敵/【ヴァニタスの思念】

Last-modified: 2023-10-05 (木) 12:59:42

BbS

ラストエピソードクリア後、キーブレード墓場に登場する隠しボス。
他の思念体は「に思念が宿った姿」とされる中、ヴァニタスの思念は「思念が実体化した姿」と解説されており、鎧を媒介に存在している訳ではない模様(そもそも例の筋肉スーツが鎧の役割を果たしているのかすら怪しい)。

  • 本体と同時に存在している辺り、生き霊みたいなものだろうか。
  • 下記の特徴とヴァニタスの性質からアンヴァースの一種のようにも思えるが、アンヴァースには分類されていない。

ストーリーでは赤かったヴァニタスの服の部分が白になり、仮面にアンヴァースのシンボルマークが刻まれている。
キーブレードも白黒になっている。
一度ラストエピソードを終わらせれば各々のストーリーの荒野でいつでも何度でも会えるが、本編とは違った嫌らしさを発揮してくる。
KHIIFMの「留まりし思念」の好評を受けて、これを超える難易度を目指したらしく、テストの段階で見つかった攻略法を一つ一つ潰していったそうである。
また、「少ないボタンで倒すゲーム」というコンセプトを完全に取り払っては面白くないので、意図的に残した攻略法もあるそうだ。
因みに、思念になると格段に強くなるのは、元の存在の心が強かった事の表れらしい。

 
撃破すると球状の闇に包まれてどこかへと消えていく。しかし留まりし思念同様何度でも再戦できる。
倒すたびに合成アイテムの秘められし原石が手に入る。

  • 苦労の割には報酬が残念すぎる、との声が非常に多かった。そのためか、FM版では報酬が変わっている。

海外版での名称は"Vanitas Remnant"。
"Remnant"とは「遺物」や「残滓」を表す単語で、訳すなら「ヴァニタスの残留思念」といったところ。
同じような名前でも「思念」が"Will"、つまり「意志」と訳された留まりし思念との差が面白く、またそれぞれの存在にピッタリと合った翻訳がされていると言えるのではないだろうか。


HPゲージはなんとたったの一本。……が、戦闘開始直後に大体のプレイヤーが気がつくが、ゲージが一本であるというのは簡単に倒せそうという希望にはならない。

なぜなら、異常なまでに防御力が高いためである。一定以上の攻撃力がないと、まともなダメージを与えることすら出来ない。ダメージ上限も設定されているので、こちらの攻撃力がどれだけ高くても最高で10しかダメージが通らない。

  • しかもこれはダメージ変動率適用前の値。与えられるダメージ上限の実数値は物理と無が5、それ以外が2となっている。(クリティカルヒットしなかった場合)

攻撃力も非常に高く、様々な技を連結して使っており、斬り攻撃系の動きを読むことは困難を極める。少しでも油断したり、低レベルでリーヴ系なしという状況だと文字通り一撃で即死する。
こちらがケアル系判定のコマンドを使用すると同じく回復魔法を使ってくる為、ポーションなどのアイテムコマンド(ヴェンのみホーリー系も可)で回復しなければならない。
シュートロックコマンドに至っては、全て避けきられるため完全に無効であり、そのため無敵時間を利用した回避くらいにしか使えない。
また、全ての攻撃モーションが本編と比べて超高速化している上に、暗闇または混乱の追加効果が発生するという恐怖。
「絶望しろ!」で文字通り絶望させられたプレイヤーは数知れず。
初見では戦闘曲のイントロで死んだというプレイヤーも非常に多く、慣れたとしても耳を傾ける余裕はない。
新技が追加されたりしているあたり愛されてる。
 
天敵はデトネ系トルネドホーリー。これらを上手く使えば、ほぼ攻撃を受ける事なく完封する事も可能。
空中でくるくる回ったり堂々とトラップの上を走ろうとする彼。
何ともシュールである……。
より安全に行きたいのならバニッシュも3~4個持っていくといいだろう。

  • ただし、魔法力がほとんど上がらないテラは例外。魔法力の数値を余程鍛え上げない限り、彼だけこれらの戦法を用いても、かすり傷程のダメージしか与えられない為、隙を見つけて背後から殴るという危険な戦法を余儀なくされる。

ヴァニタスの思念にはこちらのことが見えていないと移動も攻撃もしなくなるという弱点がある。具体的には相手から距離を置いてヴァニタスの思念と操作キャラクターがフィールド上の岩場を挟んで立つような状況を作ることができると、相手は何もしてこなくなるのだ。
隠れている間は安全に回復アイテムを使用したりできる他、ヴェン限定の戦法ではあるが岩場に隠れながらトルネドを操作すればこちらの姿を見せずに相手にダメージ与えることができる為、上手く使えば一方的に倒すこともできる。


彼に対してメガフレアだけはやってはいけない。メガフレア中に攻撃されると、リーヴ系をつけてても高確率で瞬殺されてしまう。よくわからない人は言ったことと矛盾するが是非やってみてほしい。


留まりし思念は言葉を一切発しないが、こいつは普通に喋る。とはいったものの、会話イベントなどはなく戦闘中の掛け声に限られるのだが。

  • 恐らくは当時のネタバレ防止の意味も兼ねての配慮と思われる。ちなみに声付きではないが、初めて戦う際に流れるムービーで留まりし思念は台詞を発している。さらに二戦目以降には、ソラに対して「また来たか、若きキーブレード使い」といった風に話しかけている。
    • KHIIIのムービーではテラの声で明確に話すようになった。やはりネタバレ防止の意味合いが強かったのだろう。

BbSFM

CPUの思考パターンが変わり、「視認していなくても攻撃を行ってくる」ため無印に存在した所謂トルネドハメが難しくなっている。
初回撃破時の報酬が秘められし原石から彼のキーブレードであるヴォイドギアに変更され、2回目以降の報酬は手に入らなくなっている。


どうしても倒せないならアイスを大量に持ち込んでリズムミキサーを使うのがオススメ。
「無敵状態のままその場に留まり、多段ヒットする衝撃波を周囲にばらまく」というフィニッシュがヴァニタスの思念の防御特性と噛み合い、一方的に大ダメージを与えられる。


KH2.5のHD版ではEXPゼロをつけることで防御特性をぶち抜いて大ダメージを与えることが可能になった。

週課金メダルとして実装された他、ガチャ排出やハイスコアランキングの報酬としても登場。
分類は本体のヴァニタスと同じリバース。