開発版の導入
公式サイトの開発版ダウンロードページから、一番新しい(5.0-XXの数字の大きい)ものをダウンロードしましょう。
安定版と違い、開発版にインストーラーはなくWindows版は7-zipという形式の圧縮ファイルになっているため、別途解凍ソフトが必要になります。また、解凍ソフトの使用ができない場合、このサイトにファイルを置くと解凍してくれます。
無事に解凍できたら、管理しやすい適当なフォルダに配置すれば完了です。
アップデート
アップデートといってもそんなに複雑なものではありません。
安定版はインストーラーを起動するだけですし、開発版はダウンロードした圧縮ファイルを展開して上書きすれば終わりです。
開発版は多い時には1日何回も更新されますが、そんなに神経質にアップデートする必要はありません。
自分がプレイしているゲームが上手く動かない時や、 毎月報告される進捗リポート を見て、更新内容に興味を持った時ぐらいで十分です。
安定版と開発版の共存
前のページで「安定版と開発版は共存できる」と書きました。「別々のフォルダなのにどうやって設定やセーブデータを共有するの?」と思われたかもしれません。
Dolphinではユーザーディレクトリという仕組みでこれを実現しています。
ユーザーディレクトリ
4.0以降のDolphinでは、Dolphin本体があるフォルダではなく、OSのユーザーディレクトリに設定を保存するようになりました。
デフォルトのユーザーディレクトリとして以下の場所が設定されています。
Windows: C:\Users\<ユーザー名>\Documents\Dolphin Emulator
macOS: <ユーザー名>/Library/Application Data/Dolphin
GNU/Linux: ~/.dolphin-emu/ (または: ~/.config/dolphin-emu/)
Dolphinの設定やゲームのセーブデータ、プレイ中に撮ったスクリーンショットなどは全てこのユーザーディレクトリに収められます。
この仕組みにより、例えば、
開発版でプレイしていたらある場面でバグが出て進めなくなった → 安定版でそこだけ突破しセーブ → また開発版に戻ってきて続きをプレイ
…といったこともスムーズに行えます。
ただ、現状のDolphinでは、特定のゲームが古いバージョンでしか上手く動作しない、という事態が残念ながらよくあります。
こういった場合に使うバージョンでは、安定版や最新の開発版と設定の共有はしたくありませんよね。
また「ユーザーディレクトリをもっとアクセスしやすい場所に置きたい」という要望もよく見かけます。
このような、特定のバージョンのみユーザーディレクトリを無効化したい場合や、ユーザーディレクトリの場所変更を行う方法については こちらのページ を参照してください。
これにて、Dolphinの基本についての説明は終わりです。お疲れ様でした!
「トラブルを解決したい」「こういう機能はないのか」などのよくある質問はこちらのページを。
個々の設定項目や付属ツールについて知りたい時はWiki左メニューからどうぞ。
目的の情報が見つからない時は英語になりますが、公式Webサイト 公式フォーラム 公式Wiki を探れば大概の情報は見つかるはずです。