FF8
リノアの父親で、ガルバディア軍の事実上の最高権力者。
階級は大佐(亡き妻のジュリアとの結婚時は少佐)。
家庭を顧みないところがあり、そのせいで娘から反発を受けている。
デリングシティに豪邸を構えている。
アルティミシアに操られたイデアの登場後は、ガルバディア・ガーデンのドドンナと裏で手を組み、
大統領拉致作戦と大統領襲撃事件の後、難を逃れてきたスコールらSeeDに魔女の暗殺を依頼した。
その後、ガルバディアの指導者は、イデア、アルティミシアと移り変わり、
軍はサイファーが指揮権を持つようになった為、軍での影響力を無くしてしまった。
それで自棄になったのか、それとも元々呑気だったのかわからないが、
リノアのことを案じつつも人任せにして、カードに興じるようになった。
- カード三昧はともかく、魔女暗殺未遂事件の首謀者と疑われてる状況で、
それに関与した娘を傍に置くことは危険極まりない。
リノアの身を案じて、SeeDであるスコールらに任せたことは無責任な行為とは言えないと思う。 - カード三昧は、もしかしたら演技かもしれない?軍での実権を奪われた後は「クーデターを起こすかも」と監視されていて、カード放蕩して監視の目を欺いていた、とか。
ジュリアとの馴れ初めは、ラグナ編でレインの口から明らかにされる。
結婚を持ちかけたのはカーウェイの方で、当時熱心に求婚していたらしい。
- ひょっとしたらラグナの運命をも大きく変えた人かも知れない…。
カードの話以外にも、彼からは魔女の話とエスタの話も聞ける。
実際に軍を指揮していたであろうカーウェイにとって魔女アデルとそれに率いられたエスタ軍は生々しい脅威であり、
にも関わらずデリング大統領が魔女を抱き込もうとしたことを愚かだと断じていた。
またエスタへの敵対意識も薄らいではおらず、ガルバディアの膨張策自体には賛成していたが、
どこかで歯車が狂ったという意識もあったようである。
- 魔女暗殺に加担したのは単なる保身や野心からではなく、ガルバディアを魔女の国にすまいとする愛国心があったということが何となく分かるものの、
同時に彼もまた無闇に魔女を恐れるガルバディア人の一人である、ということも察しがつく。
娘が魔女になりました、なんて知ったらどうなるのかあまり想像したくない。- 「魔女はイヤだ」以上の行動動機が見られないんだよね。
デリング大統領も敵と侵略対象国には圧政的だが、普通のガルバディア国民は別に圧政を受けてる様子はない。
イデア(アルティミシア)もその点は同様で、ガルバディア国民には熱狂をもって迎えられている程。 - 死後に「国民を食い物にすることしか考えてない奴だった」とデリングシティの市民に言われたり、収容所建設に血税を湯水のように使い、そこに政治犯を送り込んだりなど、国内でも圧政を敷いている話は出ているが。
- 「魔女はイヤだ」以上の行動動機が見られないんだよね。
大佐という地位ながら事実上の軍の最高権力者でいられたのは、
デリングや将官らの弱みを握っていたためだろうか?
- 軍そのものに直接関われる(軍令)のは大佐まで。
それより上位の士官(将官)は政略の一手段として「軍政」を司る。
土木業において上層部と交渉して環境を整える現場監督が慕われることはあっても、社の利益のために現場に制限をかけに来るだけの社員は嫌われる、と言えば分かり易いだろうか。
頭ごなしの命令者でなく、仲間意識を保たれたまま「支配者」になれる地位である。
大佐で、軍の事実上の最高権力者という点から、
設定のモデルはリビアの独裁者カダフィー大佐であると思われる。
- 上にも出ているが、カーウェイはあくまで軍の中で指導力が高かったにすぎない。直接民主制を利用して事実上の国家元首を兼ねていたカダフィとは異なる。
エスタを警戒して頑なにティンバー独立を阻むのだが、結果的に娘がエスタ大統領のご子息と恋仲になるのは最高に皮肉な結果だと思う
この世界では普通なのかもしれないが、灼熱のブラックアウトを感じさせてくれそうな物騒なお名前の持ち主。そんな彼は愛する娘のカードと引換にしてでもイフリートのカードを欲しがる
関連項目:『わたしは娘のカードを持ってる』