【氷の館】

Last-modified: 2024-03-20 (水) 20:24:49

概要

DQ5に登場した【ダンジョン】
ライバルズにもカードとして登場している。

DQ5

妖精の世界の北方の「冬の国」に建っているダンジョン。
フィールド上のシンボルは大きな岩山のような固有の【洞窟】になっており、内部は大きな洞窟内に文字通り氷でできた館がすっぽりと収まっている。
当然ながら【ルーラ】【キメラのつばさ】を使っての脱出はできない。
幼年時代の妖精編で、妖精の村から【はるかぜのフルート】を盗んだ【ザイル】を追ってやって来ることになるが、館の入口はカギがかかっており、開かなければ中には入れない。
【ドワーフの洞窟】【カギの技法】を手に入れることでようやく扉が開き、中に侵入することになる。
 
内部は非常に短く、【レヌール城】やドワーフの洞窟と比べるとダンジョンと呼ぶほどのものですらない。階段の繋がりもわかりやすく、道に迷うことはないだろう。
しかし、これが簡単に進めると思ったら大間違いで、内部の床は【氷の床】となっており、1歩進むと8歩分(4キャラクター分)勝手に滑っていく。
鍵を開けて中に入ってから前方に一歩踏み込んだだけで(そこから4キャラクター以内の距離にある)【落とし穴】に落ちることになる。
まずはこの落とし穴に落ちてからが始まりという独特の構造になっている。
ただ、SFC版では右上を押しっぱなしにすることで落ちることなく進めたりするバグがある(失敗することもある)。
 
出てくるモンスターのうち、【つめたいいき】を吐いてくる【カパーラナーガ】と、【ラリホー】【ホイミ】でそれをサポートする【ドラキーマ】の集団が脅威。
他にはヒャドなどの呪文を唱える【まほうつかい】や、気合ためと突進を繰り返す【アルミラージ】も登場するが、この2種にはそれほど苦戦しないだろう。
ボス戦を控えているのでMPを温存したいところだが、むやみにケチるとかえって回復用のMPが嵩むことになる。
全体的に炎属性に弱い敵が多いので、適宜ベラのギラを有効活用したいところ。
途中で引き返したくなっても、上述の通りキメラのつばさは使えず、歩いて帰ろうにもすんなり最短距離では帰れないので注意が必要。
 
ところどころに滑り止め代わりのブロックがあるので、動き始めたらどこまで滑るのかを計算して慎重にルートを決めていこう。
ちなみに滑っている途中で敵とエンカウントするとその場で止まる。
これによってショートカットできることもあれば、移動先の計算が狂ってやり直しになるパターンもあり、運の要素が絡む。
2階中央に辿り着くとザイルが立っており、彼に話しかけると戦闘になる。
倒すと、事件の黒幕である【ゆきのじょおう】が出現し、ザイルとの2連戦となる。
 
この雪の女王を倒してから再びザイルに話しかけると、「雪の女王は自分のことを騙していた」と知り、ドワーフの洞窟にいる祖父の元へ帰っていく。
彼の背後にある2つの宝箱のうちの1つを調べると、【はるかぜのフルート】が手に入り、これを【ポワン】の元へ持っていくことで世界に春が告げられ、同時に妖精の国におけるイベントは全て終了となる。
ちなみにもう1つの宝箱には【ブーメラン】が入っている。武器用途としてはほとんどのプレイヤーはすでに購入済みだろう。「今更かよ!もう持ってるわ!」などと内心ツッコんだプレイヤーもいるかもしれない。一応、売れば315G(リメイク版では210G)にはなる。
上記のブーメランと外観にある【かしこさのたね】は忘れずに回収しておこう。 
地下の3つの宝箱に関しては、床が滑るため回収するのに手間がかかるわりに、それぞれ空っぽ・5ゴールド・キメラのつばさとショボい。
大した物は入っていないし、無駄に敵とエンカウントする羽目にもなるので、面倒なら無視して問題ないだろう。
なお、レヌール城のときとは異なり、ボスを倒したあとも普通に敵が出るので、帰り道も油断なきよう。
 
春風のフルートを持った状態でポワンに話しかけると、妖精の世界のフィールドには2度と来られなくなり、この館とドワーフの洞窟には入れなくなるので注意。
一応、【青年時代後半に妖精の世界フィールドへ】の裏技を使えばもう一度来られるが、敵とは遭遇しないし、そこまでする価値はないだろう。

リメイク版

当然だが、滑る距離を短縮できるバグは修正された。SFC版でこれに頼っていた人は要注意。
また、モンスターの出現数が激増している。
それに加えて、【ベラ】コマンド入力作戦指示を受け付けなくなった。
さらに、DS版ではランダム行動の仕様変更で【ベビーパンサー】までポンコツ同然になった。
加えて敵のパラメータ(特に素早さ)が少し引き上げられたことで、主人公が先攻ブーメランで数を減らすことが難しくなり、ベラのギラが任意に使えないデメリットが思いのほか大きい。
SFC版ではさほど気にもならなかった【アルミラージ】【まほうつかい】ですら、組み合わせ次第では侮れない強敵と化しているので注意。
結果的にSFC版のときと比べて、かなり難易度が上がってしまった。
とはいえ、さすがに本作最難関ダンジョンというほどではなく、装備やレベルをしっかり整えて来れば一発クリアはできるだろう。
館内での連戦に備えて、【やくそう】を多めに買っておくといい。
 
なお、ドラキーマはここしか登場しないモンスターで、妖精の国でのイベントを終えたあとに通常遭遇するのは不可能になる。
PS2版ならば1体倒すだけでドロップアイテムまで登録されるが、DS版では11匹倒さないとドロップアイテムが登録されない。
【モンスターずかん】を完成させるのなら、多少のダメージや寄り道は覚悟しておこう。
取り逃した場合の救済措置として、【すごろく場】でレベルが一桁台のキャラクターを投入すれば、割と高確率で氷の館での編成モンスター群が出現する。
【謎のすごろく場】【ギーガ】【はぐりん】辺りを投入して遊んでいれば、いつの間にか何百匹倒していることもあるだろう。
 
SFC版・DS版・スマホ版のBGMは【洞窟に魔物の影が】だが、PS2版のみ【死の塔】が使われている。
PS2版は設定ミスなのか、わざと変えたのかは不明。確かに洞窟とも塔とも言い難いダンジョンではあるが……。
他のシリーズには【氷の洞窟】というダンジョンがあるので、洞窟BGMの方が妥当なのかもしれない。
まあ、どちらのBGMが合うと感じるかはプレイヤー次第か。
 
青年時代後半になってから来ると、氷の館は消滅し、【すごろくの穴】になっている。
クリア景品の【きせきのつるぎ】【しあわせのぼうし】、途中の宝物庫の【ほのおのブーメラン】狙いで遊んでいこう。

DQ10オンライン

氷の館があった位置が「雪の女王の洞くつ」になっている。
ただし、ベラやザイルは、名前の通りこの洞窟に雪の女王がいたかのような話し方をする。

ライバルズ

第10弾カードパック「破壊と創造のフロンティア」にて実装。同パックで新登場したカード種、建物の1枚。魔法使い専用のスーパーレア。

コスト3/耐久5
召喚時:自分のデッキにメラ系の特技カードが無いなら
ヒャドを1枚手札に加える
敵の氷塊が死亡する度
敵リーダーに2ダメージ
自分のターン開始時耐久値-1

盤面制圧に優れる代わりにリーダーにダメージを与えにくい、いわゆる氷塊軸をサポートする一枚。
弱点であったリーダーへの攻撃能力が大幅に補強されるため、いたずらに長引いてジリ貧に…といった事態を防げる。
氷塊を多数並べてこそ力を発揮するので、【アイスゴーレム】【アイスコンドル】などの氷塊召喚カードをたくさん採用しよう。
このカードは「ダンジョン」カテゴリの建物が登場する前に実装されたため、原作とは違ってダンジョンではない。
そのため、【オニムカデ】ではサーチできない点に気をつけよう。
現在は【デビルダンサー】でサーチできるようになったため氷塊デッキを組むなら採用しておきたい。

フレーバーテキストは「妖精の国の北方にあるその名の通り氷で造られた館。ゆきのじょおうの根城となっている。」
と原作の氷の館の紹介になっている。