【雪と氷の世界】

Last-modified: 2024-04-06 (土) 00:06:30

概要

DQM2、イルルカに登場する異世界。【こおりのかぎ】を使うと行くことができる。GB版の名称は「氷の世界」。
その名の通り雪と氷に包まれている。初めて来た段階では湖が凍っており、水上の移動が制限される。
【マルタのへそ】の代わりを探しにやってくる第三の異世界。
巨大な湖を囲う3つの王国があり、いずれも何かしらの問題を抱えている。
これらは元々一つの国だったが、3人の【王子】がそれぞれ領地を継承したことで3つに分かれたらしい。
フィールド曲は何故か【天空の世界(曲名)】だが、なかなか荘厳である。ちなみにGB版のみ、クリア後は【勇気を持って】に変わる。
物語の進行の順番がGB版、PS版、3DS版(イルルカ)で全く違うというDQ上でも稀有な場所である。

ノースデン

不思議な扉のほこらを出て道なりに進むと見えてくる城(国)。
国境の鉱山で金が見つかったことで、採掘権を巡って西の国と戦争をしようとしている。
最初は城に入れてもらえず、精霊の泉に行き精霊のしるしをもらうことで中に入れるようになる。
王様は最初、【ルカ】【イル】をウェスターニャのスパイと疑うが、実はこの王様は偽物。【サマンオサ】【ボストロール】を彷彿とさせる。
国境の鉱山クリア後に正体を暴くと【シルバーデビル】との戦闘になる。HPが低いので強くはない。
本来の王様は穏やかで優しい人。(ただし、城の学者曰く「偽物のほうが働き者だった」とのこと)

【精霊の泉】

氷の世界の精霊が住む泉。マルタのへそ候補である【おおぞらのたて】が祀られている。
争いによって両国の人々に心に暗い影が落ちたために精霊の力が失われており、初訪問時はここで精霊のしるしをもらう。
三国の抱える問題(PS版のみ二国)を解決して再び戻ると【ダークマスター】がいて、彼の魔物と戦闘になる。
勝つと精霊からおおぞらのたてが貰える。
 
イルルカではウェスターニャを戦乱に持ち込もうとした占い師が正体を現すが、
直後に精霊の氷の呪文あの断末魔と共に倒される。
ダークマスターの登場も戦闘も無く、そのままおおぞらのたてが貰える。
何しに来たんだろあいつ。

国境の鉱山

ノースデンとウェスターニャの国境に位置する鉱山で、金を巡って両軍が争っている。
最奥で【ばくだんいわ】と戦闘になる。【メガンテ】は使わないが【がんせきおとし】がキツイ。
戦闘後にばくだんいわは自爆し、実は金がごくわずかしかなかったことが判明。
両軍は争いから身を引き、王に知らせるべく国に帰るのであった。
和平締結後は、両軍の兵士が協力して金の採掘に当たっている。
金がわずかしかないはずなのだが、イルルカではそこらで穴掘りしている【キラースコップ】をおどかすと【ゴールドストーン】を落としたり、【ゴールドマン】が出現したりと意外に脈あり鉱山なのではとも言われている。
 
イルルカではばくだんいわの数が4体に増えている。
使うのはがんせきおとしではなく【じひびき】【ジバリカ】だが、結構な威力があるのでより厄介。
加えて【最後のあがき】で死に際に大ダメージを与えてくるので、最後まで油断しないように。

ノフォー

ノースデンで本物の王様を助けると行くことができる町。港町だが、海が凍ってしまい【船】が出せないとのこと。
イルルカ以外では魔物の【性格】を変える本が買えるが非常に高額。【道具屋】でも貴重なアイテムを購入できる。
 
植物学者はここに住んでおり冬眠草やさえずり草の話を聞くことができる。
イルルカでは先回りしてさえずり草を入手しても、彼から話を聞いておかないとヘレンに使うことができない。つまりストーリー上この町を訪れる必要がある。

ウェスターニャ

国境の鉱山を隔てて西に位置する王国。
心を失ってしまった【ユナ姫】を笑わせるため、王様がお触れを出している。
実は姫は魔物に魂を抜かれており、南にあるまよいの森で彷徨っている【ひめのたましい】を見つけに行くことになる。
姫の魂入手後に姫の部屋に行くと、【フィアーパペット】との戦闘になる。
イルルカでは、進行上このフィアーパペットとの戦闘が事実上最後のボス戦になる他、
お供に【木馬のきし】【かぼちゃの騎士】も出てくる。
 
余談だがお触れの内容はストーリーの進行状況で変わり、3種類存在する。

ウィストン

ウェスターニャ領内にある港町。かつてユナ姫の家庭教師をしていた老人が住んでいる。

【まよいの森】

ウェスターニャの南にある森。魂を抜かれる前のユナ姫が、城を抜け出して遊びに来ていた。
魔物に奪われた姫の魂が彷徨っており、ひめのたましいを入手する為に訪れることになる。
イルルカでは【マンモデウスの中】を経由しないと入れない。
昼間でも暗く、【じんめんじゅ】そっくりな木があちこちにあるため不気味さが際立っている。
じんめんじゅも紛れ込んでおり倒し続けると【転生モンスター】【ちょうろうじゅ】が低確率で現れる。

イーストリア

世界の東に位置する王国。機種によって起こるイベントが異なる。
GB版……国を治める【ヘレン女王】が毎晩悪夢に悩まされており、彼女を救う為に冬眠草を探しに行く。
冬眠草を飲ませようとすると、悪夢の元凶である【アンクルホーン】が出てきて戦闘になる。
PS版……ストーリーに関わってくるのは雪と氷の世界クリア後。初訪問時は、女王を含めた国民ほぼ全員が声を失っている。唯一難を逃れた植物学者の助言に従い、北の山からさえずり草を取ってくると、イベントが進行する。このPS版のみ、行かなくてもクリア可能。
イルルカ……おおむねGB版に準拠するが、北の山に探しに行くアイテムはさえずり草。女王にさえずり草を与えると、「にっげええええええ!!」という凄い悲鳴を上げてアンクルホーンが登場。女王の体に入り込んで口を塞いでいたことを明かし、DQM2の精霊の泉で共に出現した【アークデーモン】2匹を伴ってボス戦に。

北の山

冬眠草(さえずり草)を求めて登ることになる山。イーストリアの北に位置する。PS版のみ行かなくてもクリア可能。
 
イルルカでは、この山の付近に【温泉】がある。
クリア後に雪の降る悪天候の時だけ行くことができる。
ある雑誌では「混浴のできるムフフな温泉」と紹介されているが、入っているのは…!

【マンモデウスの中】(イルルカ)

イルルカのみ登場。名前の通り【マンモデウス】の体内であり、
中にはマンモデウスが食したと思われる生物の死骸が転がっており、飲み込まれたモンスターなどが生息している。
飲み込まれたモンスターが胃液に触れ、煙と共にゾンビ化する過程を見ることができる。想像すると中々グロイが、光景自体は「胃液の上を走り(這い)回ってたら煙と共に変身!」という感じ。煙のエフェクト・効果音も【エビルポット】などが仲間を呼ぶ時や【マネマネ】が他のモンスターに化ける時と同じで、パッと見はコミカル。グロ系が苦手なら想像力のスイッチを切って歩こう。
中に入るにはイーストリアでの事件を解決し、ヘレン女王の歌でマンモデウスを寝かせなければならない。
ここを通らないとまよいの森には進めないので、中に入るのはクリアに必須。

雪山の氷穴(イルルカ)

イルルカのみ登場。クリア後で、かつ夜にマンモデウスの中を抜けると行ける。
【ルーラ】では行けない場所なので、ここに来るにはいちいちマンモデウスの中を抜けないといけない。
特にイベントはないが、【ダーククリスタル】などの貴重なモンスターがいる。
 
【型紙】などが入った赤宝箱もたくさん置いてあるが、ルーラをしてしまうと戻ってくるのが面倒なので、
1回の訪問で全ての用事を済ませてしまうといい。

【湖の塔/湖上の魔塔】

氷の世界クリア後に行くことができる、マップの中心にある【塔】
全機種に存在するが、機種ごとに登る理由が異なる。
GB版・PS版では「湖の塔」と呼ばれていたが、イルルカでは「湖上の魔塔」に改名された。
最上階の【ほしふりのオーブ】をはじめ貴重な宝が手に入るため、
早い段階で行くに越したことはないが、敵は機種問わずかなり強い。
PS版では最上階で【ひょうがまじん】と戦闘になり、勝つと必ず仲間になる。
【だいおうイカ】程ではないがこちらも強いので、戦力がある程度揃ってから来よう。
 
イルルカでは、英雄【ダルジャン】の建てた塔となっており、エンディング後のシナリオで訪れることになる。
魔法使いの塔という設定はGB版からあったが、それが初めて機能することとなった。
1階だけは氷の世界クリア後すぐに入ることができるが、
この時点では段違いにモンスターが強いので行かないほうが賢明。クリア直後の戦力だと、ほぼ一撃で殺される。
ただ、自作の鍵を除けばクリア前に一番経験値を稼げる場所なので、【先制攻撃】や状態異常、「行動速い」などを駆使してうまく狩りができれば、後の冒険は楽になる。
最上階では【デスソシスト】【デスフラッター】2体を引き連れ、ボスとして控える。