Type95 Ji-Ro（ジロ車）

火力マシマシ系

概要

WoTでは今現在コレクション車両になっているTierIV Type95 Heavy （九五式重戦車）の車体を利用した自走砲
実は3つのバージョン違いがあり、カマボコみたいな半円の戦闘室がチャームポイントなこの車両は、「九二式十糎加農砲試製戦車｣*1と呼ばれていヤツだったりする。
オープントップ型のジロ車も存在したが*2、ツリーに合わせるため、こちらのタイプが実装されたのだと思われる。

史実では試作され、射撃試験では優秀な成績を修めたけど、足の遅さが論外過ぎてボツになった。
そのせいかこっちも論外なエンジン出力に…。

強いところ

・強力な105mm砲300ダメージ
前身から大きく性能アップで貫通、照準速度、照準精度どれも恵まれた性能、弾速がちょっと遅いのが気になるくらい
課金弾を使えばtier8車両貫通も夢じゃない
手数型の初期砲は相性が悪いためできるだけ早めに搭載したい

・隠蔽率はそこそこ高い
ちょっと車高が高いのが気になるが車体は小さい方なので問題ない
高火力で狙撃していくタイプ

・換気扇が積める
少しでも砲性能やDPMを気にするなら搭載する価値はある

弱いところ

・ペラッペラ装甲
ホニIIIよりはマシだけど一番硬い正面部分が50mmという貧弱さ
105mm榴弾は耐えられるけど122mm以上の大口径HEATやAPを食らったら死ぬ
しかも硬い部分は文字通り正面板だけで傾斜部分は25mmの紙装甲だからそっち狙われたらｵﾀﾞﾌﾞﾂﾀﾞｰ!!
ちなみに側面と背面も20～25mmだからホニ車同様耐える戦車ではない
そして車体＝当たり判定だけはむやみにでかくその上とろいのでつまり自走砲に狙われたら…

・のろい
最高速40kmとか言ってるがこれは大本営発表
エンジン出力は驚異の290であるもう一度いう290*3である
ちなみに似たエンジン出力300のフンメルは重量20tに対してこっちは30t以上
つまり自走砲以下の馬力と足回りしかない　英国紳士もびっくり
改良エンジンやターボチャージャーを搭載してもせいぜい整地で20km～25kmが限界　不整地？一桁でないのをありがたく思うしかない
一応後退は速いけどさぁ…
ペラペラのAT8…というかアイヤー！やロシアンティーに乗ってる気分

なお車体が小さくエンジンは前側配置なのでよくエンジンが壊れて大破するので要注意、あとエンジン発火率20%のためよく燃える
気になるなら消火器や拡張パーツなどで対策しよう

・威力しかない砲
つまるところ俯角が取れないし　俯角のないおちんぽだし
5度しか取れず地形を味方にできないので後ろに置いてもだだっ広い平地でしか役に立たないし
そしてそんなところで使うならもっと強い駆逐はいっぱいいるし…

・つまり…
１．遅くて紙装甲だから前線運用し辛い
２．後ろにこもって後で追撃しようにも遅すぎて無理だし気づいたら戦闘終わってるor味方全滅してる
３．そもそも俯角が取れないので前にも後ろにも居づらくダメージ交換ができれば御の字
４．言うまでもなくがっぷり組みついての巴戦なんてできないから劣勢をどうにか押し返す力はない
まぁ後ろから芋スナ狙撃して支援するか自走砲のお守りでもするのが無難…というかそこしか居場所がない

まとめ

自走砲の足と自走砲の装甲と自走砲の魂を持った自称駆逐戦車だし
紛うことなき日本駆逐戦車ツリーの苦行枠なので余裕があるなら飛ばすのを推奨する
砲性能はそこそこ優秀なのでどこで隠れてばいいかわかる上級者向け

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