ディズニー作品「ピノキオ」のキャラクター。
玩具屋の主人であり、ピノキオを作った老人。命を吹き込まれたピノキオにとっては父親であり、彼もまた、ピノキオを実の息子のように想っている。
- そこ、父親と言うより祖父とか言わない。
- 時計職人と呼ばれることもあるが、公式でそのような紹介も存在するのでどちらも間違いではない。
原作では遊び心満載で、命の吹き込まれていないピノキオを本当の子供のようにして遊んだり、クジラの腹の中という絶望的状況でノリノリでマグロの一本釣りをしたりとなかなかお茶目。
- しかもマグロが大量に釣れた時は「当分食っていける」と、あたかも腹の中で暮らしていこうとしていたかのような発言すらしている。おじいちゃん逞し過ぎ。
どこか無邪気で気が優しい、いろんな意味で非常に良いキャラクターのおじいさんである。
猫のフィガロ、金魚のクレオというペットを飼っており、KHではクレオのみ一緒に登場する。
- ちなみにフィガロは、作品や年代によってはミニーマウスのペットとして登場する事もある。
KHIの時点では彼らの住む世界は既に崩壊した後で、ピノキオとも離れ離れになっていた。
CVは故・熊倉一雄。
FM版及び北米版における声優は故・トニー・ポープ(KHI)→ジェフ・ベネット(3D)。
KH
ピノキオと共にモンストロに飲み込まれて立ち往生していたが、諦めることなくグミブロックでシップを作り脱出しようと試みていた。
ピノキオがリクに攫われてしまった時には酷く心配していた、とても良い父親。
ピノキオ救出後には彼が作ったグミシップで共に脱出に成功。以降はトラヴァースタウンに身を寄せ、ソラたちにグミシップの設計図を提供してくれる。
それまで外の世界の存在など知る由も無かった身でありながら、偶然モンストロに飲みこまれて他のゴミと一緒に流れ着いてくるだけであろうグミブロックの性質を鋭く見抜き、これで船を作って脱出しようという星の大海を移動するにあたってドンピシャな脱出手段を練って、しかも実行に移して大成功した。誰にも教えられることなくここまでやり遂げるとは何気に物凄い技術者である。父の愛って凄い。
エンディングでもトラヴァースタウンにおり、晴れて人間になれたピノキオと共に喜んでいたが、以降のシリーズでの消息は不明である。
- 3Dでは故郷の世界が眠りから覚めておらず再生が不完全であった事が判明し、さらにcodedの時点でジミニーもディズニーキャッスルに身を寄せていた。トラヴァースタウンの性質を考えると、少なくとも故郷の世界が完全に再生されるまではトラヴァースタウンに滞在していたのかもしれない。
COM
ソラの記憶のカードから作られた幻で、彼本人ではない。
モンストロに飲み込まれていたが、ピノキオと再会し、更にソラ達が訪れたことによってジミニーとも再会する。
- 厳密には本人ではないので再会とは言わないかも。しかしジミニーも既に記憶を失っているのか、会話内容は完全に再会ムード。
- 実は原作ではゼペットはジミニーのことを知らない。本シリーズでのみ以前からの知り合いのように会話している。
ピノキオがよく外にでてモンストロの中を探検しており、その理由を自分に教えてくれないことから心配していた。
出番はそれっきりで最後の行方は不明だが、ソラ達が引き起こしたモンストロのくしゃみによって「きっと外に出れただろう」とジミニーは言う。
3D
プランクスターズ・パラダイスのリク編に登場。
KHIと大体同じで、モンストロの腹の中でピノキオと共にいる。
- KHIでリクがモンストロでやっていたことを思い出すと、状況的に一寸いたたまれなくなる人もいるかも。