フォーム/【ダブルフォーム】

Last-modified: 2023-10-29 (日) 22:40:43

KHIII

フォームチェンジによって変身する、約束のお守りを右手、過ぎ去りし思い出を左手に持った二刀流フォーム。当然このフォームに変身する場合もキーブレード変形は行われない。
ライトフォーム・ダークフォームと同じくVer1.07アップデートで新規実装されたフォームで、それらのフォームから更にゲージを貯めることで変身することができる。
約束のお守りだと「ダブルフォーム Y」、過ぎ去りし思い出だと「ダブルフォーム S」となるが、性能やデザインは同一。

  • フォーム名のアルファベットのY・Sは、それぞれのキーブレード名のイニシャルに由来。英語だとキーブレード名が「Oathkeeper」「Oblivion」とどちらもイニシャルがOのためか、フォーム名はそれぞれ「Double Form OKP」「Double Form OBV」となっている。

KHIIのブレイヴフォームロクサスの二刀流の様に、キーブレードを手に持った二刀流の戦闘スタイルを取る。

  • キーブレードを二本持っているがKHIIの二刀流フォームと違ってシンクロブレードはないため、攻撃力・魔法力やウェポンアビリティは装備中のキーブレードのもののみが参照される。

手に持ったキーブレードと同じように、右半身がライトフォーム、左半身がダークフォームのカラーリングとなる。
そのためズボンの裾も右足には漢字の「光」、左足には漢字の「闇」が描かれるが、フードは元のフォームとは異なりハートが彩られている。
 
右手に約束のお守り、左手に過ぎ去りし思い出という組み合わせはロクサスの二刀流とは逆となっている。KHIIではウェポンアビリティの関係上実用性の低い組み合わせだったが、ソラにとっては約束のお守りの方が重要な意味合いを持つためこちらの方がしっくり来るかもしれない。

  • ちなみに、この組み合わせは過去に3Dのオープニングデモでも(一瞬だが)やっている。
    他にも、KHIIのファイナルフォームのCGイラストや、χシリーズの私服のロクサスのカードやメダルでこの持ち方をしている(おそらく誤植)ものがある。
  • 仮説ではあるが、ロクサスの場合は右手に闇、左手側に光がある状況で夕暮れを。ソラのその逆で夜明けを表しているととれなくもない。
    また、ロクサスとは対になっている=鏡合わせになっているともとれる。
  • KHIIIで 「約束のお守り」 や 「過ぎ去りし思い出」 を入手可能なタイミングではソラの心から3人(ロクサス、ヴェントゥス、シオン)の心は抜けているのだがなぜキーブレードを2本扱えるのかは謎。
    これはロクサスにも同じことが言えるが。

各種攻撃モーションはKHIIの二刀流フォームやFMのロクサスを彷彿とさせる物が多く、特にコンボフィニッシュ技に顕著。
ライト/ダークフォーム同様サポートアビリティが少ないが、ガードブレイクを所持しているためストライクフォームのような正面突破も得意。
コンボの挙動が素直で攻撃が当てやすく、安定してフィニッシュまで繋がる。そのため人型ボスのような単体戦に強い。通常攻撃のほとんどが円状の攻撃判定を持つため、集団戦も問題なくこなせる。
攻撃のヒット数も非常に多く、コンボアップマジックコンボアップの恩恵を受けやすい。
テレポのような攻撃射程を補助するアビリティは持たないが、コンボ初段を繰り出すと一気に敵に突っ込んで攻撃するため、極端に遠距離でなければ攻撃を外す心配もない。
攻撃に関して言えば目立った弱点がないため、どんなバトルにも対応できる汎用性がウリ。

  • 強いて言えば3つのフィニッシュ攻撃全てと、ガードカウンター技が魔法力参照のため、耐性を持っている敵にはダメージを通しにくいなどの弱点がある。
  • コンボモーションにクセがあるものの、ほとんど全ての攻撃が攻撃力参照、高火力でサポートアビリティも充実しているアルテマウェポン(アルティメットフォーム)とは、一長一短の関係と言えるだろう。

魔法スタイルは基本スタイル。


ソラのKHIIの二刀流フォームは「キーブレードの力が解放されてキーブレードが手から離れて自在に動く」といった設定によって、キーブレードを二本手に持って戦うのは最初に手に入るブレイヴフォームのみで、終盤入手のフォームになるにつれキーブレードを持たずに戦うようになっていった。
これに関しては当時のファンの間でも「これはこれでいいが、ロクサスの二刀流のようにソラもキーブレードを二本手に持ってほしかった」という意見は根強かった。
ダブルフォームはKHII以来実に約14年ぶりに披露されたソラの二刀流であるが、全フォーム中最強クラスの戦闘力を持ち、各種魔法や高性能のガードとカウンターも使える万能さで、かつてそういった意見を持っていたファンも満足できるフォームなのは間違いないだろう。

  • なお、約束のお守りと過ぎ去りし思い出のシュートフローステラインセプションでは二本のキーブレードが手から離れて動く様子を見ることができ、キーブレードが手から離れるという設定がなくなったわけではないようである。

余談だが、キーブレード引き継ぎを使用したニューゲームで、チュートリアルのオリンポスでダブルフォームに変身すると、KHIIの通常時の姿での二刀流という珍しいものを見ることができる。

  • 一応、KHIIでゼムナスにトドメを刺す際の演出や、それを再現した3DのOPデモでもフォームチェンジではない二刀流は見られる。ただし前者はプレイヤーが操作不可、後者はムービーの中のごく短いカットなので、がっつり二刀流で戦うKHII服のソラはやはり珍しい代物と言えるだろう。

アビリティ一覧

キーブレードのフォームチェンジ発動時のアビリティ一覧

フィニッシュ攻撃

魔法力依存の攻撃で、2本のキーブレードを真上に掲げて上に黒、下に白い魔法陣を展開し、無数の光の柱を周囲から放つ。
背景も雲間から差し込む太陽が見えるなど、ロクサスのキーブレード開放マジックアワーを彷彿とさせる演出。

  • 魔方陣には約束のお守りと過ぎ去りし思い出の持ち手部分の意匠が見られ、ゲーム画面からは若干、見切れているが同キーブレード先端の「光」と「闇」の文字が確認できる。