武器/【ウェイトゥザドーン】

Last-modified: 2023-08-07 (月) 14:35:32

ソウルイーターを媒介にして生まれた、リクのメインのキーブレード
天使の翼と悪魔の翼が護拳。剣身はソウルイーターと同じ悪魔の翼、剣脊(剣の背の意味)は天使の翼のモチーフが付いている。元のソウルイーターに似て水色の目玉もある。
キーチェーンは棘のクロスが無いハートレスのエンブレム。闇リクの衣装にも付いていたもので、闇に染まりきっていないことを意味している。

  • このマークはKHIIIでのボードゲーム(アルバ&アーテル)の白駒にもモチーフとしてついている他、リクモチーフのグッズにも使われていることから、リク自身を表すシンボルマークとして扱われている様子。

名前の意味は「夜明けへの道」で、英字表記は『Way to the Dawn』。COMでリクが自分の行く道を示した言葉であり、リク自身を象徴しているキーブレードと言える。

  • ちなみに英語版COMエンディングのリクの台詞は「Road to dawn」だった。ただ、Roadは単純に道・道路という意味になるが、Wayは道だけでなくやり方、道筋などの意味も持つ柔軟な単語なので、そのあたりを考慮していると思われる。

呼び出すときには水色っぽい光から、矢印のような旋風が左回りに渦巻き、水色のキラキラした光を残す。
3Dでは、光の色が水色と白を足したような色になり、渦を巻く回数も増えている様子。矢印の旋風は白から濃紺に色が変わる。これはKHIIと3Dで共通である。
ちなみに矢印のエフェクトはχブレードにもある。この共通点が示すものは…?

  • 純粋な光と闇が融合したものだから、言うなればあれも狭間のものと解釈できるし、同じエフェクトでも不思議ではない。

その名の通り光と闇の狭間を象徴するキーブレードだが、ソラのものと同じく光の世界のキーブレードに属する。

  • 一部では「ウェイトゥザドーンは唯一狭間の世界のキーブレードに属する特殊なキーブレード」という説が出回っているが、ディレクターの野村氏がこのように発言したことはないアルティマニアでの「どこに属するかと言われたら狭間」という回答が独り歩きしたものと思われるので注意。
    実際、3Dのキーワードグロッサリーでもしっかりと「ソラやリクの使う光の世界のキーブレード」と書いてあり、キーブレードの分類は「光・闇・人の心の三種類」のまま変わっていない。
    • 加えて分類不明なχブレード。しかしキーブレードはχブレードを元に作られたものだから、根本的に違う物とも言える。

攻略本の表記ミスから、ウェイトゥザ「ドゥ」ーンと間違えて覚えている人が意外と多かったりする。
そしてリクもこれを「ソウルイーター」と言っていたりする。

  • これはリクのソウルイーターへの愛着故であると思われる。

KHII

リクの初期装備……というよりも、今作ではゲストメンバーの武器を変更する事ができないので、実質的にリクの武器はこれで固定されている。
性能は他の世界の仲間キャラクターの武器と同様で攻撃力+3、魔法力+0である。
叩くと薄水色の波紋を出す黒い光の輪から、金の星と黒のシックな星、黒と水色のかけらが出る。黒の星は、中央部分が金色に輝いていて、中央から黒い矢印が外側に向かって伸びている。また、金の輝きは次第に薄水色へと変わっていく。


初登場は存在しなかった世界で、カイリナミネを助けに現れたとき。それ以前にリクが登場している際はソウルイーターを使用している為、いつ変化したのかは不明。

  • アナザーレポートによると、「詳しい説明のない通常の入手経路ではないあたりに何か裏があると思ってもらっていい」とディレクターは話しているが、KHIIIに至ってもこの理由は不明のままである。

シークレットムービーにも登場。
キングダムチェーンキングダムチェーンDと共に荒野に突き刺さっており、ムービーに登場する鎧の三人のうち小柄な一人に引き抜かれる。

Days

ミッションモードで操作できるようになるリクで、クリア後に入手できる「ゼロギア」の武器パネルをセットすると、武器がソウルイーターからウェイトゥザドーンに変化する。
叩くと真一文字の光と共に、黄色から水色に変わるシックな星と、水色の光のカケラが飛び散る。光は拡散して二つの水色の輪に変わる。
フィニッシュでは、水色の光の波紋が出て、さらに大きくなった水色の輪が出る。


攻撃力+124、魔法力+30、クリティカル率10、クリティカル補正19。
アビリティはエナジーフォースエナジーバリアライブリーパワー


地上攻撃が錐揉み回転攻撃×3というシュールさ。
しかし見た目とは裏腹に1モーションで3ヒットし、2・3段目に怯み属性・全段にクリティカル判定ありという超高性能なモーション。素の威力補正自体は低めなので、性質上クリティカルに特化してこそ輝く武器である。
なお、地上コンボで戦う限りにおいては武器アビリティのライブリーパワーはほぼ死にアビリティである。発動させるなら空中戦前提で。

3D

リクがトラヴァースタウンから使用することになる初期装備。
攻撃力+5 魔法力+4、クリティカル率は10%でリアリティクリティカル率は5%。
スカルノイズと同じ長さだが攻撃力、魔法力、クリティカル率はスカルノイズの方が上。
呼び出すときは、白い光が右に渦巻き、中から白と黒の矢のような閃光がほとばしり、最後には紺色の矢印と同色の光の粒を残す。
KHIIでは叩くと黒の星が出たが、中央の色が紺色に変わるようになった。中央から矢印が伸びているのはそのまま。


今作ではキーチェーンが少し変わり、上部のハート部分が内側に向かって渦を巻いている。

  • 今作でリクの心に大きな変化が起こることを示唆しているのだろうか。

また、KHIIと比べてコンパクトにリサイズされている。
初期装備であることもそうだが、KHIIのサイズはアルテマウェポンフェンリルと遜色ない大きさなので、15歳リクとのバランスを鑑みたデザインにされたのだろう。

KHIII

リクの初期装備として続投。攻撃力+5、魔法力+5。
大きさは3Dでリサイズされたままのため、後述のブレイブハートと比べるとリーチが短い。


ソラ達がオリンポスを訪れているのと同じ頃、アクア捜索のため王様と共に闇の海岸に訪れたリクはデビルズタワーに襲われる。
二人はデビルズタワーを撃退するが、リクは背後から奇襲され内部に取り込まれてしまう。
暗闇の中で諦めかけたところ謎の声に呼びかけられ、気付くと闇の海岸に倒れていた。
なんとか敵を退けることは出来ていたものの、これまでの闇の世界での激しい闘いのせいか、ウェイトゥザドーンの切っ先が折れてしまっていた。
そこでリクは闇の海岸の浜辺に折れたウェイトゥザドーンを突き立て、意味深な言葉を口にする。

「このキーブレードはもう使えない。だからここに残していくよ…もう一人の俺のために

そしてリクと王様は闇の世界を後にするのだった。

  • 本作でプレイヤー側が使用できるのはこの一戦だけ。
  • これまでの作中描写を見る限りキーブレードは外的要因ではまず破損せず、持ち主の心が傷つき壊れるような事態にでもならない限りは折れるということは考えにくかった。
    王様のキングダムチェーンDも同じ戦いで傷んでしまったというのだから、それだけ闇の世界のハートレスが強大な存在であるということなのだろうか。
    • これについては元がソウルイーターなことが要因だろうかと言われていたりする。この時のリクが気絶していたせいかもしれないが。
  • この後、リア(アクセル)も彼のキーブレードであるフレイムリベレーターを破壊される(しかもこちらは粉々にされている)が、そちらは後のシーンで元通りの姿で呼び出せていることが確認できる。この違いが何によるものなのかは謎だが、それこそ元がソウルイーターなことが関係していたりするのだろうか?
    • 「折れた」ウェイトゥザドーンと「粉砕された」フレイムリベレーターでは、一見すると後者の方がどうにもならなそうな気がするのだが…。
  • 一応もう一人の自分用に残していくのだから「使えない」は方便である可能性もある。

その後、新しいキーブレードのブレイブハートを片手に再び闇の海岸に訪れ、闇に侵食されたアクアと対面。
彼女の言葉に反発したその内面でリク=レプリカと並び立つシーンが挿入され、このとき現れたリク=レプリカの手に損なわれていない状態で握られている。
 
しかしこれ以降は登場する場面はなく、リク=レプリカが姿を現した際も彼が武器を構えることはないため、どうなったのかは一切不明(アルティマニアにも記述はない)。

  • 上記のシーンでリク=レプリカがこれを持っているのは演出的にイメージか精神体であると思われるが、実物の方はまだ闇の海岸のどこかにあるのだろうか?

MoM

パーティー「DDD」のリクの装備キーブレード。
ここでのリクは3D時の装いであるため、ブレイブハートではなくウェイトゥザドーンを持っている。