はじめに
- インストール先の確認
Football Manager 2009はインストール時の設定(steam使用の有無)により、インストール先ディレクトリ構成が変化します。
それぞれの設定でインストール先を特に指定せずにインストールを行うと、Football Manager 2009のルートディレクトリは以下のようになります。
・steam使用時
C:\Program Files\Steam\SteamApps\common\football manager 2009
・steam未使用時
C:\Program Files\Sports Interactive\Football Manager 2009
まず、各自の環境でインストール先がどのようになっているかを確認してください。
以降の手順ではでは「football manager 2009\data」などのように、このルートディレクトリを基点としてファイルの場所等の説明を行っていきます。
- アップデート状況の確認
Football Manager 2009本体の不具合解消やバランス改善等のため、アップデートパッチが配布されています。
これらを適用すると「Football Manager 2009\data\updates」フォルダ内にバージョンごとのフォルダが作成されます。
ここではVersion 9.3.0が適用されている状態を想定し、「Football Manager 2009\data\updates\update-930」というように記載しています。
今後、最新のアップデートパッチが公開され、適用した時には、緑色の文字部分を読み替えて手順を進めてください。
ファイルのダウンロード
以下のファイルはFootball Manager 2009を日本語化する際に必要となるものです。
事前にダウンロードしておいてください。
- メイリオフォントインストーラー(VistaFont_JPN.EXE)(WindowsXPユーザーのみ)
- udm差分ファイル作成ツール - Free Edition ver.2.3.2(udmfree2.3.2.exe)
- English.ltc 日本語化差分パッチ(fm09jvp-yymmdd.zip)(yymmddは差分ファイルの作成日)
- events.cfg 日本語化差分パッチ(eventscfg_jp.exe)
日本語表示用フォントの準備と配置
Football Manager 2009には日本語を表示するフォントが用意されていません。
この手順を行っていなかったり、間違えていると、ゲーム内の文章が「ロロロロロロロ」のように文字化けして表示されてしまいます。
手順
- (WindowsXPユーザーのみ) ダウンロードしておいたVistaFont_JPN.EXEを起動し、ウィザードに従ってメイリオフォントをインストールしてください。
- Windowsのスタートメニューから、コントロールパネル>フォルダオプションを開きます。
(もしくは、エクスプローラーのメニューから、ツール>フォルダオプションを選択)
「表示」タブ内の詳細設定で「登録されている拡張子を表示しない」のチェックを外し、OKボタンで閉じます。
- football manager 2009\data」フォルダ内に、新たに「fonts」フォルダを作成します。
- 「C:\Windows\Font」フォルダ内から次の2ファイルを探します。
・メイリオ & メイリオ イタリック
・メイリオ ボールド & メイリオ ボールド イタリック
- 「メイリオ & メイリオ イタリック」ファイルを、手順3で作成したfontsフォルダ内にコピーします。(ファイル名が「meiryo.ttc」となります。)
- 手順5でコピーした「meiryo.ttc」のファイル名を「vera.ttf」に変更します。
- もう一度「メイリオ & メイリオ イタリック」ファイルを、手順3で作成したfontsフォルダ内にコピーします。(ファイル名が「meiryo.ttc」となります。)
- 手順7でコピーした「meiryo.ttc」のファイル名を「fm scoreboard.ttf」に変更します。
- 「メイリオ ボールド & メイリオ ボールド イタリック」ファイルを、手順3で作成したfontsフォルダ内にコピーします。(ファイル名が「meiryob.ttc」となります。)
- 手順9でコピーした「meiryob.ttc」のファイル名を「verabd.ttf」に変更します。
- 以上で日本語表示用フォントの準備と配置は終了です。
- 手順2以降の画像付き手順が公開されています。 → スクリーンショット付解説
- 手順2以降を自動で行うVBスクリプトファイルが公開されています。→ フォントコピー用VBスクリプト
English.ltcへの日本語化差分パッチの適用と配置
有志により翻訳が進められている差分パッチを適用し、ゲーム中に表示される各種文章の日本語化を行います。
最新の差分パッチが公開された際には、手順2~10を行ってください。
手順
- ダウンロードしておいた「udmfree2.3.2.exe」を起動し、ウィザードに従ってインストールを行います。
(インストール後、udm差分ファイル作成ツールが自動起動された場合は終了させてください。)
- 作業用に好きな場所に新しいフォルダを作成します。
- 手順2の作業フォルダへ「football manager 2009\data\languages」の中にある「English.ltc」ファイルをコピーします。
- ダウンロードしておいた「fm09jvp-yymmdd.zip」を解凍し、「fm09jvp-yymmdd.udm」ファイルを取り出します。
- Windowsのスタートメニューから、すべてのプログラム>udm差分ファイル作成ツール>udm差分適用ツール を探し起動します。
- 「差分ファイルを入力してください」というダイアログが表示されます。
参照ボタンを押し、手順4で取り出した「fm09jvp-090712.udm」を指定し、実行ボタンを押します。
- 更新確認のダイアログが表示されるので、「はい」を選択します。
- 「差分を適用するフォルダを入力してください」というダイアログが表示されます。
参照ボタンから手順2の作業フォルダを指定し、OKボタンを押します。
- 差分の適用が行われます。
(この時点でエラーが出たときは手順2からやり直してください。
- 手順2の作業フォルダ内の「English.ltc」ファイルのファイル名を「Japanese.ltc」に変更してます。
- 手順10の「Japanese.ltc」ファイルを「football manager 2009\data\languages」内へコピーします。
- 以上でEnglish.ltcへの日本語化差分パッチの適用と配置は終了です。
- 画像付き手順が公開されています。→画像付き説明書
ただし、ここではevents.cfgの日本語化までを想定した手順としているため、後半部分の手順が若干異なっています。
events.cfgへの日本語化差分パッチの適用と配置
試合中の実況で表示される文章はevents.cfg内に記載されています。
ここではevents.cfg日本語化を行います。
注意:以下の手順を完了せずに、言語設定を「Japanese」に変更しないでください。
「言語設定:Japanese」用のイベントが定義されていないために多数のイベント読込みエラーが発生します。
手順
- 作業用に好きな場所に新しいフォルダを作成します。
- 「Football Manager 2009\data\match events」内の「events.cfg」ファイルを手順1の作業フォルダにコピーします。
- ダウンロードしておいた「eventscfg_jp.exe」を起動します。
- 「差分を適用するフォルダを入力してください」というダイアログが表示されます。
参照ボタンから手順1の作業フォルダを指定し、OKボタンを押します。
- 差分の適用が行われます。(この時点でエラーが出たときは手順2からやり直してください。
- 「Football Manager 2009\data\updates\update-930\data\match events」フォルダ内の「events.cfg」ファイルのファイル名を「events.cfg.bak」に変更します。
- 手順1の作業フォルダ内の「events.cfg」を「Football Manager 2009\data\updates\update-930\data\match events」フォルダ内へコピーします。
- 以上でevents.cfgへの日本語化差分パッチの適用と配置は終了です。
Football Manager 2009を起動し、ゲームの設定画面で言語から「Japanese」を選択してください。
Football Manager 2009 本体のアップデートパッチを適応したときの対応方法
Football Manager 2009 本体のアップデートパッチを適応をすると、参照先のevents.cfgが最新のものへと変わります。
アップデートパッチを適応後は、起動前に以下の手順を必ず行ってください。
言語設定:Japanese用のイベントが定義されていないために多数のイベント読込みエラーが発生します。
手順
- 「Football Manager 2009\data\updates\update-940\data\match events」フォルダ内の「events.cfg」ファイルのファイル名を「events.cfg.bak」に変更します。
- 「Football Manager 2009\data\updates\update-930\data\match events」フォルダ内の「events.cfg」ファイルをFootball Manager 2009\data\updates\update-940\data\match events」フォルダ内へコピーします。