キャラクター/【ブギー】

Last-modified: 2024-03-14 (木) 13:28:54

ディズニー作品「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」のキャラクター。
KHIで結託していたヴィランの一人。
本名は「ウギー・ブギー」(「ウーギー・ブーギー」とも)で、意味は「大鬼ブギー」。
数え切れないほどの不気味な虫が入ったズタ袋の怪物。

  • 原作映画では、ジャックにズタ袋の体を裂かれて中身の大量の虫を撒き散らしながら死ぬというかなりグロテスクな最期を迎えた。
    ディズニーヴィランの最期の中でもトップクラスのトラウマ物であり、号泣したり嘔吐した子供も多かったとか。
    • 「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」は試写会で子供たちからの評価が非常によろしくなかったという逸話があるが、恐らくその原因のほとんどはブギーの死亡シーンだろう。
    • そしてKHシリーズでも毎回似たような最期を迎えることになる。

ハロウィンタウンの影の支配者を自称する嫌われ者で、イカサマと罠の扱いが得意なギャンブラー。
残虐な事を好み、住んでいる屋敷の地下には拷問部屋も備え付けられてある。

CVは畠中洋。

  • 原作でのCVは故・小林アトム。

FM版及び北米版における声優はケン・ペイジ。


KHシリーズでは安全な場所に陣取ってトラップや機械などの仕掛けの遠隔操作によって攻撃してくる。そのため、どの作品においても一定の手順を踏まなければ彼のいるところにたどり着けず、攻撃が当てられないようになっている。
その性質上、他のヴィランとは違ってゴリ押し戦法は全くできない上、お互いにギミックを多用する形となるため面倒なボスという声が大きい。
しかし、実際にプレイして戦っているとそのギミックを利用した戦闘は他の敵との戦闘にはない独自の面白さがある。


KH

ホロウバスティオンイベントシーンにてシルエットで初登場。
フックに軽口を叩いて喧嘩になりかけたところをマレフィセントに制止される。


その後はハロウィンタウンに登場。
子分のロック、ショック、バレルにジャックが計画する「ハートレスと過ごすハロウィン」について聞かされ、自らの心を汚さずにハートレスを操るためにフィンケルスタイン博士の作った『心』を強奪する。
そして『心』を飲み込む事で強大な力を手に入れた……かに思えたが、この時出現したハートレスはガーゴイル2体のみ。
あまりにもお粗末な展開に憤慨してソラ達と激突するが、敵わず敗北。体(ズタ袋)が破けて中の虫が一匹残らず溢れ出し、自分の体を保てなくなるという呆気ない最期を迎える。

  • 中々ショッキングな絵面だが、これでも原作での最期よりは大分マイルド。

しかしその後、闇の力が暴走して屋敷を飲み込み巨大化した姿で復活するが、再び駆け付けたソラやジャック達の手で退治され、爆発と共に今度こそ消え去った。


バトルは2連戦となるが、2戦目では一時的に別のエリアに避難可能。
1戦目は屋敷内のブギーの部屋で行われる。ブギーの行動は彼の振るサイコロによって決定され、処刑器具での攻撃、ハートレス召喚、回復までやってのける。通常攻撃は届かず、相手の攻撃を凌いだ後に足元のスイッチを押すとブギーのもとに接近できるようになる(ただし押すスイッチを間違えるとお仕置きされる)。
KHIでは唯一の物理弱点(1.5倍)。一方魔法への耐性は高く、ファイア0.25倍、割合0.01倍、他半減(FM版ではブリザドも0.25倍)。

  • ギミックを活用して戦うボスという設計からしても、ギミックを無視してダメージを与えられる魔法に対しての耐性が高いのは当然の仕様と言える。

2戦目は自身の屋敷を丸々飲み込んで融合した巨大な姿になって登場。本体にダメージを与えることはできず、エネルギーを供給しているシャドウブロックを全て破壊することで撃破となる。
シャドウブロックを3つ壊すとハートレスが召喚されるため、下の方の2つだけを壊して残りはHPゲージを少し残した状態にし、1番上のものを壊して下に向かって壊していくとラク。


撃破するとそれぞれ1戦目はセイクリッドアンセムレポート6が手に入り、2戦目はグラビデが強化される。

COM

ハロウィンタウンの物語中盤に乱入してくる。
サリーが持っている「真の記憶を目覚めさせる薬」を奪い取り、それを利用して「ハロウィンタウンを苦痛と絶望に染めてやる」と宣言して隠れ家へ逃げる。

  • ちなみに彼のそのような考えはジャック曰く「なんて、下品な」。

やがてソラ達が隠れ家まで押しかけてくるが、ソラ達の前で見せつけるように薬を飲む。
最初は真の記憶が目覚めると愉快そうに笑っていた……が、それもつかの間でやがて様子が一変、なんと腹の底からゾッとする程の底知れぬ恐怖が沸き上がってくると言い出し、暴れだした。

  • このブギーが錯乱する様子は、ソラの中に眠る真の記憶が目覚めた場合、あるいは逆のケースが発生した際の結果を想起させる。
    とはいえKHIの例もあり、作中でも「薬を嗅いだらハートレスが湧き始めた」と述べられていることから、実際想定された通りの効果を発揮できたかどうかは怪しい。

バトルではソラがいる所とブギーがいる舞台が鉄柵で隔てられている。
カードブレイクしていくことによって鉄柵を少しずつ下げていき、やがて鉄柵がなくなったところでブギー本体のいる舞台に上がって彼にダメージを与える。
ブギーが投げてきたサイコロを破壊すると、50%の確率でギミックカードが出現する。
カードが発動すると、一定時間柵が下がりきった状態になる。効果は柵が下がっていない状態は約9秒間、1段下がっていた場合は約12秒間、2段下がっていた場合は約15秒間が続く。この間、ブギーは攻撃せず、移動しか行わない。


倒した時に手に入るエネミーカードの効果は「リジェネ」。

Re:COM

ギミックカードの出現条件がサイコロを投げてくる技をカードブレイクした上でのサイコロの破壊になり、ソラ編では50%、リク編では10%の確率で出現する。
また、効果時間が延び、ソラ編は柵が下がっていない状態では13秒間、1段下がっていた場合は約15秒間、2段下がっていた場合は約17秒間、下がり切っていた場合は19秒間柵が下がっているようになった。リク編ではソラ編より1秒間ほど効果時間が短い。


攻撃チャンス時になると相手の攻撃が完全に止んでしまうため、リク編ではデュエルがほとんど機能しない。

KHII

マレフィセントの手引きにより復活。
少なくとも復活当初は本調子ではなく、復活直後マレフィセントが話している間にもう眠り込んでおり、直後にソラ達が来たため悪ガキ三人組が彼らを足止めした。
マレフィセントと同じくソラに倒されたことを根に持っており、ソラ達への復讐以外は考えられないとまで言う。
当初は「サンタクロースを誘拐してソラ達をおびき出す」「サンタクロースをハートレス化する」という形で利害が一致していたものの、ソラを始末する罠の準備が整うや否や「もう用はない」と離反して単独行動に走り、復活させてくれた恩を仇で返したことでマレフィセントに見放される。
プレゼント工場を改造した特性ギミックでソラ達を苦戦させるも、最終的には敗北。
身体のあちこちが破れて中の大量の虫が飛び出し、さらに生き残った一匹の虫はドナルドに踏み潰されるという形で敗れ去った。


戦闘はクリスマスタウンのプレゼント工場にて行われる。
工場はブギーの嗜好に合わせた危険な仕掛けだらけの物に改造されており、流れる三つのベルトコンベアーの先には出入りするトゲがあり、コンベアーの入口からはハートレスの隠れたプレゼントが流れてくる。さらに、天井から巨大な拳が一定の間隔で落下してきたり、ブギーの指示で雷が落ちてきたりもする。
ブギー本体は上空に吊り下げられた土台からギミックを操作しており、この時はダメージを与えられない。プレゼント箱をリアクションコマンド「ナイスショット」でブギーのいる足場へ飛ばし、重みで足場を破壊させると地上へ落下してくる。彼自身に戦闘力は皆無なので、落下してきたら遠慮なくタコ殴りにしてしまおう。
しかし、終始無抵抗という訳ではなく、しばらく攻撃すると無敵になってコンベアーの中へ逃げ込み再び上空へ移動する。この時、コンベアーの稼働スピードが非常に速くなるので、背後のトゲにぶつからないよう注意。
ブギーは立ち位置を移動する事があるので、こちらもリアクションコマンド「○○へいく」で移動する必要がある。

メダルとしてのみ出演。
ハロウィンシーズンの限定メダルとして登場した「ブギー LM Ver」はこのメダルのみが持つオリジナルのスキルとして「ナイトメアスタン」を持つ。