【ギラグレイド】

Last-modified: 2024-04-14 (日) 04:55:28

【ギラ系】呪文

【ギラ】【ベギラマ】【ベギラゴン】―【ギラグレイド】

【ギラマータ】

概要

ベギラゴンの上を行くギラ系最強呪文。
DQ9において、ギラ系が省られたことで一歩出遅れての登場となった。
DQ10オンライン、ヒーローズ2では使用者の正面に火柱を上げ、大ダメージを与えるが、発動までに時間がかかるので回避可能。
ベギラマ→ベギラゴンと来て、なぜか「ベギラ〇〇〇」ではない。
メラ系、イオ系、バギ系はいずれも初級呪文が二文字で、最上級呪文はそれに四文字足したものなので、ギラ系もそれに倣ったのかも知れない。
また紛らわしいことに「…グレイ」であって「…グレイ(偉大)」ではない。
なお、似た命名パターンで見るとガイアーはギリシャ神話の大地の神の名、グランデはイタリア語で「大きい」、ムーチョはスペイン語の「たくさんの」という意味があるが、グレイド(grade)は「等級」のことなので、上位とか上級の意味はない。濁音の語感の方を重視されたのだろうか。
ちなみに開発中のDQ9の画面写真ではギラブラストだった。「blast=爆発、突風」の意味でイメージがイオやバギと被るのが良くないとなったのかもしれない。

DQ10オフライン

【主人公】【踊り子】Lv79で習得する【必殺技】(必殺呪文)。Ver.2限定。
消費テンションは75。
全員【こうげき魔力】依存の【炎属性】ダメージ。ダメージ量は(500~1230)±20。

DQ10オンライン

ナンバリング初登場。消費MPは24。
Ver3.0よりこちらが使えるより先にボスが使用していた。
ギラ系を覚える【踊り子】、デスマスターが各々の固有スキルにポイントを振ることで使用できる。
ダメージは430~470。こうげき魔力400から威力が上がり始める。
PCの発動時には、なんとダイの大冒険のベギラゴン使用時と同じ動作をとる。
ダイの大冒険ファンへのニクい演出である。詳しくはこちらを参照。

DQ11

【ベロニカ】、目覚めし【セーニャ】がLv64で習得。
消費MPは48、攻撃範囲は敵1グループ、炎属性、ダメージは324±16(308~340)。
攻撃魔力362から威力が上がり始め、攻撃魔力900になるとダメージは648±16(632~664)になる。
 
【ギラ】を除いて素の威力最下位街道を突っ走ってきたギラ系(ちなみにギラも素の威力は下から2番目)ではあるが、最上級であるこの呪文も例外ではなく、素の威力は最下位である。
ちなみに、ギラ系は最終的な威力もギラ含め全て最下位街道を突っ走ってきたわけだが、最上級帯においては、成長度合いが極めて悪い【ドルマドン】および【バギムーチョ】を抜いている。それでも、【イオグランデ】等の威力上位の呪文とはかなりの威力の差が開いている。
 
最大のポイントは【メラガイアー】やイオグランデと異なり、レベルアップで習得できる点である。このおかげで最上級の呪文のなかではこれと【ジバルンバ】のみ、その気になれば世界に異変が起きる前から使用できる。
尤も、適正レベルを遥かに超えたレベルでの習得なので 、異変前の習得は趣味の領域か(ついで主人公のレベルが上がりすぎて異変後のロウ戦で詰む可能性があるのでお勧めはできない)。
世界に異変が起きた後では、目覚めしセーニャも習得でき、彼女にとっては最強の攻撃呪文となる。
相変わらず攻撃範囲がグループなのは痛いが、同作でのグループ攻撃技としては【ギガデイン】に次ぐ威力。
ベロニカには【魔力かくせい】があるため、最大威力で併用することでグループに1000近いダメージも可能。
雷・光に大耐性を持つ上にHPが高く集団で強力な特技を連発する激ヤバモンスターの【いなずまビリー】のグループを容易く殲滅可能なのはありがたい。
初代から登場する【ギラ系】が、これも古くから勇者の攻撃呪文として語り継がれてきた【デイン系】と共に活躍するようになったというのは、中々熱いものがある。
 
しかし、これまでのドラクエにおける「ギラ系は攻撃範囲も威力もイオ系に劣る」という点は覆らなかった。
しかも今作(無印版)では同種の敵が複数グループに分かれて出現するケースが過去作よりも多くなっており、グループ対象の呪文・特技の使い勝手自体が悪くなっている。
最上級呪文としては威力・攻撃範囲共に平均やや下といったところだろうか。
 
基本はイオグランデに任せて、光に強い敵ばかりのときや炎弱点1グループだけのときはギラグレイドで対応すれば、効率良い呪文戦になるだろう。敵の弱点や耐性をプレイヤーが学習する必要はあるが…。
AIの場合、敵を判断して的確に使ってくれることもある。
 
むしろ今作ではDQ6のベギラマのように、敵が使ってくる強力技という印象が強い。
代表例としては、【ヘルコンドル・邪】【魔竜ネドラ・邪】といった過ぎ去りし時を求めた後のボス連中が使ってくる。
前者は開幕でいきなり使ってくるため印象に残りやすく、後者は今作でも屈指の全滅ポイントとしてプレイヤーのトラウマになること間違いなし。

ボス以外では【じごくのつかい・強】と、最強クラスの雑魚敵である【サラマンダー】が使ってくる。サラマンダーに関しては2回行動で、全体攻撃の【グランドプレス】【しゃくねつ】も繰り出してくるものの、それ以上にギラグレイドが強烈。【連武討魔行】最終試練でも、ギラグレイドを撃たれるか否かが勝負のカギになることもある。
また【メタルキング・強】も使ってくるため【スペクタクルショー】使用後に【はぐれメタル・強】【ベギラゴン】とのコンボで逆に狩られないよう注意しよう。
その他にも【冒険の書の世界】限定モンスターの【デビルロード】も使用する。
 
なお、ベロニカが唱える際には専用モーションがある。両腕を円を描くように回して左腕を振り下ろし、地面に手を付けると数条の太い炎の帯が敵の中心に結集し、大爆発する。見た目の派手さも伴ってとても格好良い。

ジョーカー2~

ジョーカー2以降のモンスターズシリーズに登場する。消費MPは36。
ジョーカーとDQ9でリストラの憂き目にあったギラ系にもついに最強呪文が!
敵全体を火炎の渦に巻き込み、199~220のダメージを与えるが、賢さが500よりも高いと威力が上昇し、最終的に332~367まで増える。
威力、消費MP共に【マヒャデドス】と変わらないので、【グランスペルSP】などで同時に覚えた場合は属性に応じて使い分ける事になる。

ヒーローズ2

【双子の王】の片割れが杖を持ちながら移動し、その通った道に極大の火柱を発生させる。
まともに食らえば200ダメージを越し、この時点では最大HPが300も行かないことを考えれば大ダメージである。これを食らったあとに魔蝕を食らえばほぼ死亡確定。

バトルスキャナー

第一章から【スペシャルチケット】として登場。消費SPは3。
ボタン連打でメラミ→ベギラマ→ベギラゴン→ギラグレイドの順で変化していく。
闇の王の地図で獲得でき、【りゅうおう】人間形態が敵全体を炎&光属性で攻撃する。
タクティカルチケットアルバムにはホロ仕様のこのチケットが封入されている。

DQMSL

【病魔パンデルム】【大魔王ミルドラース】新生転生)、【大魔王マデサゴーラ】(新生転生)が習得する。

ウォーク

新たな特級職「大魔道士」の実装に伴って2022年10月11日登場した武器「じごくの魔鏡」のレベル30以上で使用可能。
最上位呪文では【ドルマドン】に続く2番目の実装となった。消費MPは58。
無数の火炎の蛇を生み出し、それらを敵に向けて放つことで攻撃する。
攻撃魔力が最大1800まで威力増加と上限が更に増加し、最大火力では「閃熱ベギラゴン」の2倍ほどにもなる。
これは【森羅万象斬】はおろか、単体攻撃呪文のグランドインフェルノすら凌駕する凄まじいもの。