【あなたは　しにました】

DQ1

勇者がやられると表示されるメッセージ。
DQ1は一人旅であり、勇者＝プレイヤーの分身という趣が特に強いため、こんな表現になっていると思われる。
また、「あなた」の部分を「○○○○」に変えるだけでも容量を食うのでファミコンにドラクエを押し込んだ開発者の苦労の痕跡といってもいいだろう。
FC版では画面がまるで血しぶきのように激しく赤くフラッシュし、ショッキングな曲と共に表示されるので、プレイヤーにかなりのトラウマを与えてくれる。
【毒の沼地】や【バリアー】で死んだ場合は、メッセージ表示だけで楽曲は流れないため、多少は精神に食らうダメージが小さくて済む。
　
無味乾燥な死亡メッセージを叩きつけられた後、気を取り直して復活してみれば、今度は王様から【おお ○○○○！ しんでしまうとは なにごとだ！】と言われてしまい、世界を救おうと戦う若者は踏んだり蹴ったりな目に遭うのだった。
　
なお、DQ2以降は【○○○○は　しんでしまった！】というメッセージになっている。

ダイの大冒険

24巻の「最後の希望の巻」にて、力尽きた【ダイ】を迎えに来る聖母竜が「いいえ　あなたは　死にました」と話すシーンがある。
これもまた原作ドラクエシリーズへのリスペクトだろうか。
ただし、この時実際に感知した【竜の騎士】の死は、ダイではなく【バラン】の方である。