ストーリー/【偽ヒルダ事件】

FF2

ゲーム中盤で起こるイベント。
囚われていたヒルダを救出後、しばらく経って話かけると、何故か突然彼女の誘惑を受ける（性的な意味で）。
求めるままにベッドへ向かうフリオ。だが、それは敵の仕掛けた巧妙な罠であった。
結局、レイラの出歯亀行為女の勘に救われはしたものの…

• ミンウは気付かなかったのだろうか。白魔導士なら同じ場所にいれば気付きそうなものだが…

事件及びオチのレイラの台詞は主に大人の男性プレイヤーを恐怖に陥れた。
二度もアッサリ女がらみで騙されるという不名誉な伝説を樹立したフリオ。
萌え全盛の現代にあっても、この事件は強烈なカリカチュアとして
警鐘を鳴らしているような気はしないでもない。
またこのイベントは、ラミアクィーンの戦利品でもあるリボン入手の為に延々と見続けることもある。
さらに言えば、この事件がDDFF発売記念の 「Historical Compendium」のFF2に収録されている為に延々と見続けることもある。

ちなみに、このイベント終了後キャンプにいるヒルダにのばらと尋ねると、『だいじょうぶ　わたしはほんものよ。あら？　どうしてかおをあかくしているの？』というセリフが聞ける。
流石フリオと言うべきであろうか。
ファミコン版では、「だいじょうぶ　わたしは　ほんものよ 。」である。
だまされたことを本人に知られているとは確かに赤面ものである。

こんな作戦やる方もやる方だが、ひっかかる方もひっかかる方である。

• おそらくフリオの性癖を知りつくしているであろうダークナイトの立案か。

セリフの全文は以下の通り。

ヒルダ「フリオニール　あなたに　はなしが　あるの････
マリア「わたしたち　そとにでてるわ
（整列して外に出る一行）
ヒルダ「どうしたの？　そばにきて････
フリオニール「お　おうじょ　そ　そんな…
ヒルダ「はやくきて　じらさないで･･
フリオニール「････ゴクッ････
（フリオニール、布団の上に赴く）
ヒルダ「かかったな　フリオニール　しね！！
フリオニール「くそっ！おうじょに　ばけていたな！
レイラ「ばけもの！そうはさせないよ！
（まるで見ていたかのように間髪入れず現れる一行）

父である王が死んだ直後から既に「フフッ」なんて言う。
この頃から十分おかしいんだが…主人公は気付かない。
布団に乗っかっても気付かない。
いや、もしかしたら「ふー」って言うまで気付かないかもしれない。

• というか結局、フリオが気付いたんじゃなくて、クィーンが自らバラしてるんだよな。
  • おそらくフリオは事を済ましたら後ならあそこまで悔しがらなかったろう。
    • そして腹上死…。
    • むしろそれが本来の目的だったのかもしれん。途中でバレなければ。
    • 最後までいっていたらフリオ末代までの恥だよね。反乱軍メンバーで功績も既にトップクラスなのに失態も最高クラスだよ。
• 子供が「ネズミを食べているところを見た」と言っているのに…。
  それ以前に大戦艦で一行にゴードンがいても目もくれず「早く逃げましょう!」と急かす。
  本物は救出時に「あ、あなたが…!?」と驚いている。
  台詞はFC版では「うふふ…」である。「フフ…」はGBA版以降。

ここで流れるBGMは
御存知チャイコフスキー作「白鳥の湖」。
バレエで有名な曲だが…

なおこの手のイベントは、4人目以外の誰かが生きていないと、「フリオニール　マリア　ガイ　のだれかがいきていなければ　いけません」と表示されて迷台詞がおあずけになる。

• 直後にレイラが離脱するためであろうか？

このイベント最大のツッコミ所は、仮に王女が本物だとしても断らなければならないのに彼がノリノリだった事ではないだろうか。
フリオニール…全然硬派じゃない。

FF2(GBA版以降)

GBA版以降は少し台詞が変更された。
以下のとおりです↓

ヒルダ「フリオニール、あなたに話があるの…」
マリア「分かったわ。私たち外に出てる…」
画面にピンク色が舞い、ヒルダはベッドで仰向けになる。さらにメロディが白鳥の湖に…
ヒルダ「フフ…そばにきて…」
フリオニール「お、王女…！」
ヒルダ「ねえ、早くきて…じらさないで…」
フリオニール「ゴクッ…」

ヒルダの仰向けはWSC版から実装。

DDFFの公式サイトでもFF2のIMPRESSIVE SCENESに「王女の誘惑」としてしっかり紹介されていた。
とゆーか、「てったいしなければならかった」「いいじゃないか！ただ　だし」「ゴクッ…」「きみのお父さんになっていいかな？」「究極魔法に捧げた命」などが全て掲載されている辺り、DDFFのスタッフは分かってやっているとしか思えない。

【視聴覚室】

FF2(ピクセルリマスター)

ピクセルリマスター版では、マリアのみ生存させても（戦闘不能キャラでも移動中のキャラ表示できるので）表示キャラは四人のうちの任意に設定できる。
マリアを表示キャラにしてヒルダに話しかけると、表示キャラが突然死んでいる筈のフリオに変わりストーリーが進む。マリアが「ゴクッ…」とは言わない。
無論、ラミアクイーンとの戦闘が始まると死亡キャラは倒れている。
また、レイラだけ生存状態でも偽ヒルダ事件は進行する。