元ネタは、中世のイスラムの宇宙観により伝承される世界牛「クューサー[Kuyutha]」から来ており、
クジャタはFF独自の呼び名。神が創造した巨大な牡牛で、大地を背負う天使と、その岩台を担っている。
牡牛の下を支えるのは巨大な鯨「バハムート」とされる。
4万個の目、耳、鼻、口、4万本の歯、足を持つとされ(原典によって差異がある)、
その呼吸は、海洋の潮の満干を発生させるという。
- サガコレクションに収録されている魔界塔士Sa・Gaにおいて
ガネーシャという名前が修正され元ネタであるクユーサーと言う名前が使われている。
ファイナルファンタジーに登場するクジャタはゲーム固有の存在であり、伝承に着想は得ているものの
伝承を再現する意図がない事はゲームを見れば明らかである。
当然、名称についても同一でなければならない理由はなく、独自の設定に基づいたものであると解釈する方が自然であろう。
- シリーズ通して幻獣は原点となる伝承から名前だけ借りただけで原典からかけ離れた性質・姿かたちなものがほとんどである。
FF7
召喚マテリアの1つ。巨大な牛の姿をしている。
召喚魔法は「トライディザスター」。炎・冷気・雷の3属性複合魔法で攻撃する。
マテリアは忘らるる都へ続く森の中をコロコロと転がっている。
拾えば入手できる。でも転がり続けて止まってくれないので、ちょいと面倒かもしれない。
- 拾ったときの効果音がなぜか他のマテリアと違う
- 眠りの森を目覚めさせる前の段階で入手可能。ロケット村クリア後、ボーンビレッジで装備を新調するついでに拾っていくといいだろう。
最後に大地が揺れるけど確か土属性はなかったような・・・。
- 土属性はないね(3属性だから“トライ”ディザスターってことで)。
前脚でドシーンってやって地面がぐにゃるのはダメージに入らないらしい。- クジャタが姿を現した後の攻撃がダメージに入っていないというのも切ない話である。
元々は大地も加えた4属性複合攻撃の予定で作られたのだろうか。 - テュポーンの天地崩壊は地も入っているのに…。
- クジャタが姿を現した後の攻撃がダメージに入っていないというのも切ない話である。
イスラエルで伝えられているバカでかい聖なる牡牛がおそらく元ネタ。
中世イスラムではバハムート(ただし魚)の背中に乗っていて、
目と耳と足がそれぞれ4000あるというなんだかよくわからないバケモノ。
「テュポーン」と同じく、残念ながら「ぞくせい」と組み合わせても複数の属性効果は得られない。
得られたとしても複合属性自体、全く使えないのでむしろ地雷だが。
- 防具ならすごく使える。
相手のHPを回復させる召喚獣として名を馳せていた。
前作のヴァリガルマンダではダメだったのだろうか。
- 本当にそう思う、前作で好きだったのに。おかげであまり使ってない。
- “下品な蛇”というファンが勝手に考察したこじつけより“聖なる牡牛”の方が海外受けがいいのでは?
- ドラゴンや龍はあいつや、こいつとかぶると判断したのかもしれない。
消費MP110で攻撃力100。
入手場所・ストーリー的にもリヴァイアサン(78/75)やバハムート(100/65)の次の位置づけだが、この二つ(特に必須イベントの際に余程ひねくれていない限り手に入るバハムート)を入手する前に特に戦闘地域も通過せずに入手が可能。
最速入手だと威力だけなら別格。
- 属性も踏まえた消費MP・攻撃力面で、マジカルブレスの1.3倍程度の性能。
戦略、効率、マテリア育成などと応相談で使い分けたい。
レベル毎の必要AP及び召喚可能回数は
AP22000でレベル2(2回)、AP60000でレベル3(3回)、AP90000でレベル4(4回)、AP140000でレベル5(MASTER@5回)となる。
他、魔力+1・魔法防御+1・最大HP-5%・最大MP+5%の補正もかかる。
どうも入手時期のせいで不当に弱いイメージを持たれている感がある。
アイシクルエリアの辺りだと無効・吸収されがちだが、メテオ後は耐性のある敵は減り、むしろ機械系の弱点を突けるメリットが大きくなる。
まあ、その頃になるとバハムート改が手に入っているわけだが…。
上述の通り土属性は持っていないが、あってもそこまで変わらなかっただろう。
- 雷弱点のボスキャリーアーマー戦で活躍する…わけではない。300という非常に高い魔法防御に阻まれるから。
逆にテュポーンは敵の魔法防御無視なので、凄まじい威力を発揮する。
FF7で使用されているフォントは解像度がやや低いため、初見で「クジャク」と間違えて読んでしまったプレイヤーもいるようだ。
そのためいざ喚び出してみたら孔雀ではなく牛が出てきて「???」と混乱したりしなかったり。
- 2013年配信のWindows版以降の移植作(PSクラシック収録版を除く)ではフォントの解像度が上がっているため、間違えることはほぼないだろう。
最高売却額は1ギル。
通常プレイだと、エアリスがこれを使える時期は非常に短い。ウータイでは一時的にユフィに全部マテリアパクられるし。
エアリスがこれ持って戦えるボスはエアリスにとってのラスダン古代種の神殿と、ヴィンセント加入を後回しにした場合での神羅屋敷ぐらいである。
FF7R2
ゴンガガエリアに伝わる召喚獣。バトルシミュレーターで勝利することで召喚マテリアを入手できる。
炎・氷・雷の三属性攻撃を扱う。
- 召喚獣の祠で強化しないと物理攻撃しか使えないので注意。
様々な属性を司ることから、ゴンガガでは自然の守り神として崇められている。魔晄炉の事故はクジャタの怒りを買ったせいだ、と考える人もいたようだ。
召喚アビリティ
BCFF7
マテリア援護要請時にグラビデ系を選択し、自身が装備・選択したマテリアと、
通信により送られてきたマテリアとがすべて同じマテリアだった場合召喚される。
発動マテリアがグラビデ系なため属性は重力。
流石に本編時のような属性にはならなかったが、逆に出世を遂げているかもしれない。
重力系はなかなか使い勝手が良いので、本編時よりも使われる機会が多いようだ。
FF13
ファルシ=クジャタとして登場。
エウリーデ峡谷のエネルギープラントの管理者のファルシとして登場する。
物語開始の8日前、パルスのルシであるヴァニラの敵意に反応し、60余年ぶりに聖府のルシとしてサッズの子ドッジをルシに変える。
FF:U
召喚獣トライデザスターとして登場。
形状に関するデータは文章上からは読み取りにくいが、少なくとも三本角の獣ではある模様。
また、それぞれの角から高熱火炎・凍結光線・電撃を放っているようで、利便性は従来作より高そうである。
- 召喚ソイルがストレートすぎてネタ気味ですらある。ある意味、三色融合で一番輝けた召喚獣。
惜しむらくは、前置きが「全てを~」で統一されていない点か。
全てを焼きつくす『ファイヤーレッド』
全てを凍てつかせる『アイスブルー』
闇を貫く閃光『ライトニングイエロー』
吠えろ!召喚獣トライデザスター!