地名・地形/【ブルメシア】

Last-modified: 2021-08-28 (土) 17:53:19

FF9

霧の大陸三大王国のひとつ。大陸北西部を領土とし、ネズミ族が支配するブルメシア王国の首都。
白地に青い装飾が施された街並みから「青の王都」の異名を持つ。
に覆われた低地にあり、作中ED以外は常に雨が止まない都市。霧が晴れていても降る。
少なくとも100年あまり前からクレイラとは断絶した状態にある。
ジタンたちが辿り着いたときにはアレクサンドリアの侵攻で既に壊滅しており、
モンスターが出現するダンジョンと化していた。
扉の鍵にはベルが使用されており、鐘を鳴らすと開く仕掛けになっている。
BGMはブルメシア王国


しかし霧の立ちこめる地表に国なんか作ってどうして今まで大丈夫だったんだろうか。

  • 国民がネズミ族だから、むしろジメジメした場所に建国した方が心地が良かったんじゃ?
    晴れた空の下に出たければクレイラがあるんだろうし…。
  • あえて過酷な場所に住むことで心身を鍛えるという目的があったような…。

マップはそれほど複雑ではないが、壊滅状態にある場所のため移動はしにくい。
バルコニーを飛び移ったり、通路を歩かないと永遠に入手できなくなってしまう宝箱があったり、
イベントを経て石像を倒壊させないと進めないエリアがあったりする。
武器庫にあるミスリルスピアは一定時期までに取らないと消滅する。
何故消滅したかは、大体想像つく。


何故かサントラの曲目では「ルメシア王国」と表記されている。


上記にある「壊滅状態」。
ブルメシアは町並みは綺麗で、それなりに発達していた描写が見られる。
壊滅状態orベルのせいで進めないため、嫌いな人は嫌いになる。
アンティーク系(?)に興味、理解がある人はこの街を好く傾向が見られる。

  • 壊滅する前の、全盛期のブルメシアを、是非見てみたかった。FF9の世界の中でも、特に美しい場所だったと思われる。
  • 他の二国と比べるとどことなくデザインにオリエンタル(東洋)チックな方面が取り入れられている気がする。

エンディングではフライヤフラットレイがこの街にいる様子が見られる。
2人で街を復興させようとしているようだ。

  • 「フラットレイ様と一緒なら何千年かかろうとかまいませぬ」。ちょっと感動してしまった。

ベルを使う扉を通り過ぎた先の部屋にゲルミナスブーツが落ちているが、
通路を歩いて渡らないと道が落ちてしまうので、初見の時には取り逃したプレイヤーも多いかもしれない。


FF9発売前に出ていたVジャンプの別冊特集に「ネズ国」とかいうあんまりな仮称が見られる。


霧の大陸三大国の中では唯一王族に血の繋がった跡継ぎが存在するのが特徴。ネズミ族が本当に多産なら、これはその恩恵と言うことか。ただし、その子は自国の過去に縛られ続ける将来性の無さに嫌気が差し家出をしてしまうのだが…。
それにしてもこの大陸の王族はあまりにも世継ぎに恵まれなさすぎである。


一個人の視点での話だが、ブルメシアに住むネズミ族たちは心身に影響を及ぼす霧の影響のためか、国風なのか、ダンを筆頭に全体的に気性の激しい性質が見受けられる。
 
フライヤは出会ったばかりの人であっても誰にでも理解を寄せられるほど懐の広さを持つ人物だが、武人肌であるためかサラマンダーと初遭遇時には目が合っただけでいきなりタイマンを挑んだりするし、ガルは国王より自分の家族が大事と言い切ったりで、パックは説明不要。
特に顕著なのは自国を守れるほどの腕を得る目的で武者修行に出るため国を発った鉄の尾・フラットレイと、その消息を追うため同じく国を後にしたフライヤだけでなく、息子までも出禁にしたブルメシア王
 
それぞれに退けない事情があるのが窺えるが、各人物の動向は国が荒んでいるのが因となり生まれた判断であることが共通している。
実際にFF20thアニバーサリーアルティマニア:シナリオ編にはブルメシアは「武を重んじる」「国風は閉鎖的」と記述があり、クレイラの説明には「争いごとを嫌ってブルメシアを離れたネズミ族が築いた小さな都市国家」「平和を重んじてブルメシアを出たネズミ族、クレイラの民が暮らす地」とある。(同時に本作の竜騎士はブルメシアの戦士軍を指すことが説明されている)
 
ブルメシアは武を重んじる種族であることへの由来は作中では説明されないが、ネズミ族が多産であることと、武具を持ちながら高く跳躍できるほどの種族特有の身体能力を秘めていることが、兵力重視→武力政治に繋がったのは想像に難くない。
またそれに辟易とする者も現れクレイラを作り外界からの接触を断った、みたいな経緯もあり得ない話じゃない。