KHII
ポートロイヤルにて登場するアイテム。ワールドのストーリーにも深く関係する。
- フォローザウィンドのキーチェーンにもついている。
原作シリーズ第一作「呪われた海賊たち」に登場したもの。原作では「アステカの金貨」と呼ばれていた。
この金貨を石櫃から持ち去ると人間的な喜びを一切感じることができない不死の身体になる呪いを受けてしまう。
- 「石櫃から持ち去る」ことが呪われてしまう条件なので、触れたり他人が持っている金貨を盗んだりするのは問題ない。実際、父親から金貨を託されたウィルや彼の持っていた金貨をくすねたエリザベスは呪われていない。
また、呪われた者が月の光に照らされると白骨化した死体のような不気味な姿に変わってしまう。
「正体が隠せなくなる」という言及があるため、これが呪われた本来の姿のようである。
バルボッサ達はこれを盗んで使い果たした事で呪いを受けてしまい、金貨を回収する為にあちこちの港を襲撃する悪名高い海賊団として知れ渡るようになる。
呪いを解く為には、882枚全ての金貨を石櫃に戻して、その時点で呪われている全ての者の血を「償いの血」として注ぐ(一滴でもいいらしい)ことが必要である。
しかし呪われた海賊の1人であるビル・ターナーはバルボッサに対して異を唱えたため海底深くに沈められてしまい、その後に呪いを解く方法が判明したためビル・ターナーの血を注ぐことができなくなってしまった。
そこでバルボッサはビル・ターナーの血を継ぐ者、つまりその息子であるウィル・ターナーの血を注ぐことで呪いを解こうとしていた。
- バルボッサを含めた他の呪われた海賊達は既に償いの血を注いている。
- 実際に呪いが解かれる時には、2枚の金貨にウィルとジャックの血を付けて償いの血として注いでいる。
これはこの直前にジャックが石櫃から金貨をくすねたことでジャックも呪いを受けてしまい、ビル・ターナーの血だけでなくジャック・スパロウの血も注ぐことが必要になったため。- 原作映画、KHII共にジャックはバルボッサとの決闘において一度命の危機に瀕しているが、金貨をくすねて呪われていたのが幸いして窮地を脱している。
後にルクソードの暗躍により、再び不死の海賊が現れるようになる。
彼が引き連れていたハートレス・グリムリーパーも金貨の呪いを受けており、呪いを解くまで倒すことができなかった。
ハートレスの場合は償いの血を注ぐ必要がないようであり、882枚の金貨を石櫃に戻すだけで呪いが解ける。
- 心のみの存在であるハートレスには血が無いからであろう。
また、グリムリーパーも不死の呪いをかける能力を持っており、こちらはグリムリーパーを倒すことで呪いが解ける。
ポートロイヤルの二周目ストーリーのラストにおいて、石櫃ごと海の底へと沈められた。
キングダムハーツ独自の設定として「この不死の呪いは、ルールの異なる他の世界の者には効かない」というものがある。