設定/【秘匿大軍神】

Last-modified: 2016-10-29 (土) 03:02:47

FF零式

軍神の中でも、特に強大な力を保有しているものを総称してこう呼んでいる。
ただでさえ強力な軍神でも比べ物にならないほどの力を秘めており、戦闘特化型の甲型ルシをも超える強さを持つものも珍しくない。
これら秘匿大軍神の多くは、軍神が朱雀で制式化した初期に呼び出されたものらしい。


圧倒的な力を秘めた軍神であり、朱雀にとってはルシと等しく切り札と言える存在。
しかしその力を使用するためには、当然ながら多大な代償を支払う必要がある。

まず大きな特徴として、召喚する際に膨大な量の生命を必要とする点が挙げられる。
作中では、アレキサンダー召喚に『ルシ1人の魂』と『候補生・軍監・兵士合わせて数千の魂』を犠牲にしていた。
小説版で呼び出された秘匿大軍神も、『ルシ1名の魂』と『優れた魔法使い千名の魂』という犠牲を払わなければならないと書かれていた。
(ただし必ずしもルシの魂が必要なものばかりではないらしく、朱雀ルシのセツナは過去に秘匿大軍神を召喚していながらも物語本編時まで生存を続けていた)

さらに並みの魔法使いでは制御不可能で、過去に召喚された秘匿大軍神『ラムウ』は暴走を起こし、玄武の町を数百、無差別に破壊した記録もある。

上記の要素からこの軍神達を危険視する声は多く、普段は禁呪として封印されている。
しかし朱雀の危機が迫っているなどの緊急時には、この禁呪を使用することもあった。


現在判明している秘匿大軍神は4つ。

このうち秘匿大軍神召喚の描写があるのはセツナが召喚したアレキサンダーと、小説版でクラサメが召喚したナイツ・オブ・ザ・ラウンドの2つのみ。
ラムウやリヴァイアサンは朱の目録にてその存在、もたらした被害を確認できるのみである。
ただしそのどれもが天変地異クラスの大被害をもたらす存在であることには違いはない。

  • 規格外の召喚獣という意味では零式も当てはまるが、秘匿大軍神には含まれていない。

秘匿大軍神召喚には長い詠唱を必要とするらしい。
小説版では『ナイツ・オブ・ザ・ラウンド』を呼び出すのに6時間もの詠唱を要すると書かれていた。
仮に詠唱文を1分間に300文字、ゆっくり読み上げる場合、6時間で約10万文字も詠唱することになる。
しかも一度始めた詠唱を止めてしまうとまた最初から詠唱しなおさなければならない制約もあるため、召喚士には魔力面以外にも多大な負担がかかることになる。

  • 文字数も膨大であろうが、抑揚・間の取り方・拍子なども関係するのかもしれない。

下記した詠唱文は小説版のもの。(判明している詠唱文がゲーム本編時よりも一文多い)
「転回始めるは、楔放つ歯車。一つ、二つ、三つ、四つ、……」
「死せる神と……生ける人の……繋がりの果て……刻は来たれり……」
「我が因果の枷持ちて……朧なる咆哮の下……深淵より劫罰の叫び響かせ……天に、現出せん!」


FFIXのアレクサンダーに近い、いわゆるイベント用の強力な召喚獣。
召喚された二体が従来作で召喚獣としてバハムート以上の格を与えられているのに対し、記録のみの登場の二体は低位にある。
リヴァイアサンはまだしも、ラムウをバハムート以上の地位に据えたのはかなりユニーク。

  • ラムウは過去作品においても高い地位にいることが多々あったし、老人型の召喚獣(零式においてもそうかは不明だが)が原始の軍神という立場に合っていた、ということかもしれない。
    リヴァイアサンはそれがもたらす被害の大きさを考えれば、秘匿大軍神という扱いも肯ける。
    これに関しては昨今の事例を鑑みれば分かることだろう。