キャラクター/【ジミニー・クリケット】

Last-modified: 2023-10-05 (木) 10:33:38

ディズニー作品「ピノキオ」のキャラクター。
元は根無し草の旅人コオロギだったが、ある日ゼペットの家に暖をとる為に潜り込んだ所をブルー・フェアリーによってピノキオの良心に任命される。
これ以降、ピノキオの良心兼保護者として彼の行く末を見守りつつ道を踏み外さないよう度々忠告をし続ける。
 
ちなみに、上記映像作品の原作でもあるカルロ・コッローディの童話「ピノッキオの冒険」では明確な呼称や名前は存在せず、ジミニー・クリケットという名前はディズニー作品にて付けられたもの。
また、原作でもピノキオの良心という立ち位置は変わらないのだが、度々忠告をしてくる彼に嫌気が差したピノキオによって殺害されるという衝撃的かつ悲惨な末路を辿っている。
 
CVは故・肝付兼太(~HD版Re:coded)→多田野曜平(KHIII~)。
FM版及び北米版における声優は故・エディ・キャロル(~Re:COM)→フィル・スナイダー(Re:coded、3D)→ジョー・オフマン(HD版Re:coded~)。


KHシリーズではソラ達三人の旅の記録係として登場。
プランクスターズ・パラダイスの出身だが、故郷が闇に飲まれてしまい、ディズニーキャッスルに身を寄せていた。
普段はソラの服のフードの中にいるようで、会話に加わる時などはよくソラの肩に乗っている。

  • 漫画版ではソラ達一行の保護者のような言動を取っていることもある。

旅の記録は彼の「ジミニーメモ」に書かれる。
codedでは彼が書き上げたジミニーメモが物語の鍵になった。

  • それ以外でもこのジミニーメモはシリーズの謎の一端を紐解く為の重要な存在となってくる。詳細は当該ページを参照。

実はディズニーの魔法や不思議なことに関する短編作品をまとめたOVA「ミッキーのマジカルワールド」の司会役を務めているため、王様たちとは昔から縁がある。


戦闘メンバーではないので出番が省かれることが多く、最も出番が多い作品はCOMで、逆に最も出番が少ない作品はKHII。


KH

本来はピノキオの良心を教える役目をブルー・フェアリーに与えられているはずだが、故郷のプランクスターズ・パラダイスが闇に飲まれて以降はピノキオと離れ離れになってしまっていた。
この時ディズニーキャッスルに流れつき、住み着いていたようで、ドナルドグーフィーが旅に出る時に記録係としてミニー王妃に紹介された。
旅の中でトラヴァースタウンモンストロでピノキオやゼペットに再会することができ、リクにそそのかされて危険な目に遭いそうになっていたピノキオを彼の良心として助けることに成功する。
その後ピノキオとゼペットはモンストロを脱出してトラヴァースタウンに移住したが、ジミニーは彼らとは別れ、旅の最後までソラ達に同行した。

COM

ソラ達共々忘却の城に訪れる。
この城に大事な人がいると感じたのはソラ達だけではなく彼も同じである。
 
城に進んでいる最中、以前にも不気味な城(=ホロウバスティオン)を探検したと言うグーフィーだったが、ソラたちはその城のことはまったく覚えていなかった。その後ジミニーが前回の記録を見て確かめようとしたが、ジミニーメモはどのページも真っ白になっており、記録が消えてしまっていた。
これをきっかけに黒コートの男の言葉は記憶を失うと言う意味である事を気づく。

  • 「手に入れる代わりに失い、失う代わりに手に入れる」

リクと戦った後に嫌われてしまったのではないかとソラが落ち込んだ時にはそれは違うと否定して、忘却の城の効力でソラと仲が良かったころの記憶が消えているだけだ、と推測しドナルドたちと共に励ましていた。
また、ソラが自分の記憶では思い出せなかったナミネの名前をラクシーヌによって無理矢理引きずり出され、その上酷く煽られたことに怒りキーブレードを振り回して悔しがった時や、ナミネに執着するあまり、もう一度よく考えた方がいいと忠告したドナルド、グーフィーを突き放して一人先に進もうとした際には必死に宥めたり、窘めようとした。
他の作品に比べてもジミニーの出番がとても多く、ソラを諭す保護者のような役割を担っている。
 
記憶の修復をするために眠りにつく直前、目覚めた時にナミネに関する記憶を忘れていてはお礼を言えない、と心配するソラたちに対しジミニーメモに記録しておけば大丈夫だと言い、メモに「ナミネにお礼を言う(Thanks Naminé)」と記してソラたちと共に眠りについた。


普段ジミニーが戦闘に関わることなど一切ない。
が、漫画版のCOM編にて、仲間を失い、ラクシーヌに攻撃されるがままのソラを守るべくラクシーヌを相手に拳のみで戦おうとするという無謀というか物凄い勇気を披露した。
だが、小さすぎてラクシーヌにはその存在すら気付かれなかった。

  • 小さな良心だから、ラクシーヌの目には微塵も入らなさそうなモノだ。
    • KHIIでもルクソードにネタにされていた。
    • ディズニー版アニメではボクシングの構えをとるシーンがあったりする。

KHII

ソラ編開始直後、ソラと共に目覚める。
なぜ全員が眠っていたのか分からず、ジミニーメモもこれまでの冒険の記載が丸ごと無くなり「ナミネにお礼を言う」と一文が記されたのみでジミニーも記憶がないまま「ナミネって誰だい?」とソラたちに尋ねる始末。手がかりにならなかったので「外へ出てみよう」と提案することに。
KHIIにおける彼の出番はこれだけである。本当にこれだけ。

雑誌のインタビューでディレクターの野村氏は、最初に登場してから一切姿を見せないのは、ドナルドに「役に立たないなぁ」と言われたのが気に障りずっとメモを取ってるからではないか、と語っている。
実際にジミニーメモの情報量は前作のものをかなり上回っているが…。


コミック版ではソラやドナルドの頭の上などところどころで姿を見せており、三人のよきサポーターとしての役割も果たしている。
そして最終巻、存在しなかった世界にて、ルクソードサイクスがコンビで襲ってきた際に彼は驚愕の活躍を見せた。

ソラは化け物と戦っていて手が離せず、ほかの仲間たちがルクソードのカードに閉じ込められる中、ただ一人(一匹?)ジミニーだけがルクソードの捕縛から逃れることに成功。
ルクソードのイカサマを看破し、ルクソードの繰り出してきたハートレスと戦うことになった
武器は傘なのだが、満身創痍でどうにか勝利。ブラックファンガスを一匹倒せる強さはあるようだ。

KHIIFM

ピースパズルのチュートリアルのシーンに、ほんのちょっとだけ出番が追加された。
こんなことをいちいち書かれるぐらい出番がない。

coded

KHIIの旅の後、引き続きディズニーキャッスルに滞在している。
ジミニーメモに「彼らの痛みをいやしに戻らなければならない」という覚えのない文章が追加されていたため、王様のところへ持って行き解析してもらうことになる。
それからはデータ・ソラがジミニーメモのデータの世界を冒険するのを王様たちと共に見守っていた。
自らが記したメモだからか、バグが発生してメモの中がメチャクチャになっていたり、自分が記した覚えのない記録が再生されたりしたことには複雑な気分だった様子。

3D

プランクスターズ・パラダイスにおいて登場するが、これは眠りに閉ざされた世界が作り出した夢の住人であり、本物の彼ではない。もちろんソラのことも知らない。
消えたピノキオを探しに遊園地まで来たところでソラと出会い、ピノキオを一緒に探すことになる。
ピノキオが見つかってからは、ゼペットがモンストロに飲み込まれたという知らせを受けてピノキオと一緒に海の底までモンストロを探しに行き、そのままモンストロに飲み込まれてしまった。

  • 眠りに閉ざされた世界の仕組みから、この出来事はソラや青年ゼアノートが介入したのを除けば以前に実際に起きた出来事だと考えられ、ジミニーはこの後すぐにモンストロから脱出してディズニーキャッスルへ辿り着いたのだと思われる。

KHIで世界は再生されたはずが、なぜかピノキオたちと故郷に戻らず、codedの時期もディズニーキャッスルに住み着いていた理由は、故郷であるプランクスターズ・パラダイスが眠りに閉ざされた世界であり、再生が完全でなかった為ということが判明した。

  • しかし、故郷が完全に再生された後もディズニーキャッスルにそのまま住み着いている。もしかしたら今までの事件を契機に王様に正式に仕えることになったのかもしれない。

χ

キャラクターとしては未登場だが、カードで出演。
アシストカードとして採用されている。


ソラとジミニーが二人で描かれたカードもある。
が、ソラと比べてジミニーが小さすぎるので、縮小表示されるとジミニーが全く見えない事態に……。

通常の火力メダルとして実装されている。

KHIII

オリンポスクリア後のムービーで訪れる不思議な塔でソラ達と合流し、「モバイルポータル」での記録係として再び旅に同行する。
設定変更が行われたのか、ソラたちとの関係性に変化があったのか、製作上のミスなのかは分からないが、今作ではソラたちに対する口調が変わっており、敬語で話すようになっている。

  • これまで通りのフランクな口調で喋るシーンもある。

今作でもソラのフードの中にいるようで、一時的に仲間を失った際もジミニーだけはしっかりとソラの側についていた。

  • フードに潜んでいたから無事だったのだろうか。終わりの世界にいた時はどうしていたのだろう。

リッチを追う際には、焦るソラを窘めるなど、COMの時に見られた保護者のような面も見られる。

  • しかし、リッチを追うように急かすようなセリフも言うので一部では「ジミニー黒幕説」まで囁かれている。

前作までと比べて一回り程大きくなっているように感じる。