【せいじゃくのたま】

Last-modified: 2023-08-21 (月) 09:11:39

DQ4

第4章に登場する道具。静寂の玉。
戦闘中に使うことで、【マホトーン】と同じ効果を発揮する。
【コーミズ西の洞窟】の宝箱の中に入っている。
この道具は【ベホマ】を使う【バルザック】戦で事実上必須のキーアイテムとなっている。同時にこれによって【ギラ】が封じられ全体攻撃が必然的に被ダメージ約半分の【ひのたま】にランクダウンする。
対バルザックのみならず、呪文攻撃が強力な【メラゴースト】【ひとつめピエロ】相手にも重宝する。
バルザックに使用した際は特殊なエフェクトが生じ、4章までの中でも特に盛り上がるシーンとなる。
 
5章に引き継ぐ事はできず、5章では【ピサロナイト】が必ず落とす。
この為か、ゲームブック版では姉妹が気絶している間にピサロナイトに奪われた事になっている。
これをできるだけ早く入手して勇者に持たせておけば、任意にマホトーンを使用できるので、役立つ場面はそこそこ多い。
特に、スクルトが厄介な【とうぞくバコタ】を黙らせることができるので、かなり楽になる。
が、終盤になると、ザコ戦ではとっとと攻撃してさっさと倒した方が早くて安全だし、マホトーンが効くボスも少なくなる(あるいは効いてもブレス攻撃が強烈で呪文を封じてもあまり意味が無い場合が多い)ので、不要になる。
 
なお、最後に倒した敵しか道具を落とさないので、ピサロナイトが呼んだ【アイスコンドル】を後回しにすると手に入らない点に注意。
しかしPS版のみ、ピサロナイトを最後に倒さなくとも必ずせいじゃくのたまが手に入る。
またトルネコが盗んだとしても終了後には必ずまた新たに手に入り、どんな状況でも戦闘終了後は必ず手に入る仕様になっている。
 
4章をコーミズ西の洞窟のものに手をつけずにクリアした場合は5章で回収する事ができ、ピサロナイトのものと合わせて2つ入手可能だが、これなしでバルザックを倒すのは結構大変。
マーニャが【ベギラマ】を覚えるくらいまで育てれば勝機はあるが、そこまでレベルを上げることそのものにそれなりの労力が必要になる。
【8逃げ技】による3人がかりの会心を叩き込むという手もあるが、こちらもこちらでミネアが【ベホイミ】を習得していないと厳しい。
会心の一撃が無くとも【ルカニ】さえ決まれば適正レベル程度で倒せないこともない。この場合は最低でもバルザックのギラ3、4回を回復無しで耐える程度のHP(レベル10程度)は欲しいところで、運良くベホマを使い始めるぎりぎりのところから回復をサボった隙に一気に3人の打撃でHPを削りきる必要がある。これも結局は運次第なのでリセットマラソンは覚悟すべきで、4章でのレベルの上げにくさを考えればどっちもどっちだろう。
リメイク版ではバルザックのHPが引きあがった関係でベギラマでは押しきれず、最低【メラミ】くらいはないと話にならない等、難度が上がった。
一応この方法なら、5章で船入手直後という早期に入手可能だが、そこまで苦労してこの時期に入手しても、労力に見合う活躍の場があるとは言いがたい。
そもそも船入手直後にコーミズ西の洞窟に挑むということ自体かなり厳しい。
2個あったとしても、AIの仕様上、味方が効果的に使ってくれることもあまり無い。
自由に使えるのはマニュアルで操作可能な主人公だけなので、結局のところ1個あれば十分である。
一応

  • とうぞくバコタの呪文を封じるのにほしい。
  • ピサロナイトを先に倒したいが、彼の討伐に役立つ【みなごろしのけん】【さいごのかぎ】がないと手に入らない。
  • 最後のカギはバコタを倒さないと手に入らない。(最初に戻る)

というような三竦みのジレンマを解決する一助にはなるが、ぶっちゃけバコタにしろピサロナイトにしろ該当アイテムが無いと絶対勝てないというような手合ではないので、これがなくとも状況の打破は可能。
ピサロナイト以前に戦うことが決まっていて、強力な呪文攻撃で押してくる【バルザック+】に効いてくれれば、まだやる価値はあったかもしれないが。
 
ちなみに最後の鍵入手後だと【まふうじのつえ】も入手可能になるため、このアイテムの存在意義はますます薄れることになる。
一応そちらは武器としても特殊効果があるため、その効果を誰かが利用しつつ勇者にマホトーンを使わせたいという場合は静寂の玉にも出番はやってくるが……。
 
なおこの手法で5章に持ち込むとして、FC版では先述のアイスコンドルを先に倒しておく事に加え、コーミズ西の洞窟のものを先に取る場合、預かり所に預けておく事を忘れないようにしよう。
【はぐれメタルヘルム】同様に買い取ってくれないアイテムであるため、導かれし者たちの誰かが持っていた場合はドロップ率に関わらず絶対に落とさないからである。
もちろんピサロナイトのものを先に回収する場合は問題ない。
ちなみに、FC版は言わずもがな「めいれいさせろ」のあるリメイク版でも、使うのは1個で十分なので完全にアイテムコレクターのやり込み用である。
 
他にも5章で2つ以上のせいじゃくのたまを持つ方法として、【トルネコの盗み】に頼るという手がある。
DS版では一回の戦闘でいくらでも量産できるが、FC版とPS版は一個盗むたびに全滅しなければ量産できないので注意。
特に全滅回数が記録されるPS版では、その回数を増やしたくない・全滅回数ゼロの【称号】を狙いたいという場合には最大で3個(コーミズの洞窟+ピサロナイトから盗む+ピサロナイトが落とす)までしか入手できない。
 
リメイク版ならアリーナに持たせて先制で【だいまどう】を黙らせるというピンポイントで有効な使い道はある。
ちなみに【モンスター物語】では【ピサロ】がだいまどうを黙らせるのにこれを使っている。

DQ7(リメイク版)

配信石版【死の宮殿】のクリア報酬でのみ入手可能。
現在は死の宮殿が配信されているので限定ではなくなっている。
初回クリア報酬なので、一品物。
 
効果はDQ4と同じで、使うとマホトーンの効果がある。
しかし本作ではそもそも【僧侶】★4で誰でもマホトーンを簡単に覚えられる。
死の宮殿の攻略難度を考えると、挑めるようになってすぐのタイミングでクリアするのは至難。
また、そこまで頑張って早期入手するほどの効果でもない。
無理なく入手できるころには大抵パーティの誰かがとっくにマホトーンを習得していることだろう。
一応道具効果なので【マホカンタ】をスルーできると言う利点はあるが、そこまでしてマホトーンしたいなら【まふうじの歌】と言う選択肢がある。

DQ11(3DS版)・DQ11S

冒険の書の世界の【ロザリーの部屋】で対戦するピサロナイトが使用してくる。