アイテム/【水中呼吸マテリア】

Last-modified: 2023-09-15 (金) 23:48:48

FF7

FF7(無印)の発売後しばらくしてデマ情報が流れまくったマテリア。
エアリスを生き返らせるために必要なアイテムとして広まった。
製品版ディスク内のデータ上にも存在が確認できるが、ゲーム中に入手することはできない。

  • 日本におけるエアリス復活と水中呼吸に関する都市伝説の発生の起源については、新紀元社のゲーム雑誌「ゲーム会議Vol.8(1997年5月)」PP.78-80「緊急報告 『FFVII』にまつわるデマ事件とその真相」にすべて記載されている。
    外部リンクhttps://ch.nicovideo.jp/qwe/blomaga/ar1849023
  • エアリス水葬→後から復活させる方法が発覚→このマテリアで遺体を回収……ということなんだろうか。
  • 地域によるのかもしれないけど一応流れた噂では「水中呼吸マテリア」という名称だったはず。
  • 原因としては解析情報や所謂改造コードの存在が考えられる。
    • 大きく広まったと考えられる原因としては、当時の雑誌のゲームラボにエアリスの復活!?の煽りで改造コードが掲載されていた。
      当然ながらブースターなどの没マテリアなども。
      なお書いてあった内容はキャラ変更のコード利用を復活と錯覚させるような書き方であったはず。(要は仲間のメンバーを置き換えるもの)
  • あっている。2004年7月号の182ページに載っている。

実際にアスペクト社出版のFF7設定資料集内に「開発中」としてこのマテリアが掲載されていたことで信憑性が増したのだとか。
この噂は、「FF7ネットワーク」というサイトの掲示板にて「FF博士」なるハンドルネームを名乗る者が流したと言われる。
新潮社の写真週刊誌「FOCUS」でも記事が組まれ、記者が開発室にインタビューを申し込み「(エアリスは)復活しません」という開発担当者の発言が載ったとか。

  • その後、実際にエアリスを生かしたまま連れ回せるバグ技が発見された。
    このマテリアとは何の関連もなかったが。
  • またそのさらに後、下記の検証動画により、当時記事が組まれた雑誌は新潮社の「FOCUS」ではなく講談社の写真週刊誌「FRIDAY」であることが判明した。
    • 載った開発担当者の発言も「別のエンディングなどは絶対にありません。」であった。

この「FF博士」のデマは
『セーブクリスタルを使わずにラスボスのセフィロスから「水中呼吸のマテリア」を盗む

「水中呼吸のマテリア」を使って「モグチョコボ」に乗り、ライフストリームが噴き出した村(ミディールか)付近の海底に潜り洞窟に入る

20分の1の確率で出会う「ライフイーター」という敵に吸収されると、ボタン連打で体内に入れる

その後は自分の目で確かめてみて欲しい』
というものであった。


当時、実際に聞いたデマと違っててビックリした。派生デマかも知れないが別の掲示板では潜水艦ゲームで高スコア取ると、「水中呼吸のマテリア」が手に入るというデマも流れてた。一生懸命、高スコア取ったが何も起きなかった。


FF7で潜水艦イベントの際、このマテリアをつけていないと
水中で呼吸ができずクリアできない…という没案があった。
結果的に容量の関係で日の目を見ることは無くなったが他にも
マテリアを利用してイベントを攻略する、という案があったようだ。
唯一その名残を残してるのがチョコボ捕獲の「チョコボよせ」かも。
初出は解体真書のスタッフインタビュー。


FF7INT版で「せんすい」という名前で日の目を見ることになった。

  • 何気にゲーム中で「【水中呼吸マテリア】と交換せぬか?」と名称が出ている。
    が、実際に交換するときには「せんすいマテリア」に改められている。

ヒゲはこのアイテムの事を知らず、ドラクエの堀井雄二氏に言われてはじめて知ったんだそうな。

  • 2007年にファミ通が年間を通して掲載していたFF20周年の企画記事のインタビューでヒゲが暴露した内容を要約すると…
    FF7発売からしばらくしたある日に堀井氏とヒゲ会った時、堀井氏が「エアリス生存ルート仕込んであるでしょ?」と聞き、ヒゲはないないと否定したが、その時に堀井氏はROM解析を行っており「"せんすい"って名前の何かを仕込んであるじゃん」と言ってきたとのこと(ここでヒゲが"せんすい"にまつわる何かが仕込んであったと知る)。
    2008年にFF20周年を記念して発売された「ファイナルファンタジー レミニセンス」でも当時のインタビューのほぼ同じ内容が読める。

噂が生まれるまでの経緯。

niconico版

YouTube版

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  • 2019年12月28日に投稿されたこの動画の検証により、噂の拡散元とされる「FFネットワーク」における「FF博士」の書き込みと、翌日氏がこの噂が嘘であるということを自白した書き込みの全容が判明した。
    • その記述によると、「FF博士」がデマを拡散した理由は「自身も別の書き込みからこのデマを信じて騙されてしまった。この悲劇を繰り返さないためにも、敢えてこのデマを拡散し翌日に謝罪することで、この噂がデマであると他のユーザーに気づかせる」ためであった。

なお、「FFネットワーク」上での「FF博士」によるデマが拡散されていたのと同時期に、アメリカでもこれとは別の内容の「underwater breath(水中呼吸のマテリア)」を使用したエアリス復活のデマが拡散されていた。

  • このデマは自称元開発者の「Ben Lansing」が拡散したものとされ、「Lansing Theory」と呼ばれている。
  • このデマは
    『事前にエアリスとの好感度を最高に上げておく(エアリスに嫌われそうな選択を極力避ける)

    Disc1のうちにミッドガル伍番街にいる病気の男の世話をすることで「GENERAL」という男と仲良くなる

    エアリス死亡後Disc2でGENERALにエアリス死亡のことを伝える

    伍番街の教会へ行き、エアリスの幻影を見る

    GENERALに再び会い、「水中呼吸のマテリア」をもらう

    忘らるる都の祭壇に再び行けるようになっているので、祭壇に行くと入り口で「Mr.Fish」というキャラに触れ祭壇の水底へ飛ぶ

    水底の洞窟の最深部でエアリスの生命のマテリアを入手し、ブーゲンハーゲンに生命のマテリアを渡す

    エアリス復活』
    というもの。
    • 同時にLansing氏が上記の内容が製品版で削除されたということも書き込んだため、真に受けたアメリカのネット民が「北米版ではエアリス復活を実装しろ」という嘆願書を拡散する事態となった。
  • 後にこの「Lansing Theory」もLansing自身の自白によりデマであると判明し、嘆願書騒動も鎮静化した。

「Lansing Theory」に関する詳しい記述まとめ。
https://sp.ch.nicovideo.jp/qwe/blomaga/ar1858904
https://sp.ch.nicovideo.jp/qwe/blomaga/ar1859138
https://sp.ch.nicovideo.jp/qwe/blomaga/ar1859888

DDFF

モグネットの手紙に返事をする際の選択肢の一つに登場。
その手紙は「ウェポンとの戦い方として明らかに間違っているのはどれか?」という問題。
「すいちゅうこきゅうのマテリアを使う」という選択肢があるので、ガセネタであるこれが正解ということになる。
ちなみに他の選択肢は「仲間を戦闘不能にしておく」「装備マテリアの数を減らす」。
ちなみにそれぞれ「無敵状態を解除する」「装備マテリアの数に威力が依存する攻撃を軽減できる」というのが恩恵である。

  • 厳密にはこれはルビーとエメラルドにだけ適用される。アルテマとダイヤに対しては3つとも不正解。
    ウェポンはウェポンでも「砂漠と海をウロウロしてるだけのウェポン」だったらよかったのに。
    • この問題で言っているのは「ウェポンとの戦い方~」だけであって、どのウェポンと戦うときのものかは明確にはしていない。
      逆に言えば、ウェポン戦のどれかに当てはまった選択肢ならば、その答えが明らかな間違いとは言えない。
      その上で、「すいちゅうこきゅうマテリア」は存在すらしないアイテムなのだからこの選択肢が明らかに間違いなのは明白である。
      そもそも全てのウェポン戦において共通する、特殊な行動を取ることで有利になる戦い方は存在しない。
      強力なマテリアやリミット技の連発は有効ではあるが、上記の「仲間を戦闘不能にしておく」「装備マテリアの数を減らす」などのような特殊な行動とは言えないだろう。
  • エメラルドウェポンと戦う際に「せんすい」のマテリアが有効なので、これと混同させるのを狙った問題なのだろう。