鳩森八幡神社

Last-modified: 2013-10-05 (土) 14:35:57
 

鳩森八幡神社
はとのもりはちまんじんじゃ
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(参拝日:平成24年12月31日)
住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷1-1-24mapionlogo.gif
主祭神:応神天皇、神功皇后
社格:村社
主な祭礼:9月15日(例祭)
webサイト:鳩森八幡神社

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↑鳥居↑
(由緒:パンフレットより)
『江戸名所図会』によると、「往昔、此地深林の中に、時として瑞雲現じける。
又或時、碧空より白雲降りて雲上に散ず。村人怪しみで彼の林の下に至るに、忽然として、白鳩数多、
西をさして飛び去れり。依って此の霊瑞を称し、小祠を営み名づけて鳩森『はとのもり』と云ふ。
貞観二年、慈覚大師東国遊化の頃、村民等大師に、鳩森の神体を乞い求む。
依って、宇佐八幡宮、城州鳩の嶺に移り給う古を思いて、
神功皇后、応神天皇、春日明神等の尊体を造り添へて、正八幡宮と崇め給う。」とあるが、
この霊瑞によって当社を鳩森「はとのもり」と称した。

従って「鳩森」と書いても「の」を入れて読むのが正しい。

貞観二年、慈覚大師(円仁)は関東巡錫の途次、
村民の懇請により山城国石清水(男山ともいう)八幡宮宇佐八幡宮?を遷座し給うた故事にのっとり、
神功皇后・応神天皇・春日明神等の御尊像を作り添えて、正八幡宮として崇敬し奉った。」と伝えられます。

この伝説によれば、当社の縁起は貞観二年(860)であるから、現今より約千百年以上前の創建である。

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↑茅の輪・拝殿↑
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↑富士塚↑
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↑富士塚絵図(クリックで拡大)↑
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↑山車庫↑
(以下、余談)
明治神宮や国立競技場から程近い、千駄ヶ谷の住宅地にあります。

境内にはずらりと一列に並んだ、ややコンパクトな山車庫がありましたが、
周辺の住宅事情も反映しているのでしょう。

年越の大祓の時期だからでしょうか、茅の輪が拝殿前に用意されていました。
茅の輪潜りを体験することができました。

はじめて富士塚を目にすることができました。
富士講が盛んになった江戸時代に築かれ、関東地方を中心に分布すると言われています。

富士塚は螺旋状に登るようになっていて、頂上には祠がありました。
小さいながらも富士山の体を成しているのでしょうか。興味深いものでした。

ちなみに、富士塚を登山した証明の御朱印があるそうですが、後から気づきました・・・