セリフ/【あなたと同じ人間さ!】

Last-modified: 2022-12-13 (火) 14:17:24

FFT

Chapter2のゼイレキレの滝での戦闘中にオヴェリアディリータに敵か味方かを問うた際にした返答。実際には真面目に答える気がなかったんだろう

  • FFTで描かれた身分社会よりも、人種差別的に上と思っている人を逆撫でする台詞。
    そう遠くない過去○○な人にとって、△△は自分たちと同じ人間とは思っていなかったのだから。

ディリータの過去を考えれば、「家畜じゃない」と言いたかったのかな。

  • 実際そうだと思う。ミルウーダの言っていた「貴族がなんだというんだ! 私たちは貴族の家畜じゃない! 私たちは人間だわ! 貴方たちと同じ人間よッ!」という叫びが心に強く残ってたんだろう。自分もオヴェリアも利用されて当然の存在じゃないんだぞって意味かと。
    まぁ出会ったばかりのオヴェリアにそんなん伝わるはずもないけど、ディリータもたぶんそれは分かってて言ってるだろうし。

Chapter1で平民が散々家畜だの何だの言われたことへの意趣返しである。
貴族とならず者に振り回された挙げ句に死んだ、信じていたもの全てを失った自身、今正に目の前で貴族の都合に巻き込まれそうになっている何も知らない王女。
傲慢な貴族どもからすれば彼らには利用価値の差があるだけで、せいぜい「ゴミ」か「道具」かといった違いしかなく、いずれも「人間」扱いされるものではなかった。
故にディリータはそれを否定するために「人間」という表現を使ったのだろう。
また神殿騎士団と繋がりのあるディリータはこの時点で「オヴェリア影武者説」を知っていた可能性が高く、今後過酷な運命に巻き込まれていくことが避けられない彼女に「それでもあなたは誰かの道具じゃない、人間なんだ」と伝えたかったのかも知れない。


ディリータの貴族社会に対する反発とそれを打ち壊そうとする行動スタンスを端的に示した台詞である。
斜に構え突き放したような台詞回しも過去の彼とは違うことも表現されている。


この後、ディリータがオヴェリアの対しての二人称がすぐ「お前」になるが、そもそも基本的にディリータの相手への二人称が大抵「お前」なのに「あなた」と言う時点で、なんか違和感あるし胡散臭い臭いがプンプンしたのう!

  • 一応相手は王女様だし、近くには護衛の騎士もいるので一応は敬称を使ったのだろう。
    そもそもディリータの相手への態度や二人称についても、自分より目上の相手(例:Chapter1でのダイスダーグに対して)にはちゃんと敬語で接している場面がある。そのくらいの分別はディリータにもあるのだ。

「敵か味方か」という質問に対して、些か的外れな返答。
好意的に意訳するなら「あなたの存在を利用しようとする勢力の一味ですが、心ではあなたの味方だ」あたりになるのだろうか。

当然ながら言葉にしてない思いが伝わりきるわけもなく、オヴェリアはディリータへの不信を募らせていくことになるのだが。