T29

備えあればインガオホー

概要

・アメちゃんが対王虎用に開発した重戦車
・開発時期の遅さと某所のシャーマン教団員の嫌がらせで大戦中には間に合わなかった

長所

・重厚な砲塔正面装甲と俯角の広さを生かしたハルダウン戦法が極めて凶悪
・砲性能もtier7HTの域を超えたOP気味なものを備える

8.8にてTiger(H)の強化により最高位の座は危うくなったがそれでもまだまだ優秀
DPMこそ低めながらハルダウン戦法が主体となる当車両にとって単発火力の高さと収束速度の速さはありがたい
金弾を使えば実にペネ245mmとtier8,9HTにも十分対処可能
更にtier7HTとしては唯一 Vertical Stabilizer (砲垂直安定装置)が載るため飛び出し撃ち時の命中率は数値以上に高いものになっている
BlackPrinceも載せれるし・・忘れないであげて欲しいし

短所

・巨大な車体に巨大な砲塔とあって機動性はかなり劣悪　旋回性能にも難がある
・特に前身のM6,T1 Heavy TankともHTとしてはかなり足が速いほうだったのでギャップに苦しむ「」も多いとか
・上の示す事として、NDKに特に注意するということ
・車体装甲はTiger Iに次ぎ薄い　むこうさんと違い車体下部を抜かれても発火しないのは救いか
・DPMも高くないのでオラオラされると吹き飛ぶ、飛んだ

T29対策本部

ISやTiger (P)を抑えtier7HT最強との呼び名を欲しいままにするT29
tier10HTの砲撃すら跳ね返す超絶石頭とtier8相当の主砲のコンビネーションは実際ツヨイ
でも正直、運用の仕方で強弱が大きく変わる、noobの乗るT29はカモ同然である
ハルダウンしてないT29はさして強くない、他の戦車に注意して撃ちまくれ！！！
それに軍隊のことわざで優れた兵士は優れた兵器に勝るっていうぜ

装甲編

「T29は頭のキューポラと車体が弱点である」というのは最早コモンセンス
実際その通りではあるのだが詳しいデータを見てみると色々気付くことも多い

こちらが全体像
上位砲塔の耳（ステレオ測量儀）にダメージ判定が無いというのは「」も重々承知だろうからスルー

でこれが問題の砲塔正面
T29の砲塔カタログスペックは正面から279/127/102となっているがこの正面279というのは防楯の厚みのことで

防楯と砲を外した正面図はこんな風にほぼ178mmとなっている
つまり防楯のガード範囲と被っている部分が本体178mm+防楯279mmの無敵ゾーン
砲懸架部の防楯オンリーな部分が279mm+α
それ以外の砲塔正面ほぼ全域が178mmという感じ
tier9以上のTDでもなければ事実上防楯を避けて撃つしかないわけだがこの178mmゾーンっつーのがまたクセモノで

真上から見ると分かりやすいがけっこうな傾斜が付いてるんだよねこれが
テキトーに計算すると真正面から撃った場合見かけ上の厚さはおおよそ240mmと269mm
よく「T29は頬を撃てば抜ける」的なことが言われるがそれはあくまで相手が余所見をしている場合に限るってことであって
真正面から撃つ場合は頬も防楯と同じくらい無敵ゾーンであることを留意しなくちゃならぬ

「オデコは38mmしかないから抜ける」みたいなことも時々言われるがこれもかなり怪しい
正面から見ると38mmゾーンはこの通り10°付近の極めてキッツイ傾斜が付いていて下手すると入射角制限に引っかかる
少なくともここを狙うよりはすぐ後ろのキューポラを狙うほうが建設的なのは間違いない

（手前に生えている2本のペリスコープ？には一切当たり判定がないので無視してOK）
そして問題のキューポラ
ここが弱点とは言うが実際撃ってみたらアホみたいに弾かれたんですけお！っていう「」も多いかも知れぬ
それも無理からぬことで

実はT29のキューポラの当たり判定はこのようにIS-3めいた楔形傾斜装甲となっているのだ
キューポラ自体の厚みは102mmながら実際の防御力は160mm～175mm程度あると思ったほうがいい
更にT29は比較的背が高いのでキューポラを撃ち上げる格好になるのもこれまたつらい
乗ってる車両のペネが175mm以下なようなら大人しく逃げたほうがいいかもしらんね

砲塔側面もほぼ全域130mmある
虎の正面装甲より硬いとかふざけてるけどまあtier7にもなれば苦も無く抜けるよね
前面近くは178mmゾーンが広がってることにだけ注意したい

撃つときはだいたいこんな感じね
あとどうもT29の弾薬庫は糞猫と違って後頭部のでっぱりには無いらしい
砲塔側面には少なくとも弾薬ラックがあるはずだから抜けるならこっちを狙おう

車体正面にはゴチャゴチャと履帯やらワイヤーやらライトが付いているけど

これらには一切当たり判定が無いので安心して欲しい
車体機銃口周辺のみ70mmと他の部分より若干薄くなってるが面積が狭すぎるので忘れてオッケー
そんなことより向かって右側のハッチ下あたりを狙って操縦手ころころを狙おう

長々と書いたけど要するに注意すべきなのは

1. キューポラは確かに弱点だが装甲厚的にはそんじょそこらのHTの正面よりよほど硬い
2. ただし砲塔正面から撃つ場合はキューポラ以上に弱い部位は無い/ほっぺたも十分硬い
3. 砲塔側面を撃つ場合は前半分を避ける

このみっつ
対T29戦で砲塔を撃つハメになってる時点でだいぶ悪手なんだけどいちおう頭に入れておいて損は無いはず

でハルダウンされたら実際どうすんべ

まずは慌てず騒がず射線を切ろう　そして考える
T29の砲は俯角が-10°もあるんでこっちがT29を撃てる状況では確実に相手もこっちを撃ってくる
相手の砲は単発300ダメージの上に中戦車並の収束速度2.3sec、しかもスタビ付きで狙った獲物は逃さない
そしてキューポラは的が小さい上先述の通りなかなかの重装甲
砲塔正面はBL-10でも持ってこない限り抜けない
さぁどうしようか

1. SPGに砲撃要請したのち逃げる
   対策じゃねーじゃんそれと言いたくなるがこれが意外とそうでもない
   T29の機動力はかなりお粗末で巨大な車体も相まってなかなか移動には苦労する
   車体がベリーソフトでかつエンジン発火率も高いT29にとって移動時こそが最も無防備な瞬間である
   つまりうごきたく　ない
   よってこちらが尻尾を巻いて逃げ帰ってもT29が追いかけてきてケツを掘ってくる可能性は実はけっこう低いのだ
    
   万が一T29が追いかけてきてもそれはそれでめっけもの
   T29のDPMは1683とかなり低くノーガードの撃ち合いにはめっぽう弱い
   体力もtier7HTとしては貧弱なほうでハルダウンしている時よりははるかに与しやすくなるだろう
    
2. HEで対抗する
   HEには着弾地点から爆破半径内で最も装甲の薄いポイントにダメージを与えるという特性がある(詳しくは本家wiki参照)
   T29の車体天板はペラッペラなんで砲塔基部あたりを狙って撃ち込んでやるとなかなか良いダメージが出る
   KV-2やSU-152といった強力な榴弾を持つ車両に乗っているならぜひ援護してやるといいよ
    
3. 味方/自分を犠牲にして囲む
   最終的にはやはりこれしかない
   たとえ同格が3輌でかかろうが4輌でかかろうがハルダウンしたT29を倒すのは至難の技である
   前述の通りT29のDPM自体は非常に低いため、数発貰うのは覚悟で相手のケツや側面に回りこむのだ！
   たとえ味方が追随してくれなくとも、T29の砲塔側面/背面はかなり装甲が薄いため横を向かせるだけで効果がある
   車体側面後ろ半分はエンジンやら燃料槽やらで非常に発火率の高いデンジャーゾーンゆえなるべくここを撃つことも忘れぬよう

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