【アルガスの発言を巡る議論】

Last-modified: 2014-08-15 (金) 21:41:16

FFT

転載元:セリフ/【ヤツとヤツの妹はここにいてはいけなかった!】


【ヤツとヤツの妹はここにいては いけなかった! 花でも売って暮らしていればよかったんだよッ!】
 
同上。
ディリータの妹・ティータを殺害した直後にディリータとラムザへ言い放った。
花を売る=売春の隠語であり、
同作品においてエアリス似の少女がその意味の冗談を言われていることも考慮されたし。


売春とイコールなのは「春を売る」のはず。
現にエアリス似の少女は「花ではなく春を売ったら~」とわざわざ言い換えて
揶揄されていた。
故に「花を売る」=「売春」ととらえるのは少し深読みしすぎじゃないかな。
 
このアルガスの台詞は言葉通り、「お前ら平民はつつましく商売をして
身分相応に生活していればよかったんだ」という意味に受け取ればいいと思う。
わざわざ貴族階級にしゃしゃりでてくるディリータを生意気にこそ思え、
なにも売春業に身をやつせと罵るほどの憎悪までは抱いてなかったのでは。


↑×3
エアリス似の少女の場合は、「花を売る」=「売春」と言われるような社会情勢の中で、
「本当に」花を売って生活していたもんだからああいう風に言われたんじゃないのかな?


↑×4
売春しろって意味じゃなくて
売春婦と同等の扱いをする事で相手を侮蔑してるってことじゃないか?
サノバビッチみたいな感じで
それで、一応ゲームだから暗喩を使ったんじゃないのか
FFTあんまり覚えてないけど


↑×4
>>実際に花屋とかまともな商売なんかで生きていける世界じゃないだろ
そこんとこからまともに考慮しないのがアルガスだと思う。
(でも実際にはエアリス似の少女も花売りとして身を立ててるみたいだし、
 平民の生活水準はそこまで低く無かったんじゃないかな。
 ましてアルガスの発言当時は獅子戦争の勃発前だったしね。
 「豆のスープ」の印象が強いけど、実際それを食べて育ったのは厳密な平民じゃなく
 五十年戦争の報奨を受けられなかった浪人や没落貴族)
 
貴族は貴族、平民は平民、良くも悪くも「住み分け」を主張してるのが彼であって、
平民が相応におとなしく生活してる分には搾取以外の一切の関与はしない。
だから平民も貴族には関与してくんなよってところじゃないかな。
アルガスが普通の貴族を妬むシーンがあったかは覚えてないけど、
「オレ一人じゃダイスダーグ卿には会えない」と自分の身分をわきまえていたし
ヤツは身分制度については割ときっちりした一家言を持ってた様に思う。
 
「ヤツとヤツの妹はここにいてはいけなかった」の発言で、
平民は平民の枠から出なければそれで良いんだ、と持論を示したのに、
そこで同時に平民を貶める発言をするのはなんか論理的に変な気がする。
 
もっともアルガス自体過激な発言する人だから少々行き過ぎた発言してもおかしくないけど、
それだったらやっぱり普通に「春でも売って~」って言うんじゃないか?
 
あと、どんなに裕福な社会でも売春はあると思う。


↑×4
う~ん、それこそ花売り=売春か文字通り花を売るか、で両方とれるかも知れないけど、
どちらかというとその解釈(=売春の方ね)は少しねじった考え方だと思うんだ。
文字通りの花売りという職業がある事、それとは別に春を売るという言葉がある事、
自分は単純なせいか、その二つの事実が頭にあって
どうしても言葉通りに受け取るのが自然だという気がしてしまう。
それで矛盾が生じるようならもちろん即刻取り消して平謝りするよw
ちなみに自分もエアリス似が花売りで生活できるのは正直なぜ!?と思ってる
 
↑×3
あのシーンで侮蔑する必要性をいまいち感じないんだ
以下↓引用なんだけど、ただ『違う』ことを主張したいだけに読めてしまう。
「いい加減に気付いたらどうだ! 『違う』ってことにな!
「生まれも違うなら、これからの人生もまったく違う! 宿命って言ってもいい!
「ヤツとヤツの妹はここにいてはいけなかった! 花でも売って暮らしていればよかったんだよッ!
 
なんだか引っ張ってしまってすまない


う~んなんでそういう一方的な発想になるのかがまったくわからない……
まったく自然でない。あの場面で「売春でもして」っていう発想が出てくるのが
そもそもねじれた考え方を持ってると思う。
 
あと庶民の仕事として「花を売る」という事を出すのはまったく不自然に思いません。
「花でも売って」って言ったからって、本当に「花を売って収入を得て暮らしなさい」
ってことじゃないでしょ^^:
単に貴族と平民は、それほどの差があるんだ、という事をわかりやすく言っただけのことでしょう。


前置きとして、この台詞はアルガスが平民に罵声を浴びせるためにした発言ではなく、自分の行ったことを正当化する意味が強いため、アルガスが平民に対して思っていることを、そのまま言う可能性は低いと考えられる。つまり、アルガスが平民が普段売春するのがふさわしいと思っているかどうかはこの発言には無関係と思われる。
さて、この発言内容は「ヤツとヤツの妹」が、「ここにいる→不幸な結果(ティータの殺害)になる」と、「花でも売って暮らす→平穏な生活が送れる」という対比関係により成り立っていると考えるのが自然である。であるならば、もし「花を売る→売春」ということになると、「売春により生計を立てる暮らし=平穏な生活」という関係になってしまう。これは感覚的にしっくりこないし、またこうなると、「ヤツとヤツの妹はここにいたからこそ不幸が訪れた」という論理関係がはっきりしない。(平民の暮らしをしようが貴族に混じろうがいずれにせよ不幸だったんだからここにいても悪くはない、という理屈が成り立ってしまう)
したがって「花を売る」は素直に観賞用の花を売ることだと捉えるのが自然かと思われる。
 
なお、この書き込みは筆者が状況を検討したことのみによるもので、この内容が正しいと証明するものはありません。また、すでに解決をみているらしきところに蒸し返してしまい申し訳ない。


制作側はそこまで深く考えて作ってないと思う
隠語の意味がわかる人は売春の意味で理解すればいいし
そんなんわからんって人はお花屋さんの意味で理解すればいい
どっちも論理的に間違ってはいないし、議論したところで永久に結論は出ないよ


花は水をやらねば育たない
これが本当の水掛け論、なんちて


「ヤツの妹」じゃなくて「ヤツとヤツの妹」について言ってることだから
売春の暗喩というよりは単に分相応な暮らしをしてれば良かったんだよってことの言い換えだと思う。


「死」を機械的に処理せずに、こんな事を言うのだから、
アルガスにとってディリータ&ティータはずいぶんとマシな扱いをしていたようにも思える。
なんてったって戦場だし。
さらに言うと、こんな「人聞きの悪い言葉」を正直に言っちゃう辺りが、
アルガスの没落貴族たる生い立ちをよく示している感じがする。


もし売春を指すのであれば、「ヤツとヤツの妹は…〔中略〕花でも売って暮らしていれば…」ではなく、
「ヤツの妹は…〔中略〕春を売って暮らしていれば…」となったはず。
「花でも売って」という表現から「売春」を想起するより、
「でも」という表現から「平民らしい暮らし」を想起する方が自然だと思う。
没落していても貴族であるアルガスにとって平民は召使いか、何かを売って生計を立てているという
固定観念があっても不思議ではない。


完全に余談であるが、花屋は激務だが古今東西けっこう儲かる職業である。
北欧のとある王宮史には「花1輪に銀貨2枚を支払う」という記述があり、これは十数万円相当を意味している。
世に冠婚葬祭と愛好者のある限り需要の尽きない安定職である。
打倒される王家や没落する貴族に比べれば…w


「売春なら春を売っているとなるべきだから花売りは売春ではない」ってのはちょっと的外れ感がある。
意図的に迂遠な表現を使って直接的でなくそういうのを匂わせるっていうのは文章表現としてはありがちだし、
一応全年齢なFFTがそういう配慮をしてると考えるのはごく自然。
つーか「春でも売ってりゃいいんだよ!」とかFFで言われたら全力で困るわ。

まあ、それ以外の点からみると、やっぱりここは本来の意味の花売りだと思うけど。


花売りは売春の隠語である事は間違いないが、
主語が「ヤツとヤツの妹」である点と、「花『でも』」という言い方をしている点で、売春を想起する読解力がトンでもないと思う。
「花売り=売春の隠語」と知ったお子様が得意気になって言い出したのではないかと…。

アルガスが貴族は貴族たらねばならないし、平民は平民らしく、分相応であるべきと考えている台詞も多いのだし、
「花でも売って」が文字通りの意味で発言されたと考えるのが自然な論拠は数多い。

百歩譲って売春を指した事をアルガスが言いたかったのであれば、ゲーム的に売春という表記が難しいとは言え、
この後ディリータを「悔しいだろ?」「はっはっはっ、いい気味だぜ」などと嘲笑しながら戦っている台詞があるのだから、
「身体を売って」とか直接的に罵ったと思う。