神倉神社

Last-modified: 2014-01-03 (金) 20:42:09
 

神倉神社
かみくらじんじゃ
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(参拝日:平成24年3月4日、熊野速玉大社で頂きました)
(再参拝・写真追加:平成25年12月31日)
住所:和歌山県新宮市神倉1-13-8mapionlogo.gif
主祭神:天照大神・高倉下命
社格:村社
主な祭礼:2月6日(御燈祭)

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↑太鼓橋↑
(由緒:現地案内板より)
熊野権現として有名な熊野速玉大社の摂社である。

熊野三山(速玉那智本宮?)の主神降臨の霊地、熊野信仰の根本とも申すべき霊所である。

御祭神高倉下命は建国の攻臣、熊野三党(宇井・鈴木・榎本)の祖として知られ、
農業・漁業の守護神として御神徳が高い。

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↑参道麓の鳥居↑
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↑石段↑
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↑火神社・中ノ地蔵堂↑
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↑山上の境内↑
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↑本殿・ゴトビキ岩↑
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↑巨岩の結合部↑
(以下、余談)
訪れた前年に熊野速玉大社へ参拝した際、御朱印だけ頂いていましたが、
神社への参拝ができていませんでした。そこで、今回・年末の紀伊半島一周したので再チャレンジしました。

千穂ヶ峯の支峰・神倉山は標高120mあり、境内から少し外れると断崖絶壁になっています。
源頼朝が奉納したという山上の社へは、急勾配の鎌倉積み石段538段を登らないといけません。
2月に行われる御燈祭では、大勢の男たちがこの石段を駆け下ります。足が痛くなりそうです。
参道の途中には、火神社・中ノ地蔵堂が祀られていました。
大晦日の朝ということもあって、神社の参拝に訪れている人は多く、何度もすれ違いました。

山上の境内にはゴトビキ岩という巨岩がご神体としてお祀りされています。
岩の根元からは平安時代の経筒、銅鐸片や滑石製模造品が出土しているそうです。
歴史的な創建年代は128年ですが、かつては磐座信仰が行われていて、現在の形となったのでしょう。

山上の社殿から少し岩盤を登ったところに、巨岩に挟まれるような形の空間があります。
下には石が敷き詰められています。ここも祭祀跡とみていいのでないでしょうか。

当社の境内は世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として登録されています。