
しかし、鈍足な上に封じる手段もあるためまだマシだろう。やはり死人が出ることは多いが対処法はあり、MP供給源としても稼ぎの面についても格好のカモであり、対策が取りやすい点では危険なようで実はネクロゴンドの洞窟においては割とうまい相手とも言える。
とは言え本作のザラキの被弾率の高さは前作より上という点が問題。基本命中率は1/8で前作と同じだが、【うんのよさ】の仕様の関係で、実際の命中率はもっと上がるのだ。
しかも4人パーティということで、誰かが死ぬ確率は5割ほどにも及ぶ。
最大MPは20なのでザキもザラキも1匹に付き2回までしか撃てないため、【アストロン】で無駄撃ちさせるという手もある。
 
落とすアイテムはFC版では【いのちのいし】、リメイク版では【すごろくけん】

リメイク版

リメイクされるごとに体色が微妙に変わっている。
SFC版、GBC版では少し色が暗くなり、若干の青が混じって青緑色になった。
その後もSFC版のモンスターグラフィックが流用されたバージョンでは青緑色。
PS4版では縁取りが暗い緑色になったが、中央部分は真っ白になっており、内部から発光しているように見える。
 
SFC版のみザラキの命中率はかなり引き下げられたので多少安心に(それでも当たるときは当たるが)。
なお、攻撃要員がグループ内のマホトーンがかかっていない個体を優先してくれない仕様は相変わらず。
ただし、【複数攻撃武器】が豊富に揃っている時期なので、耐久力の低いコイツはまとめて倒しやすい。
FC版に比べればダンジョン探索時のMPにも余裕が生まれやすいので、MPタンクとして利用する機会も減っている。
とりあえず呪文を封じたら後回しにしておけば、【ほのおのブーメラン】の巻き添えで勝手に蹴散らされていく存在に。
 
【格闘場】では、【じごくのきし】とホロゴースト2体というカードがある。
攻撃力が低いので、2体がかりで地獄の騎士をタコ殴りにしても勝ち目はなく、勝つにはザキ、ザラキを決めるしかない。
地獄の騎士は見かけによらずザキ系は当たりはするが確率は約2分の1、ホロゴーストがザキを唱えた際、地獄の騎士にザキを仕掛ける確率は2分の1。
つまりホロゴーストがザキを唱えた際、地獄の騎士を倒せる確率は約25パーセント。
無駄行動の通常攻撃も混ざることを考えると、ホロゴーストの攻撃ターンが来た時、地獄の騎士を仕留められる可能性はもっと低いという事になる。
即死技を持っているのは向こうも同じで、焼け付く息は全体攻撃かつ必中、つまりこれを使われた時点でホロゴースト2匹ともマヒして敗北が確定する。
しかも地獄の騎士は2回行動持ち。
地獄の騎士が焼け付く息を使う確率は約25%でそれが2回なので毎ターン約50%での話である。
 
この時点でわかると思うが明らかに分が悪すぎる。
運が悪ければホロゴーストの攻撃ターンは1回も回ってこない。運が良くても4~6回と言ったところ。
当たれば1発で死ぬので全く勝てないわけではないが、仮に運良く地獄の騎士を仕留めても、ホロゴーストAとBのどちらが勝つかはわからない。
にも拘らず、なぜか地獄の騎士の方が倍率が高いのでこのカードだったら迷わず地獄の騎士に賭けた方がいい。ぶっちゃけただのサービスカードでしかない。

小説版

ネクロゴンドの火山に向かうパーティに襲いかかった。

DQ6

シャドーの唯一の色違いとして忘れた頃に登場。
本作以降、しばらくは【まおうのかげ】の体色を奪って赤色系になった。元々キャラが被っていたので統一された感じだろうか。
【天馬の塔】にて【ランプのまおう】【デビルパピヨン】とともにボスの1匹として登場。
厄介な補助技で高い攻撃力を誇るランプのまおうをサポートする。
その後は【ムーアの城】内部や周辺にも雑魚敵として出現。
 
呪文は使わなくなったが、【しのおどり】で相変わらず即死を狙ってくる。
しかも、馬車のドアを閉めたり【あやしいきり】を吹き出したりでこちらの立て直しを邪魔する。
この悪夢のようなコンボを使うので、レベル99のパーティですら先制されれば立て直し不能に陥りかねない。
 
メラ系、炎、吹雪ブレス以外の呪文耐性も高く、倒しても報酬が低いなどの嫌らしさまで持ち合わせる。
さらに【メタルキング】【ランドアーマー】の出る場所で大量発生など、DQ3の時とは似て非なる嫌らしさ。
面倒でも、先に【おどりふうじ】を仕掛けておかないと後悔することになる。
しかし、ランドアーマーとのコンビだと妨害されたあげくにしのおどりで葬り去られることがあるのでより注意が必要。

倒すと稀に【みずのはごろも】を落とす。
DS版の攻略本では『虐殺された者の怨霊。全てを道連れにするために死の踊りを踊る』と書かれている。

DQ8

隠しダンジョンの【竜神の道】に出現(1F~B2)。
 
【しのおどり】に加えて【凍える吹雪】を吐くようになり、【シャドー】の正当な上位種としての進化を遂げた。
この時期にしては低い攻撃力(169)での打撃が多いが、判断力が高いのでこちら4人の守備力がコイツの攻撃力の2倍を上回ると凍える吹雪や死の踊りを優先して使うように。
死の踊りの貫通力がDQ6と比べて上がっている(低貫通→中貫通)のも嫌なポイント。
【エレメント系】【ダメージ軽減能力】・呪文耐性・低報酬など嫌らしい要素は相変わらず健在だが、HP自体は156と低め。お供に強いヤツがいなければ脅かしてさっさと追い払おう。
 
落とすアイテムは通常枠で【レンネットのこな】(1/32)、レア枠で【聖者の灰】(1/64)。

DQ10オフライン

Ver.2より真の【デフェル荒野】【悠久の回廊】に生息している。
【暗黒のきり】【かがやくいき】を使う強敵で、全ての属性攻撃に対して若干の耐性がある。
通常ドロップは【まりょくの土】、レアドロップは【レッドアイ】

DQ10オンライン

生息エリアを増やしている。
詳しくはこちらを参照。

DQ11

モンパレ以来、久しぶりにDQ3準拠の緑色系のカラーリングとなった。
異変後の【バンデルフォン地方】に登場。
初期作品へのオマージュなのか、吹雪を吐かなくなり再びザキ系使いとしての特徴が際立っている。逆に本作の【まおうのかげ】はザキ系を使わない。
【ザラキ】【あんこくのきり】を使ってくるが、素早さは周辺の他の敵と同じ位であり、やたら俊足が多い今作のザキ系使いの中ではマシな部類。
また、光以外の全属性に耐性を持っている。
ドロップアイテムは、通常枠が【おかしな薬】でレア枠が【聖者の灰】
聖者の灰を乱獲したい場合は、こいつから狩るのが最も効率がいい。
特に表クリア前はこいつのドロップか【天空魔城】のキラキラしか複数入手手段がないため、【ソーサリーリング】等の増産のために狩られる運命にある。

強ver

【ネルセンの迷宮】に出現。PS4版等では【試練の里への道】の中央部に夜のみ生息。3DS版等では【賢者の試練】・不惑の森の洞窟内に居る。
能力値はまおうのかげやシャドー・邪より劣るが、ザラキが【ザラキーマ】になっている。

ジョーカー3プロ

【ゾンビ系】のCランクで、ライドタイプは空中・浮遊。
位階配合で生み出せる他、野生の個体が【神獣界】の竜巻の洞くつに生息している。
 
特性は【即死ブレイク】(固定)、【ときどき黒い霧】
プラス値が25で【氷結ブレイク】、50で【亡者の執念】、100で【やみのはどう】を習得する。
メガボディで【AI1~2回行動】、ギガボディで【ブレスのコツ】、超ギガボディで【マホキテボディ】を習得する。
合体特技は【フォースドハック】、合体特性は【たたり神】
所持スキルは【ナイトメア】
 
合体特性は使い物にならないが、高い素早さから繰り出されるフォースドハック+即死ブレイクの組み合わせが鬼で対戦ではメジャーなモンスターの一体。

少年ヤンガス

シャドー系が出ていたトルネコシリーズではまおうのかげ共々出番が無かったが、久々に登場。

緑色になっているが、やや青寄りだったDQ3のものより濃い緑。
敵としては【魔導の宝物庫】の100F以降のゾンビ系フロアに登場する。
あやしいかげに比べて全能力値がやや上乗せされているのに加えて【メラミ】で攻撃してくる。
しかしメラミを使えば居場所がバレバレである。もっとも、【しゅんそく】持ちでその直後か直前に移動してしまうのだが。
 
成長限界はレベル30。
デフォルトネームは♂が「ロゴスホ」、♀が「ホロロー」。
配合で作る場合はあやしいかげ×【闇の司祭】
こいつをさらに闇の司祭と配合すると更なる上位種の【まおうのかげ】になる。この時点でも十分強いが早めに進化させてしまいたい。
 
なお、こいつに限ったことではないが少年ヤンガスでは透明能力があっても攻撃されることがある。
モンスター達は敵がいることになんとなく気が付いているようだ。
そのため、【キースドラゴン】【ダースドラゴン】の炎で狙われたり、【メタルドラゴン】のレーザーを撃たれることがある。
通常攻撃はされないが、こう言ったことがあるので透明能力を過信するのは危険である。

ヒーローズ2

系統最上種で【闇の浮遊城】やクリア後の【闇の砂漠】に出没。影のように移動する行動は健在。
やはり過去作に習ってザキを使ってくるが使う頻度は低め。やや物理に強いので呪文で片づけた方がいい場合も。
体が赤だけに【マデュライト】を落とす。マデュライトを落とすのはこいつ以外は【タイプG】【キラークリムゾン】という悪夢の殺戮兵器なのでマデュライト稼ぎは安全なこいつを乱獲して集めたい。
なお、闇の砂漠だと一度に2~4体ほどしか現れないため、討伐数(最高300体)を稼ぎにくい。
【激闘の港町】【激闘の砂漠】ではかなりの数が出てくるので、そこで稼ぐと良いだろう。
 
【モンスターコイン】はやはり取りついての援護タイプ。
ザキは使わないが下位種より攻撃演出が派手になっている。

スキャンバトラーズ

6弾で登場。星4のギガレア。
ステータスはHP:1627、ちから:1253、すばやさ:256、かしこさ:759。みのまもり:1095。
技は赤:ゴーストアタック→ゴーストスパイク(20)、青:こごえるふぶき→かがやくいき(50)。
ステータス値も特技もバランスが良いがちからの数値の割に火力は他のギガレアモンスターと比べるとやや控えめ。
属性耐性は優秀なのでどちらかといえば耐久寄りのモンスターと言える。

ライバルズ

第1弾「スタンダードパック」収録の共通のノーマルカード。

6/5/7
ステルス

ウォーク

メインストーリー8章9話から9章8話までフィールドに出現する。ただし夜の時間にしか現れない。
シャドーほどではないが全属性に耐性があり、凍える吹雪やザキ、暗黒のきりを使ってくる。
 
こころの色は紫でコストは99。

タクト

物質系のBランク。ドラクエ3コラボイベントでスカウト可能なモンスター。
アイデンティティともいえる即死は現状このゲームでは存在しない為、スキャバトに続くザキ系とくぎを使わないホロゴーストである。
覚える特技は【つめたいいき】【やみのブレス】【こおりのいき】と見事にブレス一色。
シャドーもそうだが、本作のこの系統はブレス系とくぎばかり覚える。
ブレス自体の火力が高くない上に中級ブレスどまりな為、ヒャドとドルマ二属性が使えるとはいえアタッカーとしては厳しい。
【ガメゴン】などに比べると、イベント中に集める優先度は低め。