設定/【魔女】

Last-modified: 2023-05-30 (火) 16:02:22

FF8

兵士養成学校で傭兵となった主人公スコールは
パーティー会場にて少女リノアと知り合う。
それまで他人との関わりを拒絶してきたスコールだが
彼女の自由な生き方に、次第に影響されていく。
一方その頃、突如、大国ガルバディアが全世界に向けて宣戦布告。
演説する大統領の傍らには
人々の記憶から消えかけていた「魔女」の姿があった…

by FINAL FANTASY VIII パッケージ裏


「魔女」
いいつたえによれば
創造主「大いなるハイン」が人々をつくった。
その中で、ハイン自らの力を分け与えられた者が
魔女のはじまりであったという。
現在、魔女が何人いるのかは、わかっていない。
これは魔女がなのりでることが少ないためであり
せいかくなはあくはむずかしい。
しかし、力のかくさんは
さけているとすいそくされる。

「魔女の力と器」
魔女の力は、はるかないにしえの時より
その「器」となる者に代々受けつがれてきた。
ここでいう「器」とは、血のつながりの
有無にかかわらず、魔女の巨大な力をやどすための
キャパシティと相性をかねそなえた者のことをさす。

(チュートリアルのヘルプより)


物語の根幹をなす最重要設定。
古来から途絶えることなく存在する、特別な力を継承した女性で、真の魔法を使える唯一の存在。
チュートリアルによれば、現在、魔女が何人いるのかは分かっていないらしい。

  • システム上仕方がないとは言え、味方になると魔女なのに魔法をジャンクションしないと使えなくなるのは何とも……
    • 確かに。
      短期間ということもあり、そこは彼女なりの能力(固定)にしておいてもよかったのではと思う。
    • イデアのことならパーティ加入時点で魔女の力は失ってる(リノアに継承後のタイミング)

永遠の命を持つわけではなく、寿命は人間と同程度だが、誰かに魔女の力を継承させないと死ぬことができない。
 
魔女の力は、女性なら誰でもが継承できるというわけではなく、魔女の巨大な力を宿すためのキャパシティと相性を兼ね備えた者に限られる。
また魔女の力は、両者の意思とは関係なく勝手に継承されてしまう場合(イデア⇒リノア)と、引き受ける側の意思で継承される場合(アルティミシア⇒イデアやアデル⇒リノア)がある。
 
作中で語られる伝説によるとその成り立ちは、
人類の創造主「大いなるハイン」は、自らが生み出した人間たちを迫害(まず弱い子供を狙った)したため、怒りを買い反撃を受けた。
ハインは逃げ出す際に役に立たない肉体のみを人間に明け渡し、全能とも言える魔法の力のみになって姿をくらます。
人々はこの「魔法のハイン」を探し求めたが、ついに見つけ出すことは出来なかった。
この「魔法のハイン」を宿した女性が魔女なのではないか、と言われている。
 
作中では、
超科学国家エスタを支配し、第二次魔女戦争や女の子狩りを実行した暴君、魔女アデル
独裁者のデリング大統領を殺害して、軍事国家ガルバディアの最高指導者となった魔女イデア
その魔女イデアをJ・M・Eで操っていた真の黒幕で、「時間圧縮」を企てていた未来の魔女アルティミシア
そして、イデアとアデルから魔法の力を継承し、新たな魔女になった少女リノア
「時間圧縮」の効果で、時空のかなたから現れた代々の『魔女』11人、
が登場する。

  • 細かいけどコレが語られたのってアルティマニアじゃなかったっけ?ゲーム内orヘルプに書かれてた?
    • ゲーム内でも白いSeeDの船なんかで断片は聞ける。
  • 一人で複数人分の力を受け入れられることから、最終的には全ての魔女の力が一人に集約されていく可能性がある。作中で力が人数分加算されていくという描写は無いが、そうである場合、最終的にハインが復活するのだろう。魔女が死ぬことが無い以上、確かに肉体は不要である。
  • 寿命が来ても死ねなくなるとはどのような状態なのだろうか。
    • 生命活動を止め、腐り爛れ落ちては風化していく肉体を狂えない精神で眺め続けて、幽霊のようになるんだろうか。で魔女になる資質を持った者が偶然訪れるのを延々待ち続ける、と。唯一の救いはFF8は運命論の世界なので力を継承してくれる者は必ず現れる(のだが、それを我々のような神視点ではない魔女たちは知ることができない地獄)。
      • あるいは単に運命によって既に継承者は決定付けられていて、「その時が来るまで死なない」という意味で寿命はあるけど継承まで死なないのかも知れない。

魔女という用語を生みだしたのは、約500年前にいた物語作家ないし歴史学者のテム。
彼は自著の『ハインの行方』で、行方不明の『魔法のハイン』は女性に擬態していたという仮説を唱え、歴史上に重要な役割を果たす女性を『魔法のハイン』と同一の存在であると主張し、女の姿をした『魔法のハイン』を魔女と命名した。


魔女の起源はいまだに明らかになっていないものの、エスタ国立魔女記念館の関係者だと思われるエスタ人はこの説を信じているようで、リノアを連れていく時に「大いなるハインの末裔」という魔女を敬う呼びかたを用いている。


魔女の力が人から人へ受け継がれる、ということはガーデンでも教えている。
というより「その知識を持っている」と公言している人物が魔女自身であるイデア、ガーデン生のセルフィの他、ガーデン卒業生を名乗るデリングシティの観光客しかいない。
他の一般人(特にガルバディア人)は魔女と聞いてむやみに恐れ、忌み嫌い、或いは訳分からず崇拝している。軍人も例外ではない。
魔女戦争の爪痕が大きいという証明でもあり、また魔女の実態が知られていないということでもある。
逆に考えれば、(恐らくはクレイマー夫妻の意向で)ガーデン関係者には魔女に関する教育を施している、とも言いうる。


歴史上、重要な魔女は3人いる。
ひとりは、ある国の滅亡のときに人々のために立ち上がった魔女。ゼファーという騎士を従えており、彼との物語は映画にもなった。
もうひとりは、世界を二分した魔女戦争のときの魔女。
最後のひとりは、魔法の仕組みの研究に協力した魔女。

  • 最後の人はガーデンの生徒にとっても身近な人物であるらしい。
  • アルティマニアの巻末の短編(おそらくエンディング後のガーデンの風景)に出てくる話なので公式設定かどうかは微妙。ただ、それぞれが誰のことを言ってるのかを考えるのは興味深い。また、この話によると一般の感情はともかく、歴史的には魔女=悪と完全に思われているわけではないらしい。
  • 2番目がアデルであることはほぼ確定だろうが、3番目がイデアだとすると彼女がオダイン博士の研究に協力したことになる。女の子狩りの一件を見るに彼も相当な外道なのだが、よく協力したものである。

普通の魔女とは違い、その魔力は桁違いであるのだが、戦闘面ではヴァリーの効果でのみ確認できる。

  • 実は敵の魔女キャラが使う魔法の一部は、同じ名前同じエフェクトでも内部データの違う、威力が強化された特別版の魔法となっている。
    特に、アルティミシアはこちらのパーティがリフレクで固めていると自分にリフレクをかけてデルタアタックで攻めてくるのだが、リフレク貫通の特別版ホーリーでデルタアタックを試みて自滅するという小ネタが知られている。

英語版では"Sorceress"と訳されている模様。(聖剣伝説でも使用されている、ソーサラーの女性版)
ニュアンス的には素直に"Witch"の方が近そうに思われるが、宗教的な方面への配慮だろうか。

  • 日本語で「魔女」は女性の意味しか含まれていないが、英語で"Witch"は男性でも女性でもいいためではないか
  • "Witch"は性差以上に「黒魔術を使う悪党」という認識があるんじゃないだろうか。
    性差を問わないのもさることながら、やはり欧米では魔女裁判は身近な歴史だろう。

【関連項目】
ハイン
疑似魔法
魔女の騎士
魔女考察

FF14

漆黒のヴィランズ(5.0)からのヤ・シュトラ専用ジョブ
その他、魔女の異名を持つキャラがいて、「ダルマスカの魔女」→リウィア・サス・ユニウス、「黒き魔女」→→シャトト・シャト

DFF

ディシディアの場合はFF8の深い設定は無いのでただ単に強大な魔力を持つ女、的な定義で使われている。
エンカウントボイスでは以下の通り。


  • スコールシャントット魔女がもう一人いたとはな」
  • アルティミシア→シャントット「魔女の称号は、私のもの」
  • アルティミシア⇔アルティミシア「どちらかが、偽りの魔女

DDFF

  • フリオニール→アルティミシア「これが…魔女の力…!」
  • ラグナ→アルティミシア「魔女はさすがにほっとけねぇ」
  • アルティミシア⇔アルティミシア「魔女は 幾つもの顔を持つもの」

FFRK

マトーヤイデアアルティミシアのジョブ。
メイアも原作の設定では魔女であるが、メビウスFFでの初期ジョブである碧の魔女?がジョブとなっている。


アビリティの種別の1つとして魔女アビリティが登場している。
魔女というだけあり、魔女アビリティを使用できるキャラは基本的に女性限定である。
例外で何でも装備できるデシも装備可能だが、物凄く浮いている。
最初から☆5まで使用できるのはマトーヤ、暗闇の雲リノア、イデア、ルールーシャントットラファ、デシ。
☆4まで使用できるのはメイア、マリアリディアクルルティナアーシェセラナバートレェン
メイアとナバートはレコードダイブで☆5まで使用可能となる。