設定/【フィーラー】

Last-modified: 2024-04-26 (金) 14:43:49

FF7R

リメイク版に新たに登場する神羅、セフィロスに次ぐ第三の敵。
見た目は浮いた黒いローブであり幽霊のようにも見える。
虚無なる魔物未知なる魔物の正体。
なぜかフィーラーが見える人間と見えない人間がいる。

  • 正式な綴りは不明(海外版ではWhisperやらMoiraなど独自に意訳されている)だが、運命の番人という性質から「Wheeler」が由来か?
    ちなみに、片翼の天使の歌詞の元ネタ、カルミナ・ブラーナの有名なパートに歌われるフォルトゥナは運命の車輪を司る女神として知られる。
  • PV等で映像を見た海外勢は、何でハリーポッ○ーのディメ○ターがいるんだ?と話題になっていた。

初登場は八番街エアリスに付きまとっているがこのときはすぐに消える。
以降は大量に押し寄せジェシーを襲い怪我をさせる一方で、エアリスをタークスから助けるなど不可解な行動が目立つようになる。


その正体はレッドXIIIによると星の運命の番人
運命=星が生まれて消えるまでの流れを変えようとするものの前に現れ行動を修正するものである。その勤勉さたるや、「代金1ギルの有無」という誤差すら許さない。
物語序盤でエアリスに付きまとっていたのも、クラウドとエアリスの邂逅という運命を紡ごうとしていたため。
物語終盤、真の敵セフィロスを追うために運命の流れを変えようとするクラウドたちの前に大群で立ちはだかりフィーラー=プラエコとなり襲いかかるも倒され、現れたセフィロスに吸収されてしまう。
そしてセフィロスが倒されたことでフィーラーも滅ぶこととなった。
フィーラー=プラエコのエネミーレポートによると、星の運命にある全ての時間、全ての空間と繋がっていると書かれており、リメイク世界のフィーラーが消滅した事によって他の世界線に存在していたフィーラーも光となって消滅してしまった。
それによりエンディングでは運命が変わったものが複数名いることがわかる。

  • 運命が変わるという事で、次回以降の分作でいずれは起きうるであろう彼女の運命にも影響が出る可能性も予想される。
  • フィーラーが見える人間とは即ち何らかのきっかけで運命が変わってしまったものであり、運命の歯車から外れたいわゆる特異点である。さらに、特異点は存在しない可能性そのもので、接触した人間も連鎖的に特異点化してしまいやすい。その為、特異点であるクラウドと接触したルーファウスも特異点と化した。一方、運命上の役回りと変わらなかったツォンは特異点化はしていない。
    • 完全に消滅したかと思われていたが、次作に当たるリバースにて・・・

ローブ姿のフィーラーの集合体である超巨大な大ボスポジションであるフィーラー=プラエコの他に、それより小さな集合体のフィーラー=ロッソフィーラー=ヴェルデフィーラー=ジャッロが存在している。
アビリティみやぶるの使用で、ロッソ、ジャッロ、ヴェルデは本来の運命から引き出され具現化した存在であり、ロッソは剣、ヴェルデは体術、ジャッロは銃を操り己を形成する未来を守ろうとしているという事が判明する。
それぞれが戦う相手であるクラウド、ティファ、バレットと使用武器がリンクしていることもあり、フィーラー・プラエコが本来の運命(オリジナルのFF7)であるクラウド、ティファ、バレットをフィーラーとして具現化し、運命を本来の軌道に戻して己を形成している未来を維持する為リメイク世界のクラウド達を阻止しようとしたと解釈する事ができる。
そこにオリジナルFF7の人物達の意思が介入しているのかどうかは不明。
ロッソ、ヴェルデ、ジャッロは和訳すると赤、緑、黄であり、それぞれが使用している武器の色を示している。

  • ゲーム報道サイトのIGNなどでは本来の運命(オリジナルのFF7)のクラウド達という解釈(説)も出ているが、
    使用武器や、合体でのバハムートの要素など、どことなくACのセフィロスのを思わせる解釈もある。
    • 本編後のクラウド達が運命を守る為とはいえ、彼女の生存の可能性を捨てるとは考え難いとも思われる。
    • 「自分たち自身」ではなく「自分たちを待ち受ける運命」と対峙するというメタファーなんだろう。
  • プラエコは先駆者、先触れといった意味のラテン語のpraecoと思われる。
    フィーラー=プラエコの英語名はWhisper Harbingerで、harbingerには同様の意味がある。
  • 上記をちょっと訂正。ライブラで見られる解説文は「未来の運命から引き出された存在」。
    射撃タイプのジャッロの技名に「ベルベット・ナイトメア」がある以上間違いなく彼らがベースだろう。

またロッソという名前のキャラクターがFF7本編の3年後を描いた作品であるダージュオブケルベロスでも敵として登場しているが、イタリア語の赤という同じ言葉を引用しているだけでおそらく無関係であると思われる。

  • 仮にもし本当に関係があってそれを匂わせるつもりならば、もう2体はとかとかになっていただろう。
  • 技の名前が怪しいのがいるんだが?

フィーラー=ロッソ、フィーラー=ヴェルデ、フィーラー=ジャッロの3体が合体することでフィーラー=バハムートというバハムートを模した姿に変化する。
能力自体は劣化コピーのようであり、本家バハムートには及ばない模様。


フィーラーが襲ったのはジェシーやウェッジなどオリジナル版で死亡した人間だったこと、逆にその時点では生存しているエアリスやバレットの命は助けようとしたこと、フィーラー=プラエコ戦中にみせる光景にFF7のエンディングが含まれることなどからフィーラーが守ろうとしている運命とは「FF7本編の流れ」のことであることがわかる。

  • そのためネットでは原作厨の名で親しまれている。
  • ミッドガル編で割ってはマズい根本的な部分をおもくそバラした宝条には襲いかかるが、クラウドの昔の同期は無視。
    ジェノバ細胞によるアーアーキコエナイ効果(仮)とやや役割が被ってるからクラウド本人の自己認識に関してはよくサボってる印象。
  • フィーラーを視認出来るキャラはおそらく限られており、「運命を変えうる人間」には視認できるが所謂モブや運命を変える事が出来ない人間(ツォン等)には見る事は出来ない。
    • なのでジェシーが怪我するまでの場面を端から見ると…
    • 戦闘後のスラムの住人達の会話にも急にバレットやジェシーがセブンスヘブン前で銃を乱射しだしたという会話がある。
    • 視認可能となるきっかけは、すでに視認できる人間との身体的接触によるものとの解釈があるが、ルーファウスについては明確に接触した場面が無いため推測の域を出ない(戦闘中にクラウドと接触があったかもしれないが、その解釈だとレノに見えてないことに矛盾が生じる)。ちなみにツォンは原作ではエアリスと接触するタイミングがあるが、リメイクでは触れていない。
      • バレットに掴み上げられたプレジデントにも見えていたのだろうか?

上記の通りFF7本編の流れを頑なに守ろうとするが、モブや出番の少ない登場人物の生死や健康状態等、本編の大筋とはあまり関わらない出来事で原作と違う、もしくは原作に描写がない事象が起こっても、これを修正しようとはしない。例としてチャプター12のプレート落下シーンを取り上げる。FF7本編では

クラウドティファエアリスの3人がプレート支柱入口で落下したウェッジと出会う。
②エアリスが離脱し、ティファとクラウドが仲間を看取りながら上部へ登る。
③支柱上部でバレットと合流し、タークスのレノと戦う。一方離れたエアリスは、マリンを退避させるところでツォンに捕まる。
④七番街プレートが落下し、アバランチとレノはその場から退避する。

という流れでストーリーが進み、フィーラーは今作(FF7R)でもこの流れが着実に履行されるよう、クラウド一行の行動を2度妨害している。
しかし今作では、落下したウェッジがすぐに自立歩行できるほど軽傷である点、そのウェッジが避難の呼びかけを行ったことで七番街スラムの住人が多数生存している点、
ルードが参戦しレノに代わり彼がプレート落下プログラムを起動した点等、これら原作との相違が発生しても、ここに介入、修正することはなかった。


またチャプター4のラストでセブンスヘブンを襲撃しジェシーに怪我を負わせたが、これはジェシー本人も会話にて話している通りジェシーを負傷させる事が目的だったと考えられる。
オリジナルのFF7では伍番魔晄炉爆破の計画にはバレットから報酬額2000ギルの依頼としてクラウドも参加していたが、リメイク版では当初クラウドが作戦に参加する予定がなかった。
そのまま作戦が進行してしまうとクラウドとエアリスが再会するという運命が避けられてしまい、未来が大幅に変わってしまう為フィーラー達はジェシーに負傷をさせ、その代わりにクラウドを作戦に参加させるというように運命を軌道修正したものだと思われる。

  • ここまでの原作との違いは、リアル化とか語られなかった部分(深夜のバイク)と言う感じで、あくまで原作と同じような流れなのだが、この出来事以降、少しずつズレと言うかぶれ幅と言うか、「原作に追加したこと」ではない「原作と違うこと」が増えていく。
  • クラウドを伍番魔晄炉爆破作戦に参加させるためとはいえ、その結果原作では参加していたウェッジとジェシーが不参加となってしまっている。
    やむを得なかったのかもしれないが、意外と大雑把?

大雑把というよりもフィーラーが重要視しているのはあくまで「結果」であり、そこに至るまでの「過程」は重要ではないのだろう。
上記のプレート落下プログラムを例にすると、起動したのがレノだろうとルードだろうと結果は同じ、「プレートは落ちる」。
七番街スラムの住人の生存についても同様で、生存者が多かろうが少なかろうが、その後の結果に大きな影響は与えない。
一方でセフィロスにバレットを殺されると、結果が変わるが故に修正する。フィーラーが司る運命とは、結果であり将来である。


メタなことを書くと、FF7Rでは物語がミッドガル編で終わることが当初から決められており、その都合上物語に区切りをつけるために用意された存在である。
演出にもよるが、流石にラスボスがモーターボールではちょっと格好がつかないだろう。
さらに運命の番人である彼らを倒したことで、今後はオリジナル版通りの流れにならない可能性があることを印象付けられるという意味では敵としてはなかなか考えられた存在であるといえるのではないだろうか。

  • 既に次シリーズにおいて、改変されている要素はいくつか存在し、更には諸事情で出番の無いキャラクターもいるため、その辺りの辻褄あわせも可能になっている。

FF7R2

前作ラストで消滅したと思われていたが、セフィロスに取り込まれたことで一体化し、その走狗となり果てていた。
前作のフィーラーと異なりこちらはシスネやスカーレットなどにも見えている。
本作の旅が基本的に黒マントを追うという原作の流れに沿ったストーリーのためか中盤までは登場せず、初めて姿を見せたのがチャプター9のゴンガガ魔晄炉である。
その後も度々出現するが、一行を阻むためというより誘導するように使われている節があり、黒マント達の動きも含めて運命がセフィロスの手で動かされていることを感じさせる。

  • 厳密にはチャプター2にてミドガルズオルムを倒すためにセフィロスが現れているが、この時は黒い粒子のみでフィーラーそのものは出てきていない。

セフィロスの使役する黒いフィーラーとは別に、星の意思を司る白いフィーラーも存在する。
こちらは星の体内において黒フィーラーとの闘いを繰り広げているが、必ずしもクラウド一行の味方とは限らず、忘らるる都においては行く手を阻もうとする。
逆に、ジェノバLife戦後は回復させてくれる。