原作 | 蒸気船ウィリー |
---|---|
仲間キャラ | なし |
通常BGM | Monochrome Dreams |
戦闘BGM | Old Friends, Old Rivals |
登場作品 | KHII、MoM |
「蒸気船ウィリー」を初めとした、ミッキーが出演している白黒時代のディズニー短編作品をモチーフにした世界。
- 「蒸気船ウィリー」はミッキーの最初の短編映画として有名な作品であり、ついでにいうとこれに登場する船の3連の汽笛は仕事をさぼっている汽笛に対して他の汽笛が注意することがあるため、さり気なく何にだって心は宿り得る理論を体現している船でもある。
KHシリーズでは過去のディズニーキャッスルという設定。
城の建設予定地として工事が始まる前であり、牧歌的な風景が広がっている。
ソラ自身や攻撃のエフェクト含むマップ上の全てのものが白黒になっているワールドである。
ディズニーキャッスルに戻った時に「色が眩しい」と感じた人もいるのではないだろうか。
- ちなみに、HPなどの各種ゲージ類は判別できる程度にはちゃんと色が付いている。
完全にモノクロにするとプレイに支障が出てしまうので、ワールドの雰囲気を損なわないように彩度を抑える程度にしてあるのだろう。 - さすがにメニュー画面は通常通りである。
その他にもレトロな雰囲気を出すための演出が至る所に施されている。
その一つとして、このワールドにいる間、流れるBGMや、ソラ達を始めとするボイス付きキャラクターのボイスも昔ながらのこもった音質で再生される。
- 使用しているテレビや出力端子の異常ではなく、そういう演出なので心配はいらない。
三人の姿もそれぞれ「過去の姿」をイメージした姿に変わる。
ソラはKHIにおける服装で古い作品のディズニーキャラクターのような顔つきの姿になり、ドナルドとグーフィーは原作における旧作時代のシンプルな見た目となる。
また、このワールドでフォームチェンジを行うと、ソラがそのフォームの服と同じ色のオーラをまとったようになる。
登場キャラクター→キャラクター/タイムレス・リバー
場所
礎の丘
ソラ達が最初に訪れるエリアで、現代との扉を繋ぐ扉はここに置かれている。
光の礎が置かれており、ディズニーキャッスル建設予定地でもあった。
当時は光の礎が丸裸で置いてあった為、現代のピートに簡単に盗まれてしまった。
また、ここに出現した4つの窓は、それぞれ異なるディズニー短編作品をモチーフとしたエリアに繋がっている。
桟橋
ウィリー号が止まっている場所。ディズニー作品「蒸気船ウィリー」に登場する場面の一つ。
過去のピートとはここで戦う事になる。
水門
巨大な水門が見える川岸。光の礎とウィリー号を奪還するイベント戦はここ。
FM版では、XIIIキノコNO.11出現場所となっている。
停泊所
名前通りの場所で、周囲には複数の倉庫が立ち並んでいる。タイムレス・リバーにおける現代のピートとの戦いはここで行なわれる。
ミッキーの家
窓から行けるエリアの一つ。モチーフとなった作品はおそらく「ミッキーの子沢山」。
外は雪が降り積もる夜の冬景色となっている。家の外へは玄関扉への道が窓に遮られて出られないが、よく見ると扉が半開きになっている。
イベント戦では、突然現れたブラックホールに家具が次々と吸い込まれていき、全て吸い込まれる前にハートレスを全滅させなければならない。
- FM版では最後までうごめくかけら集めをしなかった場合、ここで集められる。
火災現場
窓から行けるエリアの一つ。モチーフとなった作品は「ミッキーの消防夫」。
イベント戦では巨大ビルが火災の被害に遭っており、まるで意思を持っているかのように炎が建物にハートレスと共に襲いかかってくる。
ここで暴れ出したホットロッドに容赦なくボコボコにされ、為す術もなく散っていったプレイヤーは多いだろう。
ビルの中へはイベント戦後も封鎖されているので入る事ができない。また、現場周辺もバリケードで囲まれているので、近辺の町並みを探索する事はできない。
- ちなみにハートレスが窓に侵入するムービーで、火災現場の窓に侵入しているのはハートレスではなく火だったりする。
ガリバータウン
窓から行けるエリアの一つ。モチーフとなった作品は「ミッキーのガリバー旅行記」。
ソラ達が巨大化したように思える程のミニチュアサイズの町。町の中心にある砲台はリアクションコマンド「フットキャノン」で踏み付けると、全方位の敵に射撃が行なわれて吹っ飛ばす事ができる。
イベント戦では、この町を襲撃しようと現れたハートレスから町を守りつつ、敵を全滅させなければならない。
摩天楼
窓から行けるエリアの一つ。モチーフとなった作品は「ミッキーの摩天楼狂笑曲」。
ビルの建築現場に吊り下げられた一枚の板の上のみ散策可能という、とても狭いエリア。
イベント戦ではここを破壊しようと現れたハートレスを足場の耐久力がなくなる前に全滅させなければならない。
イベント中、足場の耐久力が25%削られるたびに一時的に足場全体がトランポリン状態となり、全員跳ねまくるようになる。
この時はリアクションコマンド「エアスラッシュ」が出せる。
KHII
マーリンが出した扉から行ける世界。
なぜか様子の違う王様がいたり、ピートも悪者ではなかったり、光の礎がむき出しのままだったりと、不思議なことだらけ。
現実世界のディズニーキャッスルを元に戻すために、ソラたちはこの世界の探索を開始する。
その実態はディズニーキャッスルが建設される以前の「過去の世界」であり、王様になる前のミッキーも存在している。
ソラ達の存在するディズニーキャッスルの異変の原因は、偶然出現したこの世界へと繋がる扉をピートとマレフィセントによって利用されてこの世界に干渉された事によるものであり、ソラ達がこの時代のミッキーとピートの協力(?)を得て光の礎を守り抜いた事でこの時代のトラブルを解決し、現代のディズニーキャッスルの平和も取り戻す事が出来た。
- 最初にピートのところに扉が出現した理由は一切語られていないため不明。
具体的にどれくらい昔の世界かは語られていないため不明。
ゼアノートが実験を開始してハートレスが大量発生するよりも前の時代なのは確定しているが(賢者アンセムの元を訪れた際の王様は既にディズニーキャッスルの王であるため)、なぜかエンブレムのハートレスが普通に生息している。
- おそらく、現代のピートが来た際に引き連れてきた個体がこの時代で心を奪って増殖してしまったものではないだろうか。
まるで現実世界における外来種の繁殖のようで考えさせられる…。 - 同じ理論ならBbSよりも前なのも確実。さらに見た目も考えると修行時代よりも前のはずなので、かなり前なのだろう。
- それ以上に謎なのが過去のタイムレス・リバーと現代のホロウバスティオンを何度も往復しているXIIIキノコNO.11。アンセムのような時間移動でも使っていないと説明がつかない。
- 猛ダッシュでマーリンが出しっぱなしにしている扉を往復しているのか…?
後の3Dで、青年ゼアノートは「時を越えても事実を変えることはできない」と言っていたが、マーリンの魔法はそんなことお構いなしだった。さすがは偉大なる魔法使い。
- おそらく時間移動の方法の違いからくるものだろう。
もしくは「結局マレフィセントはディズニーキャッスルを乗っ取れない」という事実が確定していたのかもしれない。 - マーリン本人は「邪心を抱かないように」としっかり釘を刺しているため、場合によってはこの世界での行動が現代に影響を及ぼす可能性があると考えていたようである。
バトルレベルはディズニーキャッスルと同じ。
各ワールドで2周目エピソードが追加されたタイミングでディズニーキャッスルのバトルレベルもさりげなく上がっているので、タイムレス・リバーも上がっている。
- と思いきや、無印版ではバトルレベルが上がっているのはディズニーキャッスルだけでここはちっとも強くなっていなかった。FM版で修正。