1-2 (戦艦探索)
姫子 | キアナ!状況を報告しなさい。 |
キアナ | 目標の戦艦に到着したよ!姫子おばさん!次はどうしたらいい? |
姫子 | 真面目に聞きなさい!2時間前、正体不明な戦艦が蒼海市上空に突如出現したわ |
姫子 | 戦艦の制御ネットワークにアクセスを試みたけど、ファイアウォールに阻まれて突破できなかった。 |
姫子 | そこで、あんたの任務は艦橋に向かい、中央コンピューターに直接アクセスする事よ。 |
姫子 | ブローニャにメインコントロールシステムをハッキングさせて、この船の出所をはっきりさせる。 |
キアナ | 簡単そうな任務だね~ねぇ、早く船橋の位置を送ってよ! |
姫子 | (ボイス:艦橋は戦艦の中央よ、戦艦の入り口は封鎖されているから注意しなさい。)B3、B8、B17の3エリアでロックを解除すれば戦艦内に侵入できるわよ。 |
キアナ | 了解。でもちょっと遅くなっちゃうかもね、お出迎えが来てるみたい。 |
姫子 | ゾンビと崩壊獣?強くはないけど甘く見ない事ね |
キアナ | Ok~ |
1-3 (芽衣増援)
姫子 | キアナ、何か異常は見つかった? |
キアナ | 何も異常はなかったよ。強いて言えばこの任務が異常に簡単すぎた事かな。 |
キアナ | 私みたいに優秀な戦乙女はもっと難しい任務をこなすべきじゃない? |
姫子 | 何が優秀よ、半年前までは候補生だったB級戦乙女だったくせに。 |
姫子 | でも、それだけ自信があるって事は、支援は不要ってことね? |
キアナ | ふんだ、当然でしょ! |
姫子 | よし、それじゃ芽衣を帰還させるわよ。 |
キアナ | え?ちょっとぉ!わ、私…弾薬が足りないみたいだから、芽衣先輩の支援はお願いするね。 |
姫子 | あら?おかしいわね、こっちにはあんたの弾薬残量が十分と表示されているけど。 |
キアナ | え、えっと…20秒前までは結構あったの! |
姫子 | あんたねぇ…一体何をやらかしたのよ… |
芽衣 | 少佐…あまりからかわない方が… |
芽衣 | キアナちゃん、戦艦の甲板についたよ!B3前で合流しよう! |
キアナ | きたきた~!芽衣先輩がいれば力がみなぎってくる! |
姫子 | はぁ…変態みたいな顔をしてるわよ…芽衣、しっかり面倒を見てやって! |
芽衣 | はい!少佐! |
1-6 (夢境の学園)
キアナ | あれ?ここは…聖フレイヤ学園…?確か戦艦に乗っていたのに…夢でも見ているの!? |
??? | ここはどこ…?私は誰…どうしてここにいるの… |
姫子 | キアナ、何ぼーっとしてるの?テストが始まってから30秒も経ってるのよ! |
キアナ | えええ?! |
姫子 | お馬鹿にも程があるわ!戦乙女資格試験に決まってるでしょ!? |
キアナ | 資格試験…?半年前に受けらなかったっけ?(ボイス:資格試験…?半年前に受けなかったっけ?) |
姫子 | 何を馬鹿な事を言ってるの?!あんたはまだ候補生でしょ?! |
姫子 | 早く模擬崩壊獣を倒さないと不合格になるわよ! |
1-8 (時空断裂)
姫子 | あら?以外ね…時空断裂の扱いにもずいぶんと慣れているなんて。 |
キアナ | 当然でしょ!半年も使っていれば慣れるわよ! |
姫子 | また馬鹿な事を言って…時空断裂はシーリン計画の産物として1か月前に完成したばかりよ。 |
姫子 | 半年も使ってる…?夢でも見てるんじゃない? |
キアナ | はぁ? |
1-10 (シーリン計画)
キアナ | 姫子おばさん、ちょっと気になるんだけどさっき言ってたシーリン計画って何? |
姫子 | 授業で習わなかったかしら?まあいいわ…どうせ寝てたんでしょ… |
姫子 | シーリン計画は2000年、第二律者の空間制御能力を研究して利用することを目的に始まったわ。 |
姫子 | その成果が時空断裂システムというわけ。光速と時間の関係は知ってる? |
キアナ | スピードが光速に近づくほど、時間の流れは遅くなる。そんな簡単な理屈なら私でも知ってるわよ! |
姫子 | 現実では物体を光速まで加速させることは基本的に不可能。 |
姫子 | ところが第二律者は周辺空間にある光粒子の減衰係数を増加させることで周りの時間の流れを遅くすることができるの。 |
姫子 | これによって戦乙女は常識を超えた速度を手に入れたわ |
キアナ | 分かったような!分からないような… |
姫子 | 帰ったら教科書を読み直しなさい。 |
姫子 | 時空断裂システムが発動する時に周囲が暗い青色に変わって見えるのも、光速が低下して青方偏移が原因なの。 |
キアナ | ああ、そうだったんだ… |
謎の声 | この子の記憶を見てようやくわかった。うん…随分と長い間寝てたみたいだ…でも、今は全部思い出した。 |
1-11 (目覚め)
芽衣 | キアナちゃん!キアナちゃん! |
キアナ | ん...あれ?私どうしちゃってたの? |
姫子 | 意識を失っていたのよ。いろいろ試してみたけど起きなくて、隣の誰かさんが死ぬほど心配していたわ。 |
キアナ | うん、でももう大丈夫みたい。 |
姫子 | この戦艦はおかしなことが多すぎるわ。 |
芽衣 | 少佐、任務中断を申請します。 |
キアナ | 大丈夫だよ! |
姫子 | もしも、突然戦艦が落下なんてしたら...街は壊滅してしまうわ。 |
姫子 | 今は一刻も早く真相を掴んで、街の安全を守りなさい。 |
キアナ | 了解!これからB8エリアに向かう |
1-15 (第二制御装置)
キアナ | B8エリアのロックを解除したよ |
姫子 | よくやったわ!それじゃ残りは最後の1つね。 |
キアナ | あれ...また始まった... |
謎の声 | キアナ、もう少しあなたのこと聞かせて。 |
1-16 (再び夢境へ)
姫子 | 二人一組でこのテストに...はいそこ!キアナ!聞いてるの!?(ボイス:以上のようにこのテストでは皆さんのチームワークを評価します。二人一組でこのテストに~) |
キアナ | あれ?また戦乙女資格試験に戻ってる... |
芽衣 | キアナちゃん、しっかりして!もうすぐ試験が始まるわよ。 |
姫子 | 芽衣...このおバカと組むなんてあんたも大変ね。 |
キアナ | 今度の夢には芽衣先輩がいるの?...よかったあ! |
1-18 (傷を負っても)
芽衣 | キアナちゃん、ケガしてる! |
キアナ | 大丈夫、こんな傷くらいどうってことないわ。それに私には戦乙女にならなきゃいけない理由があるから。 |
芽衣 | それって...お父様のこと? |
キアナ | そうだよ!入学したときテレサと約束したんだ。私がA級戦乙女になったらパパのことを教えてくれるって。 |
芽衣 | キアナちゃん...お父様のことすごく気にしているのね... |
キアナ | うん、ママは小さい頃に死んじゃったからパパと暮らしてたんだけど...4年前に失踪しちゃって。 |
芽衣 | ごめんね... |
キアナ | 気にしないで!全然大丈夫だから! |
キアナ | 素手でライオンを倒せる、キツネよりずる賢いあのエロ親父ならきっと世界のどこかで女遊びでもしてるわ! |
キアナ | テレサから行方を聞き出したら、そうしたら...捨てられてから4年の積もり積もった怒りをたっぷり味わわせてやるんだから! |
1-20 (最後の正念場)
姫子 | キアナ、よく出来たわね!後は最後の項目だけよ、油断のないように! |
キアナ | うふふ、パパにまた一歩近づいたわ。 |
キアナ | カスラナ家の奥義「おしりぺんぺん」で懲らしめてやるんだから! |
謎の声 | ジークフリート・カスラナの娘ってあの子だったの。私達って腐れ縁ね~ |
謎の声 | それじゃ、次の記憶を構築する前にちょっと目覚めといて~☆ |
1-21 (二度目の目覚め)
キアナ | 今の...コレは夢なの?パパの夢を見たって、絶対そんな気にかけないのに... |
芽衣 | キアナちゃん、どうしたの? |
キアナ | なんでもない。B17エリアに行って最後のロックを解除しよう! |
1-25 (ブリッジゲート)
キアナ | B17エリアのロックを解除した |
姫子 | よくやった!ブリッジゲートが開いたわよ。 |
芽衣 | 良かったね、キアナちゃん! |
キアナ | はぁ...なんでまた...意識が... |
謎の声 | 記憶が構築できたよ~また遊びましょ~!キ~ア~ナ~☆ |
1-26 (高度な睡眠技術)
テレサ | キ・ア・ナちゃ~ん、とうとう試験の最終課題ね。 |
テレサ | ご存知の通り、戦乙女の等級は全部で5つ。一番上がS級、その下にA、B、C、Dの4つがあるよ。 |
キアナ | えっ!?待って! |
テレサ | どうしたの?なにか気になる? |
キアナ | なんでD級があるの?聞いたこともないよ! |
テレサ | そうだった。確かにD級戦乙女については話したことはなかったね。 |
テレサ | 簡単に言うと、戦乙女になりたい人は毎年たくさんいるの。でも試験に合格できる人はとても少ないことくらいわかるよね? |
テレサ | 試験に合格しなかった落第生がD級戦乙女ってこと。 |
キアナ | じゃあ、そのD級戦乙女は何ができるの? |
テレサ | 料理に掃除、運転、マッサージ、武器のメンテナンスからお店のお手伝いかな? |
テレサ | どれも重要なお仕事だよ。上等の戦乙女が戦闘に専念するにはサポートが不可欠だからね! |
キアナ | う...うん。なんだかまるで悪夢みたいだね。 |
テレサ | そうだキアナ。姫子少佐があんたは不合格だって言ってたよ。 |
テレサ | 戦乙女試験に合格できなかったらD級戦乙女になるんだよ。 |
キアナ | そ、そんなの嫌だ! |
1-31 (夢魘の野獣)
テレサ | キアナ、芽衣、よく出来ました! |
芽衣 | テレサ学園長!どうしてこんなところに!? |
テレサ | かわいい姪っ子のキアナがもうすぐ戦乙女になるから、待ちかねて応援に来ちゃったの。 |
キアナ | 心配性なんだからもう、余裕で合格できるわよ。 |
テレサ | それじゃ、最後の崩壊獣に向かって!油断大敵よ、キ・ア・ナちゃん! |
キアナ | よーし、あんなスライム簡単にやっつけちゃんだから!そしたら芽衣先輩、帰って結婚しましょ! |
芽衣 | 何おかしなこと言ってるの? |
謎の声 | おやおや、感動的だこと。残念ながら私はそこまでお人好しじゃないよ。 |
謎の声 | このスライムって難度も低すぎるし見た目も悪趣味よね~ |
謎の声 | 適当に難度を上げるのもゲーム作者の趣味のうちだよ~。それじゃ、いい相手を見つけてあげようか☆ |
キアナ | いい相手!? |
謎の声 | まあ騒がないで...天命のデータベースを探ってみるわ...あ、いたいた!これだ |
謎の声 | あなたに一番の相手は2012年にインドで出現した崩壊獣ね。 |
謎の声 | A級戦乙女2名を死亡させ、12名重傷を負わせたガネーシャ。 |
謎の声 | B級戦乙女2人には難しすぎるかしら?いや、ちょうどいいはずよね~☆ |
謎の声 | それではがんばって。もし失敗したら...そうね、独りここであなたたちの死・に・ざ・ま☆を鑑賞しておくわ。 |
キアナ | ふんだ!どんな崩壊獣だって怖くなんかないわ!どんときなさいよ! |