【フォーリッシュ】

Last-modified: 2022-04-23 (土) 17:36:32

DQ7

【フォロッド地方】にある【フォロッド城】の城下町。
英語版での地名はPS版ではFalrish、3DS版ではFrobisher。

過去

【からくり兵】軍団の襲来から町を守るため、要塞のような作りとなっている。
町の北西にある大きな建物は2階の教会にしか入口がなく、この建物でフォロッドの兵士長【トラッド】と出会う。
なお、わかりにくい場所に【ふしぎな石版赤】(グリンフレーク地方用)が存在する。
町の南西辺り、通常視点では見えない位置に宝物庫の入口があり、石版があるのはその中。視点変更を使って探そう。
 
ドラクエ7でも初となる「現在進行形で魔物の侵略と殺戮を受けている町」で、陥落寸前の街の中には兵士と町民が何とか撃破したからくり兵の残骸があちらこちらにあり、負傷した兵士、泣き崩れる人々、父の仇のからくり兵の残骸を泣きながら蹴り続ける少年など、目も覆わんばかりの惨状が広がっている。
さらにストーリーが進むとからくり兵団の攻撃が再開され、フォーリッシュは再度激しい戦火に晒され、ついに陥落する。
陥落の知らせを聞いた後に再度訪れると町は砂埃に覆われ、からくり兵を蹴っていた少年や教会のシスターなど見覚えのある人々の姿が消え失せ、代わりに真新しい棺桶がところどころに置かれ、前者は兄の仇であるからくり兵の残骸を蹴る少女に置き換えられ、後者は教会の神父がシスターの死を嘆いている。兵士の詰所では共に兵士長の座を競い合うライバルが息絶えてしまい、錯乱気味に必死に呼びかける兵士。僅かに残った生存者も武器屋の主人も怪我を負うなどさらに悲惨な光景となっている。
歴代DQの中でもこれほどまでに「多くの人が殺される」様子を見せるイベントは珍しく、DQ7の数多いトラウマイベントの1つに数えられる町である。
 
からくり兵の親玉を倒した後は平和が戻るが、生き残った人達と話していると突如イベントが発生する。
フォロッド城に報告する前にフォーリッシュをうろつく主人公を見かねた【ゼボット】が呼びに来るのだが、一緒についてきた【エリー】を見た人々の反応が何とも言えないことになる。

現代

町の構造は変わっていない。
過去で石版があった宝物庫では【あくまのツボ】が初登場する。棺桶にされないように。
 
現代では【アルマン】らがからくり兵襲来の歴史を秘匿していることもあって、人々は昔のことを知らずに穏やかに暮らしており(そのため町の要塞のような構造は不思議に思われている)、フォロッド城同様全自動掃除機があっちこっちを走り回っている。
町の南東にある建物がアルマンの実家で、エリー関連のシナリオでは彼の孫娘から場所を聞いて【からくりパーツ】を入手する。
その後エリーのイベント終了後には彼女から、次のグリンフレーク地方用のふしぎな石版赤が貰える。
 
【異変後】はフォロッド城共々唐突に神隠しを食らう。
事前に「神隠しにあった」という情報は聞けるものの、BGMは全く変わらず、魔物に襲われた形跡もない。
その静けさが逆に一層恐ろしさを演出していたが、エンディングで全員無事に帰ってきたことが言及された。
ちなみに、誰もいなくなった状態でも移民だけは出現する。
 
ルーラ地点にはフォロッド城の方が選ばれており、こちらはルーラに登録されない。すぐ近くとはいえ現代のフォロッド編は行き来が多いので、特に移動に時間のかかるリメイク版では面倒。