アイテム/【星宮スコーピオ】

Last-modified: 2014-03-09 (日) 16:57:46

アイテム/【スコーピオ】

FF9

ステラツィオの1つ。クワン洞で入手できる。


スコーピオはおくびょうで、
いっつも自分のカゲ見てた。
今日こそカゲに、せを向けよう!
さか道どんどんのぼっていった。

刻まれている文章から、スコーピオがカゲの延びている方向から背を向けて進んでいる、
つまり西へ向かっているということが推測できる。

  • 文章だけ見ると西に向かったとは分かりにくいかもしれない。
    東に向かったとも南に向かったとも解釈できるし…。
    • 他のが明らかにアウトだからこそ消去法で選べるんだけどね... 確かに書き方は微妙。
    • あんまりいいたくないが、謎解きを別にしたらこいつがいまさら奮起したようなヘタレ(しかも影を見ている様な、要するに後ろ向き)がヴァルゴと恋人だったなんて思えない。
      • 蠍座のよく言われる性質として、「嫉妬深くもあり愛情深くもある」事が挙げられるので、ヘタレ云々を除いても愛情深い一面があったため、ヴァルゴと恋人になれたのかもしれませんね。
        何だかんだ言って女性は自分に愛情を注いでくれる人に惹かれるものですから。

他の面々が一番星を取って満足したり小川から歌を歌いだしたり全く違う相手と一緒に海に飛び込んだり天邪鬼に太陽と別の方向に行ったり夜に探したりせっかちに旅立つも居眠りしたりとヴァルゴの望み(プレゼントなどではなく、夕日を一緒に見たい)を全く無視している中で、唯一ヴァルゴの望みを叶える事ができたのは、臆病であったがゆえに相手のことを思いやれたからなのだろう。
恋愛にはほどほどの臆病さ(相手の本当に望む事を理解できる慎重さにもつながる)も必要、という教訓に思える。


このようにステラツィオでは見事ヴァルゴの心を掴んだスコーピオだが、元ネタとなったさそり座のモデルはアポロンにけしかけられオリオン(オリオン座のモデル)を刺して海に追い立てたサソリ。
その後オリオンはアポロンに唆されたアルテミスにそれと知られぬまま射抜かれるという情けない最期を迎えてしまう。
元ネタではアポロンの奸計とはいえ恋仲だったアルテミスとオリオンを引き裂いてしまったサソリが、
ステラツィオでは臆病ながらも自力で恋を成就させたというのはなかなかどうして感慨深い。
ちなみにアルテミスは月と狩猟の女神であると同時に処女神でもあるのだが、おとめ座のモデルというわけではない。