作品/【Final Fantasy Tactics Advance】

Last-modified: 2018-08-06 (月) 16:40:15

ファイナルファンタジータクティクスアドバンス。
せっかく海外版が出たことだし、マーシュ萌えのスレもあるんだし、ぜひリメイクを検討してもらいたい。

その日、街はボクの知っている
街ではなくなってしまった・・・・。
“FINAL FANTASY”と呼ばれる一冊の本によって、
セント・イヴァリースの街は一変した。
そこは、誰もが夢に見ていた、剣と魔法の世界。
様々な種族が行き交い、
白銀の騎士が秩序をもたらす世界。
そんな世界で、2人の男の子と、1人の女の子は
それぞれの想いを胸に、それぞれの大冒険をはじめる…。
大人気“FINAL FANTASY TACTICS”の最新作。


ファイナルファンタジータクティクス系列の二作目で、イヴァリース系列の三作目*1
ファイナルファンタジー外伝やチョコボものを除けば携帯機としては初(だよね?)。
ゲームボーイアドバンスSPと同時に発売された。

  • 一応、FF1等のリメイクがワンダースワンで先に出ている。でも新作に限れば確かに携帯機初。

GBAというわけで、通信も可能。
通信を使うと、通信相手との協力プレイができる。
また、クエストアイテムや装備品、汎用キャラをトレード可能。トレードには一回5000ギルかかる。

モーグリのマスコットなどの特典が付いた「DXパック」も発売されている。

  • アルティメットヒッツとして再販されている。

ちなみに、GBA音源でサントラが出るのは珍しかったらしい。
崎元氏の拘りか何かなんだろうか。

  • リッジレーサーシリーズでお馴染みのSampling Masters AYAが参加してるとEDで知って驚いた私。そしてもう一人のゲストは後に艦これでメイン作曲を行う大越香里。

ロウという戦闘ルールによってアイテムの使用や
20以下のダメージの攻撃などが禁止されるといった変わった戦闘システムが特徴。
また戦闘には審判が立会い戦死者が出ることなどもないが、
一部無法地帯にはロウもなく戦闘不能者は死亡する。

  • ロウ以外でFFTと大きく異なるのは、
    チャージタイム、星座相性、Brave、Faithなどが廃止されていること。
    またムーブアビリティが無くなった代わりに、コンボアビリティが加わっている。
    個人的にムーブアビリティは残しておいてほしかった。
    • CTやブレイブ・フェイスによる離反がなくなったためにFFTより難易度は低いと思われがちだが、
      その分資金のやり繰りやレベル上げなんかがややシビアなバランスになっている。

本の魔力によって街ひとつがおとぎ話の世界に入ってしまうといった一見ライトな話であり、
前作のダークで血生臭いストーリーを期待した一部のプレイヤーからは評価が低いが、
キャラクターたちのコンプレックスをメインとするストーリーはなかなか黒い部分が多くて楽しい。
ファンには愛されアンチには叩かれるという部分が一番前作と似たところだろう。

  • ストーリーは前作とは違う意味で黒い。
    メインクエストを進めている最中、現実に引き戻されて鬱になったのは私だけではない…はず。
  • 変わった世界は、彼らが現実でプレイしていたと思われる「FF12」をベースにした世界。
    そのため序盤でマーシュは「ゲーム」だの「ぬいぐるみ」だの言ったりする。
    本当の12の世界ではないので、TA2で見え隠れするTAの存在はファンサービス…でいいのだろうか?
    • 本によって世界が変わる(はてしない物語、グリモア)、
      現実世界に対応した異世界(ファンタジーエン、テリトリー、イヴァリース)、
      堕落した片親へのコンプレックス(リリー、シド)、現実世界の人物が異世界に存在する、
      女王が統治している(幼ごころの君、リリー、レメディ)世界を支える宝物(タリスマン、クリスタル)など、エンデ『はてしない物語』やキング&ストラウブ『タリスマン』に設定が類似している。
      • 箇条書きマジックじゃねそれ。
        出展も一つじゃないし。

イメージソング(CM曲)にZONEの「白い花」があった。
セーブ・ロード画面でも使われているが、意外と知られていない。


装備品やジョブの種類が非常に多い。中でも武器はジョブの多さと「アビリティを武器から引き出す」
FF9のシステムの兼ね合いで最大級のバリエーションを誇る。コレクター垂涎もの。
…しかし、どれも似たような性能のため、FFTに比べて戦略的なバラエティはむしろ減っているのが残念。

  • 12と平行してたらしいから、
    ファイジャの時の比じゃない位の地獄絵図だったんじゃなかろうか

非常に残念ながら全般的にTFFCCに出演ならず。


最近ではスマホやPSPとかの携帯機でも某GBAエミュアプリを見かけるが、どうも通信対戦ができなかったり、動作の信頼性にも欠けたりとかするのも多いため、一人で遊ぶだけならともかく、本作の通信対戦、トレードを楽しみたいならやはり実機で通信ケーブルを使っての方が無難である。またGBA専用ワイヤレスアダプタ発売以前のソフトであり当然ワイヤレス対応していないため要注意。至近距離になるがそこはご愛嬌。


*1 イヴァリースシリーズの二作目はベイグラントストーリー