Baptism of Fire (初陣)
- 「Nest of Vipers (毒蛇の巣)」を完了後で自動的に開始されます。
- このクエスト中はクリアするまで他のエリアへの移動ができません。
- イベント中に複数のゲームオーバー条件があります。
- イベント中は全般的に戦闘中扱いなので、システムによるオートセーブ以外のセーブが出来ません。
- 「Baptism of Fire」(炎の洗礼)とは、戦争における兵士の初陣を意味する言い回し。Baptism(洗礼)とは、生まれたばかりの赤子や、改教者の頭の上から水を流して清め、キリスト教徒として迎え入れる儀式のこと。それを水の代わりに炎(銃火器)による弾幕を浴びせることで行う、ということで、新兵の受ける最初の試練を指すようになった。(ただし、実際に言われるようになったのは、銃の使用が浸透した第一次大戦辺りなので、本来この時代で使われる表現ではない。更に時代が下ると、軍事だけでなく、一般的な諸事の難関の初体験も指すように変わっている。)
戦闘前の打ち合わせ。
- 初の集団戦闘イベントである。(バージョンアップにより、泥棒男爵クエを先に開始することはできなくなった)
- 会話イベント中に作戦の説明がされるが、この段階では偵察の内容とストーリーはもう連動していないので、ただ見ているだけである。
(構想では、侵攻ルートが変わったりする予定だったらしいが、発売されたゲームでは、どの集団戦イベントにおいてもルートは固定である。
ちなみに、プリ村戦では説明される選択肢の中からヘンリー君が選ぶ作戦で戦う案があったようだが、
現状ではイベントの作戦会議そのものが、既に3つのルートの中の1つを選んで到着した地点で行われている)
注意するポイント
- 言葉で説明するのは難しいが、全般的に注意しておくべきポイントを前もって列挙しておく。
- まずゲームオーバー条件として、ヘンリーの死亡はもちろん、
「味方が死亡して一定数以下まで数が減ること」が存在する。
仲間を殺さない。
- 倒されそうな仲間を助けてあげる、という意味ではなく、「本当にヘンリー君自身の手で仲間を攻撃しないこと」が最重要である。
- 基本的にこのゲーム、「マーシフル」という「誰も殺さない」プレイが可能なようにバランス調整されているので、
しっかりと準備をしていれば、よほど無茶をしない限り、仲間が勝手に敵を倒してくれる。 - このクエストでゲームオーバーになるプレーヤーの多くは、味方もろとも戦場の全員を皆殺しにして人数不足になっている。
- 剣を振る時、敵を狙う時、周りのNPCにもしっかりと目を配ろう。
互角の戦いをしていた味方に横から一撃入れたせいで、敵に隙を突かれて死亡することは非常に多い。
このゲームでは一人ひとりの戦力は拮抗しており、一度背中からダメージを受けてスタミナ総量のハンデがつくと押し返すのは困難である。
一人で飛び出さない。
- 味方を攻撃してはいけないが、味方から離れすぎてもいけない。
- このゲームは某単騎無双シリーズゲームではないので、剣の一振りで敵の集団を薙ぎ払えたりはしない。
- かなりのレベル差があっても、囲まれれば為す術もなく殺される。味方と隊列を揃えて、敵の中に飛び込まないようにすること。
弓兵を先に始末する。
- 数少ない例外として、弓兵だけは単独先行してでも優先的に排除したい。
- 装備が薄いのですぐに対処できるだろうが、終わったらすぐに戻ること。
その他
- 目の前の敵一人を倒すことより、戦場全体の状況を確認することの方がずっと重要である。
- 集団戦闘において近接歩兵一体の価値は非常に低い。まさに将棋やチェスの「歩」や「ポーン」と同等だ。
眼の前の一対一の戦闘に夢中になって、周辺を巻き込み盤面を荒らして回るのが、一番やってはいけないことである。
敵の歩兵が引いても深追いはせず、味方に任せよう。 - 繰り返すが、重要なのは敵一体を倒すことではなく、戦線を維持することだ。キル数を稼いでも別にご褒美はない。
- 味方と協力して持ちこたえ、隙を見て、端から回り込んで一体ずつ背中や脇を狙っていくのが効率がいいだろう。
- 死体漁りはほどほどに。敵は全員重装備で、確かに奪えば高く換金できる。が、重量オーバーになれば本人が動けなくなる。
換金するまでは、ただの足かせでしかないので、奪ってすぐに使えるようなもの以外は捨て置いたほうがいいだろう。
あまり時間を掛けすぎていると、みんなに置いていかれる。
馬にアイテムを移動するもことができないため重量オーバーになるとクリアまで鈍足のまま歩かなければならず、ラント戦もその状態でやることになるため諦めたほうが良い。
- 戦闘中のアイコンが金色の剣の間はアイテムの使用が出来ない。
剣が銀色のタイミングを見計らって焦らずにしっかりと準備しておくこと。
前哨戦 橋の確保
- では実際の戦闘の流れ。
- まずは堀を渡って広場へ進み、弓兵を始末する。
- この弓兵はのんびりしているとさっさと奥まで引いて手を出しにくくなる。急いで仕留めよう。
- 橋を渡り終わると、奥から歩兵が出てきて戦闘になる。弓兵はともかく、歩兵相手の単独先行は禁忌。
ちゃんと味方と連携して戦えば、ほぼ無傷で倒せる。フレンドリーファイアに注意。
先は長いので、ここで味方にダメージを与えていると先に進むにつれてどんどん不利になる。 - 味方がくるまでは近寄らない限り歩兵隊は攻撃してこないため、弓で一方的に攻撃できる。
十分に弓スキルが育っている状態で相手にヘッドショットできればバシネット装備でなければ高確率で即死する。
丘へ侵攻
- 敵の第一波を撃破すると、丘の上から第二波の集団がやって来る。
援軍をたくさん呼んでいると、二方向に分かれていた分隊とちょうどこの辺りで合流する。 - 戦闘自体は楽になるが、増えた味方を攻撃して殲滅したのでは意味がない。相手をしっかり見ること。
ラジック卿の兵士は「赤と黄色」、デヴィシュ卿の兵士は「赤と白」の軍衣を着用している。(ちなみに後日ハヌシュ卿の兵士と一緒に戦う機会が来たら「黄色と黒」の兵士が増える)
- 壁の向こうにある高台から弓兵に一方的に狙われてしまうが、
この時に射線上にある藁の山に松明で火をつけることによって煙で視界を遮ることが出来る。その場合、敵は矢を撃ってこない。
クマン人キャンプ
- 一旦オートセーブが入り、クマン人キャンプの広場を塞いでいた障害物が排除される。
- 広場にクマンの第一波、奥に第二波がいて、深追いをすると乱戦になりやすい。
- しかし、ここは歩兵を無視して先程の左手の高台の上から一方的に広場に矢を撃ってくる弓兵を始末しに行くのが最善手である。
- 高台の弓兵に気づかず放置すると、トータルでかなりの損害になる。
- システムの穴をついた方法だが弓兵のAIは近くに敵が近寄った場合白兵ルーチンに切り替わり、近接武器に持ち替えて相手を攻撃し距離がよほど離れない限りは相手を追いかける。そのため高台から弓兵を引っ張ってきて他の兵士に倒させると非常に楽である。特にマーシフルでは犬を連れてこられないこともありこの方法を使わなければやや厳しい。
- キャンプ内の戦闘は非常に乱戦になりやすく、敵と味方が入り乱れる。武器を振る際は注意すること。
- 場合によっては歩兵戦は放置して完全に味方に任せてしまう決断も必要である。
- 歩兵を全滅させても味方が誰も動き出さない場合は、弓兵を取りこぼしている。
その場合、弓兵は場所を移動して、ラジック卿が特攻していく。ログは弓兵の対処に失敗したことになってしまう。
ログが失敗した後も、弓兵の残党が攻撃を続けて後々まで尾を引くので、しっかり対処しておくことが望ましい。
- クマン人キャンプの兵士を全滅させると、教会へ向けて全隊の移動が開始する。
教会前広場
- 坂を上がりきった広場の入り口に、かなり装備の堅いエリート集団が待ち構えている。
まともに戦うとかなり手間がかかる。何度も言うが、大事なのは戦列の維持だ。
一体を倒すことより、仲間の戦いやすい環境を整えるほうが大事である。
- 教会の壁の上から弓兵がこちらを攻撃してくる。近接武器では届かない。
- 歩兵相手の戦闘に加わるよりも、少し離れた位置から弓で弓兵を射落としていくほうが賢い。
- クマン人キャンプと同じくシステムの穴をついた方法だが弓兵の立っている壁の下でジャンプするとそれに反応し、近接武器に持ち替えて下に落ちてくる。弓で始末しようとすると時間がかかるため抵抗がないのであればおすすめする。
- 広場の歩兵を一掃すると、教会の門の破壊が始まる。
- 弓兵を始末できていないと、そのまま無防備に攻撃され続ける。注意。
- しばらくすると、坂の下側から敵の増援部隊が登ってくる。
- 坂の出口側で味方が隊列を組んで敵を押し止めるので邪魔をしないように。
ある程度時間を掛けて守りきると、増援部隊は撤退していく。 - 増援部隊が撤退すると、しばらくしてムービーが始まり、教会の門が破られる。
ボス戦
- 教会に突入すると、主人公は宿敵ラントが教会の尖塔に撤退していくのを発見し、単独で後を追いかけることになる。
ここでオートセーブされて、ラントとの1対1の決闘となる。
- この戦闘は回避できない。「マーシフル」プレイにおいても、このラント戦だけは例外で、必ず殺さなければ先へ進めないようになっている。
(実際には、ある程度ダメージを与えると、ラント死亡はイベント内で発生するので、統計上は殺害カウントがされないことも有りうる) - ここまでまったく主人公のレベル上げをせずに来てしまったり、ダメージを多く受けた状態で到着してしまうと、ラントに勝てずに詰むことも有りうる。
弱い主人公でも勝つ方法はいくつか存在するが、事前の準備が必要になることは同じである。
- どうしても勝てない場合は、ディヴィシュ卿に話しかける前のデータに戻って、準備をやり直そう。
- ハードコアモードではラントはフルフェイスの兜を装備するようになり、非常に硬くなる。そりゃハゲじゃ防御力もないよね
正攻法。
- ラッテイのバーナード隊長に訓練してもらうのが一番の正攻法である。昼の時間帯に、彼は街の外にある闘技場にいるので、話しかけて訓練してもらおう。最初は模造武器、慣れたら本物で戦うのが効率が良い。
- 特に訓練で教えてもらえるスキル「マスターストライク」があるとないでは、ゲームの難易度が全く異なる。
- このゲームの戦闘経験値はステータスの差で入手量が変わるようなので、ゲーム内NPCの中で最強クラスであるバーナード隊長と戦うほうが、下手に農民崩れの山賊と戦うより、成長が早い。バーナード隊長に勝てるレベルになったら、1対1の戦闘で負けることはほぼなくなる。カンストまでさせずともクリアは可能なので、レベル上げの程度は自分で適宜調整しよう。
ドーピング。
- ラントとの戦闘開始直後に、薬を使用できるタイミングがあるので、そこでドーピングアイテムを使いまくって能力の底上げをする方法。
- 戦闘で有用な薬品は、
「ラザロの蘇生薬(5分間Health回復)」「牡鹿の血のポーション(スタミナを50%増加)」
「ニガヨモギ酒(Strengthと戦闘スキル+5)」「軟膏(Agilityと防御スキルを+5)」
「薬酒ビビーズの怒り(近接攻撃の威力を50%増加/防御を10%減少)」「生命力のポーション(受けるダメージが50%減少)」 - 薬の飲み過ぎによるバッドステータスは、「消化薬(過食対策)」や「迎え酒のポーション(酩酊対策)」で対応するといい。
- またパークポイントを振りなおす「レーテーの水」を飲んで、能力を全て戦闘向けに割り振るのも対策としては有効である。
毒殺。
- ボス敵といえども、普通のRPGと違って、即死や状態異常への耐性がついていたりはしない。(むしろそれは味方)
- ラントは兜もかぶっていないので、甚大なダメージを与える「破滅のポーション」を剣に塗って一撃でも当てて防御していれば後は勝手に倒れる。また、予め矢に毒を塗っておき、弓矢に切り替えてから頭に当てれば即死する。毒は町の薬屋にはないので、森の中にある薬屋で買おう。
勝利後
- ある程度ラントにダメージを与えることができれば、ムービーが始まる。
- ラントからは特別な情報を聞き出すことは出来ない。次の行動の手がかりは戦後処理に持ち越しである。
以上で「Baptism of Fire (初陣)」は終了です。
次のメインクエストは「Questions and Answers (質問と回答)」