設定/【FF6の裏設定】

Last-modified: 2022-09-10 (土) 14:09:00

VジャンプのFFコロシアムに掲載されていたFF6の設定について扱うページです。


フィガロ兄弟の過去

アントリオン」の項に記述があったので転記。

フィガロ近郊に棲むモンスター。
それ以外特に特徴も無いモンスターだが、特別な設定が与えられていて、
14歳になると男子のフィガロ王族は成人の儀式として
このモンスター狩りを誰の手も借りずにしなければならない。
マッシュとエドガーもこの狩りをしたのだが、マッシュは子供の頃、体が弱く、
エドガーはアントリオン狩りを目前に、マッシュをむりやりコーリンゲンへ海水浴に誘った為に、
マッシュは狩りの当日40度近い熱を出すが、病気をおして参加。
途中、脱水症状で倒れるが、兄と協力の末、
フィガロ史上最大のアントリオンをしとめ、エドガーはマッシュを担いでフィガロ城まで帰った。
その後、「この二人の王は乱世をいきる」と占い師に予言され、
二人の王は帝国との闘いや世界崩壊という乱世を生きる事となる。

個人的にはアルティマニアか何かに載せてくれてもよかったのにと思う。

成人儀式・アントリオン狩り

フィガロ王国前史。エドガーマッシュが確か12歳ぐらいの時の話。
兄弟は大人の仲間入りを果たすため、砂漠に出現するアントリオンを退治する試練を与えられた。
この儀式の前、エドガーは当時病弱だったマッシュを無理やり海水浴に誘う。
マッシュはこのとき体調を崩すが、兄のためならばと思い、病身を押して儀式に参加する。
兄弟は見事アントリオンを仕留め儀式をクリアするが、
具合が悪かったマッシュはついに力尽きて発作を起こし、倒れてしまう。
命には別状なかったが、エドガーは儀式の前にマッシュを海水浴に誘ったことを激しく後悔し、
今後弟を尊重しようと心に誓う。
 
ゲーム中で語られなかっただけに、フィガロ兄弟にこんな過去があったとは驚きである。


過去のVジャンプに掲載された、FF6の裏設定エピソードの一つ。
EX辞典の残骸より

0歳エドガー・ロニ、マシアス・レネ、ステュアートとクリステールの間に健康に誕生。
しかし16歳という若すぎる初産のため死去。
3歳ナッツイーターにクルミをあげようとしたマッシュが、指ごとかまれる。
8歳体の弱いマッシュは、健康のためダンカン・ハーコートに週2回師事。
13歳成人儀式アントリオン狩りの準備にはいる。
14歳狩りを目前にしてエドガーが無理にコーリゲンヘ海水浴に誘ったため、
マッシュが風邪をひく。
40度近い熱を出しながらも風邪をおして、狩りに参加。
途中脱水症状で倒れるが、決して弱音を吐かないマッシュの姿に、
エドガーは自分の軽率さを深く恥じる。
2人の協力の末、史上最大のアントリオンをしとめ
「この2人の王は乱世を生きる」と予言される。
15歳エドガーは、従妹叔母のグウィネヴィアに恋をするが、
彼女の思い人が、2人の尊敬する騎士ジェフリー・マクラウドだと知り思い悩むが、
マッシュは何も力になってやれない。
16歳枢機卿である伯父のフランシス・ラバーンは、
自分が病弱なために周囲の敬愛と忠誠を一身にあびる兄を憎み、
国王暗殺計画を立てるが、失敗して投獄される。
ジェフリーはその際王をかばって死亡した。
17歳父が崩御したため、エドガーは父王御成婚記念の不良品のコインの1枚を使って
マッシュに自由を与え即位。
マッシュは、国を出て師ダンカンを頼ってコルツ山で修行に入る。

凄まじい嵯峨女史臭がするエピソードだな。
しかもよく見たらゼノギアスで嵯峨が担当したキャラの名前や苗字が出てきてるし。


内容云々はともかくこういったバックストーリーがあるから展開にも深みがでるのも事実。
そうでなければエドガーは単にナンパ師になるし、マッシュは見方によっては国を捨てたともなるし。

  • 逆に言えばゲーム内では単なるナンパ師にしか見えない。
  • いやいやフィガロの民からの信頼の厚さとか、エドガーの賢君たる面を窺わせる要素もあったじゃないか。
  • 単なるナンパ師が自国のために盗賊の仲間になったフリして危険な行動をとったりするものだろうか?

その嵯峨女史が自分の同人誌に掲載したらしいフィガロ家系図がこちら


まあここまで思い入れ無ければシナリオなんて書けないという証左なんだろうか……
……少し引かんこともないが。

  • 妄想癖とシナリオ構築は違う

裏設定では母親は出産後すぐに亡くなったことになっているが、ゲーム中ではエドガーやマッシュが母親から聞いた昔話を語るセリフもある。(ラムウとの対話イベントで)
必ずしも裏設定が公式、というわけではないようである。

キャラクター

アンジェラ

製品版には登場しないキャラクター。
鞭を使う姉御キャラクターで、カイエンに対して遊び半分で「ステキ~」とじゃれたりする。
もっともカイエンはミナに操を立てており、二人が恋仲になる予定はなかったようだ。


出番無いから聖剣3に転属になったのか?


ニケアの酒場でカイエンを誘惑する踊り子がその名残なのだろうか。

グウィネヴィア

先代フィガロ王スチュワートの従妹。16歳にして領主となる。
騎士マクラウドとの結婚を夢見ていたが、王弟フランシスによるスチュワート暗殺計画に巻き込まれ、
マクラウドと共に命を落とす。享年27。
いわゆる裏設定キャラ。
エドガーの初恋の人物でもある。(年齢差は11歳)

クリステール

エドガー&マッシュの母親。
フィガロ修道院で育った孤児で、「砂漠の泉」と呼ばれるほど美しい少女だった。
14歳でスチュアート王に見初められ、王に嫁ぎ、王妃となる。
15~16歳でフィガロ兄弟を産むが、若年の出産のため体が衰弱し死亡。
そりゃ15~6歳の少女が双子(しかも男子)を産むってことは、かなり体に負担かかりそうだが…。
 
因みに私は彼女のFNがわからないので、ご存じの方がいたら訂正よろしくお願いします(投稿者より)。


Vジャンプに掲載された設定資料にしか名前が出てこないキャラクターの1人。
6はどうもそういう裏設定が多い。


↑のほにあるキャラ相関図のイラストのコメントを見る限り、
かなり特殊な出生を持っているという設定があったようだ。
もちろん嵯峨女史の後付けである可能性が大いにあるだろうが・・・。

ジェフリー・マクラウド

先代フィガロ王スチュワートの家臣にして、エドガーやマッシュから尊敬されていた高潔の騎士。
グウィネヴィアとは身分の違いを超えた恋愛関係にあったが、
王弟フランシスによるスチュワート暗殺計画に巻き込まれ、グウィネヴィアと共に命を落とした。

  • 崩壊後の世界でエドガーが使用した偽名「ジェフ」は彼が由来だろうか。

フランシス・ラバーン

先代フィガロ王スチュワートの弟。
成人後のエドガーと瓜二つの美貌を持ち、フィガロ王国で尊ばれる碧眼を持ち生まれるも、
病弱であったために父王に軽んじられる。
それは次第に兄への憎悪となって増幅し、スチュワート暗殺計画を画策するも、
マクラウドらによって阻止されて死亡した。

  • 彼の名は、ゼノギアスでも設定のみその名を残している。
    ちなみにそっちの彼氏は良い人タイプだったようで、
    死因のほうもクーデターの際に受けた過度の拷問による獄死であった。

フランセスカ

神官長参照。

プリシラ

フィガロにいる8歳の少女。
エドガーに求婚していたが、これは縁談好きの母親から、「王妃様になるよ~」と吹き込まれていたため。
ゲーム中には名前が登場しない。

ララ

製品版には登場しないキャラクター。
ストラゴスの妻で、年齢は65歳。職業は風水師
口喧嘩は多いが、お互いかばい合うほど仲が良かったらしい。

余談

裏設定は設定好きにとってはたまらない代物だが、中には黒歴史認定してるプレイヤーも存在する。
FF6ファン同士が交遊してる場合でも、裏設定を迂闊に持ち出すのは避けた方がよいと思われる。

  • むしろ、「え?何それ?同人設定持ち込むなよ」と返されそうな気がする。
    • FF7と10を繋がりなんかにも言えることなんだけど、正式採用されてない話は没案と同じかそれ以下でしかないから
    • 没はあくまで「初期案・初期設定」の類であり、裏設定は「没ではないがあえて表には出さない設定」。
      ゲーム中で語られる設定ときちんとリンクしている裏設定も普通にあるので、没扱いは不適当。
  • 作中に出てこないから没案と言うのは軽薄であろう。プロは一般人からすると「こんな所まで考えるのか?」と言いたくなる位細かく考えて設定するのは当たり前。 我々が作中で見たのはあくまで氷山の一角に過ぎない。
  • 没案はともかく「没案以下」とか完全に意味不明だし、思い付きで適当に書くもんじゃないね
  • FF6の裏設定の扱いが色々ややこしいのは「本編設定と明らかな矛盾が存在する」という問題を抱えているのも要因の一つ。(例:クリステールの死亡時期)
    裏設定は「本編に出ないが本編内に存在する設定」と解釈されやすく、本編と矛盾するなら(変更があったなら)それは通常は没設定や初期設定等と呼ばれる。
    裏設定が矛盾すれば本編に出ない内容が故に、どれが、どこまでが、本編にも存在する設定なのか?どこまで信用できるのか?線引きが曖昧になり、信用できないと考える層がいるのは当然である。
    要は没も正式採用もゴチャゴチャにして一括りに「裏設定」としているから問題なのだ。
    嵯峨空哉氏の趣味も含め様々な要素が合わさった結果、TPOが重要なのにその判断が極めて困難、という状況を生んでおり、基本は持ち出さないのが正解という点に変わりはない。