概要
「死んだ!」と思った奴が生きていた、「助かるはずがない!!」と思ったが平然と戻ってきた、等の、どう見ても死亡確定した筈の登場人物が復活する演出があった際に使われる言葉。
敵味方や人数は関係無い様だが、ネタの元になった漫画でそう言う演出が乱発したため、多人数が退場→復活となった場合によく使われる……気がする。
理論とあるが、勿論フィクション内での演出に対するネタ用語である。が、割と有名な作品であるためFF以外でも使われる事はある様だ。
男塾とは「魁!!男塾」の事で週刊少年ジャンプで連載されていた宮下あきら作の格闘マンガ。
様々な技が飛び出しすぐに味方が死ぬが、中国古来の秘術だとか何とかで大抵生き残る。
- 更にこの作品には王大人(ワンターレン)というキャラがいるが、そいつが試合の立会人として
「王大人、死亡確認!」と敗れたキャラの死亡を宣言するのだが、死亡診断されたにも関わらず
生きている場合が多い。一応これが元ネタ。 - 敵の親玉が刀で一刀両断にされても「世界最高の医療技術」で復活したり、宇宙から生身で生還する塾長などの伝説がある。
- あと世界最高峰の技術に関しても全部中国が起源だったり、敵味方問わず中国人はほとんど最強クラス、世界中の武器・兵法はたまたスポーツに至るまで何もかもが中国が発端となる「中国全知全能説」が蔓延っているのも忘れてはいけない。
- 誰も彼も、とにかく顔以外を包帯でグルグル巻きにしておけば『完璧な手当て』がされたってことで完治する。男たるもの細かいことは気にするな!
- 傷を負うだけならまだしも断崖絶壁から落ちようが硫酸の海に落とされようが溶岩に落とされようが
しばらくすれば平気で帰ってくる。 - でも男爵ディーノは帰ってきませんでした。
- ディーノ他、作中で帰ってこなかったキャラはスピンオフや続編でなぜか復活しているw
これもこの作品がとんでも作品な一面なのだがw- ちなみに続編もツッコミどころ満載な展開や描写だらけだが、細かい事である。
全然些細じゃない気もするが気にしたら負けである。
- ちなみに続編もツッコミどころ満載な展開や描写だらけだが、細かい事である。
- 死人が生き返るよりはマシだが、自分の意思で体に一生消えない傷を刻んだり刺青を入れたにも関わらず1時間もかからずに綺麗な皮膚に戻ることも多い。
- 某ミステリーにおける十戒の中には中国人を主要人物にしてはいけないというものがあるが、超能力など何でもありになってしまい常識が破綻しかねないというのが主な理由のため割とこの理論に通じるものがある。
勿論ここまで極端ではないが。
まぁFFにしろ何にしろ、たとえ何があろうが死体を見るまでは諦めるな/気を抜くなってこと。
- 死体を見るまで諦めるな、は間違い。男塾では完全に死体の状態からでも復活する。
- 手だけになっても生きてた人もいるしね…
- DQ4では返事がないただの屍となっても復活した人がいる
- 男塾が(トンデモ理論満載とはいえ)ほぼ現実そのままの世界での物語なのだから、
ファンタジー世界であるFFではこれくらいどうって事ない、という言い方もできる。 - 逆にトンデモ理論や偽装工作、夢や空想などの脳内映像などでない限り死亡確定演出としてよく見られるのは仲間たちが最期を看取る、倒れている人物をスルーするか近づいて首を横に振る、葬儀が行われたり墓が建てられる、会話で存在が過去形になるあたりだろうか。
- 明確に死亡したという描写や断言がないと後述のクジャのように生存説がささやかれるのはこの理論が存在するせいであるのも要因と思われる。
こういう展開を作中何度も続けていると、
「死んだと思ってたら実は生きていたやつばかりで萎える。」とか「生ぬるい展開」とか
難癖や批判の対象になりかねない。
関連項目:その他/【蘇生・生還】
FF2
パーティがリバイアサンに呑み込まれた時にはぐれたレイラ。あの海域と状況ではまず無事では済まないと思うのが普通。
FF3
光の戦士が「デッシュっ!!やめろ しんじまうぞ!」とか言うので、てっきりお亡くなりになったと思ったらあっさり生きていた。
主人公たちがクリスタルタワー最上階における暗闇の雲戦で敗北した際に一度絶命するのだが、ドーガとウネによって蘇生させられるのも該当するか。
FF4
シリーズの中でも特にこの展開が多い。
- 迫りくる壁を止めるために自ら石化したパロムとポロム
- バブイルの塔の制御室で大爆発に巻き込まれたヤン
- 自分から爆弾をかかえてゴルベーザの船団にダイブしたシド
- リバイアサンが起こした渦潮による難破に巻き込まれたギルバート
- 同じくリバイアサンの襲撃で海に投げ出されたリディア
発動しなかった例外……テラ
- テラに関しては他の面々が自己犠牲的なのに対して、彼だけは個人的感情という点がある。
そう考えると感慨深い物がある。 - そういやテラは死ぬ時に「これも憎しみに捕らわれて戦った報いか…」と言ってたな
- もし全員死んでたら、さすがのセシルもゴルベーザを許せないだろうなぁ…。
ギルバートはリヴァイアサンが襲撃した際の衝撃で甲板から落っこちたのでは?
少なくとも難破した事は確実。
FF4ではこれでもかと登場した展開だが、FF4TAではもはやその面影はほとんどない。
- 幻獣たちを倒していると彼らに発動する。
なお、外からの視点では一番これが発動してるのはむしろセシルの方である。
- ミストの村で大地震に巻き込まれる
- ファブールから乗った船が沈没
- 地底に行ったら飛空艇撃墜
- バブイルの塔の落とし穴で地上から地底へ真っ逆さま
ざっと挙げるだけでこれだけある。
いくつかは他の仲間たちも一緒だったが、これら全てを体験してるのはセシルのみ。
いずれも一歩間違えば死んでいておかしくないので、ゴルベーザ陣営は何度となく「やったか!?」とぬか喜びしたことと思われる。
- 墜落・沈没から何度も生還しているというのは、ジョセフ・ジョースターかと思ったり。
「死んだと思いきや~」とは話が変わるが、最終決戦においてセシル達が青き星の仲間達の祈りを受けて立ち上がる場面は『大鐘音のエール』を彷彿とさせる。
FF7
FF7の続編でもツォンやルーファウス社長が実は生き残っていたという展開が見られる。
まあ本編でもパルマーがトラックに轢かれて生きていたなんてのもあるがw
- ルーファウスに関しては生存を仄めかすような描写が存在してないので本編の時点では死亡が前提と思われる。少なくとも生存は続編における完全な後付け。
FF9
FF9のEDにおけるジタンもこれかと思われ。
ということはクジャ生存説もあながち夢物語ではないのかもしれない。
(そうなるとビビの立場がないが)
あと誰も気にしてないだろうがスティルツキンにも多分発動してる。
- しかもスティルツキンは再会した時の話によると「しばらくは自由に動けなかった」らしいのでマジで死にかけている、九死に一生を得たというやつ。
クレイラがオーディンの攻撃によって消滅した際、ビビが
パックやクイナがクレイラ共々無くなってしまったと発言しているが、2人ともちゃっかり生きている。
すぐに再会するクイナはともかく、パックは再登場が非常に遅いので本当に死んでしまったと思われてもおかしくない。
FF13
FF13でもサッズが自分の頭に銃口を向ける→画面暗転して発砲→次のシーンでは棺桶みたいなケースに入れられて運ばれている とか、ロッシュ中佐が銃撃を受けるシーンがあるが死んでいない。
- しかし、FFTで後述するバルマウフラもだが、いかにも死んだような演出をしつつもその瞬間だけ暗転する、
というのはサスペンスなどでは視聴者に死んだと思わせるためのミスリードで、実は致命傷じゃなかったり、
劇中の人物を欺く狂言であるパターンが少なからず存在する。
明らかに致命傷を受けた描写を見せている男塾とは少々趣が異なる。
レインズはフィフスアークでの戦闘後にクリスタルとなり物語から退場…と思いきやバルトアンデルスの策略で復活させられコクーンの政府代表にされてしまう。
まあ、クリスタル化と死は別物なのでここに書いていいかは微妙かも。
LRFF13
カイアスが該当する。
一応生きていた理由は説明されるが、前作のEDの時点で生きていると思った人はまずいなかっただろう。
FF14
ウルダハで暁一行が巻き込まれた王女暗殺事件で、
ウルダハから主人公を逃がす為に暁のメンバーが次々に足止めの為に離脱していく。
死ぬ気満々な展開で最後の決めシーンまで描かれる。
……のだが、なんと「全員」生きていた(若干1名生きていたと言っていいのか怪しいが、死んではいない)
そして、なんと王女自身も生きていたという……
ゴウセツは崩れゆくドマ城を支えながら主人公とヒエンらを逃がした後
メインクエストクリア後に生存が描写されるという見事な男塾理論を披露。
FFT
FFTのバルマウフラも一応これか。
ディリータの監視役だったのがバレて画面暗転+悲鳴だったから殺されたかと思った。
それ以前に同様の演出で殺されたキャラがいたからなおさらだわ。
- ただ、直後にブレイブストーリーを見ると、生きてることは速攻判ってしまう。
ラムザ視点ではChapter1ラストのディリータも該当するか。
もっともプレイヤー視点ではディリータはゲーム冒頭にいきなり出てきちゃうんだが。
適用外の作品
FF6の仲間は魔大陸脱出時の離散によってある意味全員がこれに近い状態になるが、プレイヤーの行動によってはシャドウだけハブられる。
「必ず戻ってみせるさ。心配するな。」と言う思わせぶりなセリフを信じてとっとと脱出した結果、男塾理論が適応されずに待ちぼうけを食ったプレイヤーは数知れず。
この理論に真っ向から反逆する『加入当初から既に死んでいる』アーロンさん・・・
- そもそも存在してない主人公…