キーワード/【鎧】

Last-modified: 2024-01-28 (日) 20:46:53

異空の回廊を渡る際の闇の侵入を防ぐ装備品。宇宙空間での活動も可能になる。
普通に防具としての役割も兼ねているため、戦闘時にも纏う場合もあるが、防具用としては滅多に使われない。
エラクゥスとそのの他、KHIIIにおいてマスター・ゼアノートも、DRにおいてエラクゥスやゼアノート達の級友達も鎧姿を披露した。


デザインは一人一人異なる。
KHI以降の時代ではグミシップによる移動方法が確立し、狭間の者の衣が鎧の機能を代用してくれるためか鎧を使用しているキーブレード使いはほとんどいない。
 
狭間の者の衣と同じく「闇からの干渉を防ぐ」という効果を持つが、作者や材質、製法は全くの謎。現時点で唯一わかっているのは狭間の者の衣をもとに戦闘用に作られたということのみ。
また、鎧が破損ないし消滅しても、使い手が正常な状態であればキーブレードと同じように再び出現させて装着できる。
 
持ち主の思いが特に強かった場合、脱ぎ捨てられて持ち主がいなくなった後、思念体として動き出す事がある。もちろん中身は空っぽだが、持ち主の人格に準じた自我を持っており会話も可能。
また、持ち主の心が強いほど思念体も強力になる。


KHII

今作のシークレットムービーで初登場。
これまでのキングダムハーツらしからぬ無骨な鎧姿をした三人組の登場に、当時のファンたちは大いに驚いた。

  • 野村氏曰く、鎧を着せたのは「顔を隠しておきたかった」とのこと。その理由はこの時点でキャラクターのデザインが決まっていなかったため。
    黒コートの色違いを着せるという手も考えたが、さすがにそれはまずいと自重したらしい。

また、ゼムナスとの最終戦の際、ゼムナスが鎧を纏った形態が存在する。
後述するが、後にこのゼムナスが着ていた鎧とほぼ同じ外見をしたキャラクターが隠しボスとして登場することになる。

KHIIFM

オリジナル版に引き続き登場。今回のシークレットムービーの内容はオリジナル版の続きとなっている。
鎧三人組と、闇の探求者アンセムと同じコートを着た老人、老人に付き従うリクと同じ筋肉スーツを装備したフルフェイスヘルメットの人物が激闘を繰り広げる、というのが大雑把な内容。
この戦闘の最中、鎧三人の素顔が見られるのだが、内一人はロクサスそっくりな少年、一人はまさかの戦う乙女であり、最後の一人は明らかに闇落ちするフラグを立てるなど、後の作品のストーリーの複雑さ、シリアスさをファンたちに予想させるものになっていた。


シークレットムービーの他、鎧三人組の一人である留まりし思念が最強の隠しボスとして登場するほか、女性が装着していたものと思われる鎧が安置されている場所の存在が明らかになった。

Days

実質的なラスボスであるシオン最終形態の姿が鎧に近い。

BbS

今作で、前述の基本的な設定が判明した。
普段、鎧は収納された状態で所有者の服に取り付けられており、肩(腕)に装着されたボタン(小説版ではガードと言っている)を叩くことで瞬時に展開、装備される。

  • 仮面○イダーも真っ青な便利スイッチ機能である。

ただしBbSの冒頭を見る限り、装備するにも相応の修行が必要なようである。


キーブレード墓場ではヴェントゥスアクアがKHIIFMのシークレットムービーのようにそれぞれゼアノートとヴァニタスの攻撃を受けて仮面を失っているが、戦いが一旦幕を閉じた後、異空の回廊を漂うイベントでは再び装備している。
上述されている、使い手が正常な状態なので再び装着できた例であるが、本人の意識がなかったであろう状態(特にヴェントゥス)で再装着していた時は異空の回廊から身を守るための防衛機構のようなものが自動的に働いていたのかもしれない。
 
また、自らの身体を奪ったマスター・ゼアノートへの憎しみと、友を守りたいというテラの思念が鎧に留まったものこそが、KHIIFMで登場した留まりし思念の正体であると判明した。
ラストエピソードでは、KHIIFMで安置されていた鎧とキーブレードは、アクアがテラ(の体を乗っ取ったゼアノート)を助けるために自分の鎧に抱きかかえさせて、光の世界に送り出したものということも明かされた。


所有者達が履いている靴はこの鎧のものに酷似している。

  • しかし、テラの靴をテラ編のキーブレード墓場のムービーで確認すると、若干靴のデザインが変わっている。かなり微妙な変化だが。
    アクアの靴もよく見るとヒールではなくなっている。

BbSでは容量の都合と処理落ちの問題のため、KHII及びKHIIFM、BbSのオープニングで登場した際に背中につけていたマントが外されている。マントがあるだけで大分印象が変わるのに……。

  • マントを付けるためには鎧状態の全モーションを作り直さないといけなくなるため、残念ながらKH2.5のHD版でも復活することはなかったが、テラ編のラストでは鎧の襟の部分からマントが生える描写がなされた。

BbSFM

ミラージュアリーナノーハートという追加ボスが登場した。これが前述した「ゼムナスが着ていた鎧」とほぼ同じ外見をしたボスである。
ノーハートの手にはマスター・ゼアノートのものと同じキーブレードが握られており、ノーハートの正体については「設定上に存在しているマスター・ゼアノートが鎧を纏った姿(または鎧そのもの)ではないか」という意見が多くを占めていた。
また、「元を辿ればゼムナスもマスター・ゼアノートとテラのノーバディである」ということも、この意見が多いことの一因でもある。


ノーハートと同様に、ミラージュアリーナにアーマーオブザマスターという追加ボスが登場。マスター・エラクゥスの鎧。キャラクター辞典には「キーブレードマスターの思念が鎧に宿った姿」と記されており、留まりし思念と同様の存在であると思われる。

3D

今作のラストボスはヴェントゥスが装着していた鎧が真っ黒に染まったもの
闇に堕とされたソラを守るため、ヴェントゥスがソラに鎧を装備させた。しかし鎧自体が闇に覆われてしまったため変色している。
闇が鎧を身体として操り、リクに襲いかかったが、リクとの戦いの後に砕け散った。


闇に覆われたり、戦いの後に砕け散ったりと、鎧としての存在意義が失われてしまっているかのように思えるが、鎧に守られていたソラ自身は闇の影響が一切及ばなかったため、本来の目的はきちんと達成できていたようだ。

χ

3周年イベントにて、各ユニオン別のアーマーのアバターがトレードショップに登場した。
アバターはシナリオと関わりのない遊び要素ではあるが、やはり鎧はこの時代から存在していたということなのかもしれない。


ユニオンによってカラーリングと額にあるユニオンの紋章が異なる以外はデザインは共通。男女でも少しデザインが違う。
マスクはエラクゥス流派やノーハートのような頭部全体を覆うものではなく、顔の前面のみを覆うお面のような形。またバイザー状になっているため顔は完全に隠れず、装着者の表情が見えるようになっている。

  • ちなみにマントはアバターのセットに含まれていないが、ジャファー等のマントを付けるとそれっぽく見える。

KHIII

今作ではキーブレード墓場にて留まりし思念が登場する他、マスター・ゼアノート専用の鎧=アーマー・ゼアノートも登場。
アーマー・ゼアノートは山羊の頭部を象った兜や、黒いマントで覆われた見た目で、さながら西洋の悪魔を思わせる。

  • マスター・ゼアノートのキーブレード(ルシュから継承されているもの)は「贖罪の山羊」と呼ばれている。また、山羊は大罪の内の色欲(マスター・オブ・マスターの弟子たちの中ではルシュに対応)を象徴している。

KHIIIRM

「Re Mind」において留まりし思念とテラ=ゼアノートの戦いの行方が描かれ、留まりし思念の鎧はテラ=ゼアノートの攻撃からソラを守るために砕かれてしまう。
ただし持ち主が正常な状態ならば再び鎧を装着できるという設定があるため、テラの復活に伴い鎧もテラが装着できるようになり、実際にリミットカットエピソードでは鎧を装着して闇の世界へ旅立つテラ、アクア、ヴェントゥスの姿が描かれている。
アクアの鎧は眠りの部屋に安置されていたが、同じようにアクアが呼び戻したものと思われる。

  • ちなみに今作ではきちんとマントがついている。

DR

若きゼアノートやエラクゥスを初めとしたマスター・ウォーデンの弟子たちが外の世界へ赴く際に鎧を纏う。ちなみにマントはない。
やはりゼアノートはノーハートと、エラクゥスはアーマーオブザマスターと同じ鎧であったようだが、ゼアノートの鎧の額部分にエラクゥス流派(この時代ではウォーデン流派と言うべきか)のマークがある点のみノーハートと異なっている。

マスター・オブ・マスターの発言により、鎧は黒コートをもとに戦闘向けに開発されたものだが、オリジナルである黒コートに比べれば闇に対する耐性が劣ることが判明。
実際、闇の回廊に長時間いたとはいえ鎧を着ていても2名は消滅(実際には手を下した人物がいたがそうでなくても時間の問題だっただろう)、別の2名も危うく消滅しかけた。