システム/【グミシップ】

Last-modified: 2023-08-20 (日) 17:16:02

星の大海を渡って新しいワールドに行くことができる、空飛ぶ船(宇宙船?)。
世界を隔てていた壁である、様々な性質のグミブロックから出来ている。

  • つまり、世界の壁が壊れる前には存在しなかった乗り物だと考えられる。

ストーリーの進行によって新しいルートや宙域が解放され、行くことのできるワールドが増加する。
KHIでは、各地で手に入るナビグミをパーツに組み込む事で、行ける場所を増やしていた。KHII以降はキーブレードによって回廊のゲートが開かれ、各ワールドに降り立つことができる。

HPがあり、0になるとバラバラに砕け散る。
ワールドに直接着陸している描写が何回かなされている。
一応操縦桿で操作しているらしく、墜落してしまうこともある。


ゲーム中に集めたグミブロックを組み合わせて、オリジナルのグミシップを作ることができる。
また、元からある設計図や、ゲーム中に拾ったり、人から貰える設計図からグミシップを作ることもできる。
グミブロックの一覧


KHIのドナルド曰く、エネルギー源は『笑顔』であり、乗るにあたって怖い顔や寂しい顔はダメらしい。
この辺が明るい世界観のディズニーっぽいのだろうか?

  • それを聞いたグーフィーは「どおりでボク達の顔は面白いと思った」と呟いた。
  • これはトラヴァースタウンでドナルドとグーフィーが一緒に外の世界を旅しようとソラを誘った際、ソラの不安を見たドナルドが言った言葉であり、それ以降は長らくこの設定に触れられることはなかった。
    そのためソラを励ます方便としても取れる台詞だったが、KHIIIのキーワードグロッサリーモンストロポリスでの会話で、久しぶりにこの設定がゲーム中で触れられることとなった。どうやら本当に笑顔がエネルギーのようだ。
    • 漫画版ではKHIIの時もこの設定は生きており、漫画版独特のギャグ描写に使われている。
  • ストーリー中ではグミシップ内で喧嘩したり、落ち込んだり悩んだりしているが、そういう時はいちいち止まってしまっているのだろうか?
    • KHIIIの冒頭でオリンポスにどうやって行けば悩んでいる時は、ほとんど動いていないように見える。
  • KHIIIのエンディングでリクも乗っていたが、やはり満面の笑顔だったのだろうか……。

KHIでドナルドたちが乗ってきたデフォルトのグミシップは「キングダムモデル」だが、KHII以降のデフォルトのグミシップは「ハイウインド」となっている。
ハイウインドはKHIIで比較するとキングダムモデルの強化版であり、「ハイウインド」とはKHIでリクがイカダに名前を付けた場合のグミシップの名前(正確には「ハイウィンド」)、つまりデフォルト名の一種である。
 
シリーズの正史としてはソラはビーチレースでリクに負け、イカダの名前はハイウィンドになり、ソラはドナルドたちが乗っていたキングダムモデルのグミシップにもその名前を付けた、というストーリーになるのだろうか。そして、KHI時にグミシップをきちんと強化したので、KHIIでイェン・シッドが呼んでおいてくれたソラ達のグミシップは未強化の「キングダムモデル」ではなく、元キングダムモデルの「ハイウィンド」ということなのだろう。

  • そしていつものソラのLV1化の煽りを食らったからKHIIIでは「ハイウインドLV1」という名前なんだろう。
    • KHIIとKHIIIはどちらも「ハイウインドLV1」という設計図が存在するが、KHIIのものは初期グミシップとは別の設計図であるため、扱い的にはKHIIのハイウインド=KHIIIのハイウインドLV1である。

【関連項目】
設計図一覧
アイテム/グミエディットアイテム


KH

KHIの設計図一覧/FM版追加


ワールドマップ(星の大海)では道中に出てくる敵を倒しながら進んでいくため、ちょっとしたシューティングゲームを楽しんでいる気分になれる。
 
敵グミシップの行動パターンはその場で静止している、自機に向かって追尾しつつ突っ込んでくる、後方から高速で飛び去っていく、前方から一直線に飛んでくる、弾で撃ってくるといったもの。
後作と比較すると動き自体はそこまで激しくないが、本作のグミシップは動きにやや慣性が働いて操縦が難しめなので、難易度が高いルートではしっかり対策を取らないとピンチに陥る事も。

KHFM

右上にスコア表示が出るようになり、グミシップミッションが追加された。

KHII

KHIIの設計図一覧


「グミルート」という名前で登場。本格的なシューティングゲームを楽しめる。
KHIのグミシップが霞んでしまうぐらい良くできている。


本体のグミシップとは別に、「タイニーシップ」というオプションのような小型のグミシップも存在する。
グミルートで「タイニーシステム」を入手すれば、タイニーシップ1~2機と共に出撃できるようになる。
 
設計図はプレイヤー独自の「オリジナル設計図」、標準的なグミシップである「おすすめ設計図」、それ以外の「スペシャルモデル」の3種類に大別される。
おすすめ設計図はハイウインドインビンシブルファルコンという3種類の系統に分かれる。
いずれもFFシリーズに登場する飛空挺と同じ名前。


初回は必ずレベル1(メダルレベル上げ)に挑むことになる。メダルレベルを最高まで上げればランクSとなる。クリアすればレベル2をプレイできるようになる。

  • レベル2はエネミーを倒した数を競うものとなる。グミシップが向く方向が変わり、道中の敵の数も大幅に上昇する。これをクリアするとレベル3が開放される。
  • レベル3は規定のスコアを目指すものとなり、これまでと違いグミシップの向きを手動で切り替えられるようになる。一方でレベル2よりもさらに敵の数は増え、攻撃の激しさも増す。

各グミルートには「トレジャーリスト」が存在し、ランク報酬で得られるものが見られるリストの他、道中で得られるトレジャーを取得することで完成されるリストが存在する(また、レベル毎に手に入れられるランク報酬、トレジャーは異なる)。トレジャーはザコ敵の色違い(赤、または金色)か中ボスを撃破することで入手できる。中には特殊な条件を満たした場合に取得できるものもあるので、一度の挑戦だけで全てのトレジャーを集めることは難しい。
 
本作のバトルレポートではグミシップのコンプリート率も表示されており、全てのグミルートをランクS以上にし、トレジャーリストも完成させることで100%となる。


画面内の敵を速攻で全滅させることで敵が追加出現する。これはシューティングゲームにおいて「早回し」と呼ばれる要素である。
本作のグミシップではこの早回しが極めて重要で、この追加出現の枠の敵にトレジャーが仕込まれていることが非常に多くなっている。
敵を速攻で殲滅することでトレジャー集めにもメダル・撃破数・スコア稼ぎにも有利になる。


通称「空洞グミ」と呼ばれる、真ん中に穴が空いた□のような形をしたグミシップが攻略上非常に有利。
ほとんどの敵弾がグミシップの真ん中を素通りしていくため、滅多にダメージを受けない。
更に被弾しにくくなるため移動力を上げる必要性が薄くなるため、その分のコストでウェポングミを多数装備したりパワーを上げるコックピットグミを複数装備したりと、上記の早回しのための殲滅力強化という点でも極めて有用。

グミルート一覧

KHIIFM

新規にグミブロックが追加された他、全てのグミルートにレベルEXが追加された。レベルEXは各レベルでSランク以上を達成次第、開放される。
 
レベルEXは指定された条件を満たす機体で挑まなければならない(所謂縛りプレイというもの)。いずれも一筋縄ではいかない条件が課されているため、プレイヤーの腕が試されることになる。また、レベルEXの報酬はランクS以上を達成できた場合でのみ貰える(よって無印版よりコンプリート率100%までの道のりが遠のいた)。また、スタンダードモードでは、グミシップのコンプリート率を100%にしないとシークレットムービーを見れなくなった。

3D

マレフィセントから、ミニーを人質にしたという内容の手紙が届き、王様たちはグミシップを使い不思議な塔から旅立っていった。
KHIIで開かれたゲートはそのままだと考えられる。

χ

1周年イベントのプロローグにて、ドナルドとグーフィーとチップデールの乗ったグミシップが、デイブレイクタウンの臨海公園に不時着してバラバラに分解。なぜかハートレスにグミブロックを奪われ、武器を持ち合わせていなかった2人の代わりにプレイヤーが回収することになる。
この時のグミシップのデザインは、従来の初期グミシップ(ハイウィンド)と同様。
ドナルドやグーフィーによってなぜか車になったり船になったりした。もっとも、後で遅れて到着したチップとデールが言う通りグミシップが飛ぶのに形は関係ないのだが、飛ぶのに必要なパーツが欠けていたため再度プレイヤーが集めることになった。
イベントの最後にはモーグリが自身をモデルにしたグミシップ(KHFMに登場したモーグリ?と同様のデザイン)を製作している。しかし搭乗口がなく、乗れなかった。

  • ドナルドたちの乗ったグミシップは修理し直されたため、グミブロックは余っていないはずだが、いったいどうやってこんな大作を作ったのだろうか。

KH0.2

KHIIの時とは航路が変わっているらしい。「鍵が導く心のままに」という言葉をヒントにソラがキーブレードを掲げるとゲートが出現した。

KHIII

KHIIIの設計図一覧


3つの広大な「宙域」を探索するオープンワールド風のシステムに一変。
宙域を探索して新しいワールドに到達すると、以降はそのワールドにワープで簡易移動できるようになる。
新しいワールドに訪れるためには、グミシップで特定のバトルに勝利しなければならない場合がある。
現時点で訪れることができるワールドを全てクリアすると、宙域の行動可能範囲が広がって新たなワールドに行けるようになったり、新たな宙域に行けるようになる。


宙域の特定地点を漂っているハートレスのシンボルに接触すると画面が切り替わり、ハートレスとのバトルに突入する。
バトル中は操作方法が変化し、出現する敵をその場で倒し続けるシューティングゲームになる。
各地のバトル地点ごとにスコアとそれに基づくランクが記録される。ランクはA~Eの5段階で、達成したランクに応じてグミブロックなどの報酬が手に入る。
 
宙域のあちこちに固定配置されているクリスタルを破壊すると、グミブロックなどが手に入る。
クリスタルは青と紫の2種類があり、青は特定のグミブロックがランダムで入手でき、基本的に何度でも再出現する。
紫は耐久力が高く一定以上の火力がなければ壊せないが、特別な設計図が入手でき、一度壊したものは再出現しない。
また、特定地点にはいくつもの青い岩が浮かんでおり、これを壊すことで様々なアイテムがランダムで入手できる。
特に、ショップでのキーブレード強化や合成に必要な素材が入手できるため、やり込む上では岩を沢山壊すことになる。
 
宙域の特定地点の背景に見える、白くて大きな星の一群を撮影すると、星座が完成して特定の設計図を入手できる。


過去作ではほぼ本編とは独立していたため、全くやり込まない人も少なくなかったグミシップだが、本作では本編で使う合成素材等が多数手に入るため本編をやり込むに当たってもかなり重要なポジションとなっている。
序盤からミスリル系素材を量産できるし、キーブレード強化の素材集めにも欠かせない。
アルテマウェポンの素材となるオリハルコンの1つもグミシップでの入手となる。

宙域一覧