魔法/【シェイプ】

Last-modified: 2020-05-14 (木) 23:22:36

FF1

レベル1の黒魔法
コーネリアの町で100ギルで購入できる。
効果は「敵一体の周囲を明るく照らすことによって、対象の回避率を20下げる」というもの。

誰かこの魔法の使い道を教えてください。

  • 回避率を操作する魔法なので、もしFF2に存在していれば活躍できたかもしれない。
  • 森の中や洞窟ならともかく何もない草原や平野で明るく照らす意味が何処に…
    回避率を下げたからといってヒット数が上がる訳でも無い。
    本当に、ほんと~うに使い道が分からない魔法である。
  • 序盤は攻撃があまり当たらないので、まんざら無意味でもなかったり。
    ……と言いたいところだが、最初からファイアをブチ込んだ方がよほど手っ取り早くて効果的。
    せめて敵全体に効いて欲しかった。それでも使い物になったかどうか怪しいくらいなのに。

FC版では設定ミスで全く効果がない。
また「10%下げる」とされることがあるが誤りで、実際は(きちんと機能していた場合は)「回避の値を20下げる」(FF1は%表示ではない)効果である。
もっと効果値が高かったなら、使い道があっただろう。
命中率が比較的高く、無属性故に相手を選ばないというスリプルなどにはない利点もあるのだ。
ちなみに上位のシェイラはもっと酷い設定ミスがあり、敵全体の回避を上昇させてしまう。


D&D・・・というより、テーブルトークRPG(TRPG)を意識していたことの象徴的な魔法。
説明文からもそれが伺える。
初期のTRPGでは、「攻撃は当たらないが、当たれば2~3発で倒せる」というバランスの物が多かったため、
命中/回避を操作する魔法は非常に重要なものだった。

攻撃が当て放題なコンピュータRPGでは存在意義は皆無。
回避率の高い敵が多くいれば多少は変わっただろうが・・・

  • FF1の特に序盤は、敵も味方も命中率がかなり低い。その代わりとしてHPも互いに低く、まさに1~2発のヒットが命がけ。
    なので実際「初期のTRPG」に近いバランス調整と考えていい。
    ただしシェイプはその前提が有ってすらちっとも役に立たない、筋金入りの駄目魔法であるのだが。

PSP版で確認可能な英名では"Focus"となっている。
同じ名を持つアビリティとして10-2のフォーカスチャントがあるが、
こちらは味方の命中率を上げる効果のため、どちらも知っていると紛らわしく思えるかも。


元ネタと思われる魔法はD&DのLV1白魔法であるフェアリーファイア。敵の表面に青白い薄明かりを灯らせて輪郭を顕にすることで敵への攻撃命中にボーナスを得る。
なお、この呪文は範囲魔法であり、透明状態の敵が範囲内にいた場合はその敵の輪郭も浮かび上がる。(つまり、攻撃が普通に命中する。)


FC版の説明書(FF1・2の方も)には魔法の対象が『敵1体』で、効果が『敵を見やすくして命中率が上がる』と書いてある。
対象の敵への攻撃を命中しやすくすると言いたいのだろうが、
これでは『対象の敵の命中率』を上げてしまうマイナス魔法だと思いかねない。


上位のシェイラ共々味方専用魔法…と思いきや、この魔法の方は敵では唯一ウォーターナーガが使用する。
もっともウォーターナーガはサンダラを始め他にもっと危険な攻撃を使うためさっさと殴って倒して始末するor戦闘せず逃走した方が良く、わざとこれを使うまで無駄行動をして待つ程暇なプレイヤー以外は目にかかることはまずない。

  • そして使われてもこの魔法の性能は上述の通りのため全く怖くない…というか、そもそも当てられても回避率が下がったのが全く実感できず全然面白みがない。

FF1(WSC版以降)

FC版に搭載されていたバグが解消され、ちゃんと回避率が下がるようになった。
このおかげで、機能していてもやっぱり役に立たないことが晴れて実証された。

  • やることがない黒魔になんとなく使わせてた俺・・・

FF2で敵が使って来たら脅威だったかもしれない・・・