特捜機動隊ジェイスワット

Last-modified: 2020-02-23 (日) 21:19:32

概要

バンプレストよりセタガヤターンセガサターンで発売されたSTG。発売日は1996年8月23日。
ゲーム内容は大きく分けて一人称視点で進める所謂FPS形式のシューティングパートと、ストーリ―進行を描く実写ムービーパートの2つで構成されている。
シューティング部分は特殊部隊という設定に基いた事前の作戦立案や武装のカスタマイズなど、システム面では中々凝った作りになっているものの、肝心のゲーム性そのものは微妙で操作性もあまりよろしくない模様。
実写部分については積極的に実写動画を導入していた当時のゲーム業界*1らしく、大勢の演者やドラマさながらの撮影場所など中々に豪華な内容となっている。
 
なお、ジェイスワットとは作中に登場する特殊部隊の名称のこと。
プレイヤーは日本警察が増加する凶悪犯罪に対抗すべく設立した日本におけるS.W.A.T、即ちJ.S.W.A.T*2に所属しているという設定。
 
生放送においてはがもうレオンさんがプレイ。
動画にして5本分と短いゲームではあったが、その雑で独特なゲーム性と汎用性の高い語録によって一躍きれぼし界隈の注目を浴びる事となった。

動画

がもうレオンさんの 特捜機動隊ジェイスワット その1【実況プレイ

ジェイスワット語録

本作を語る上で外すことのできない要素である。
シューティングパートにて状況に応じたボイスが挟まれるのだが、その内容が棒読み気味であったり妙に緊張感に欠ける語感であったりするなど、おまカフェのチーマーを彷彿とさせる脱力具合がま視聴者の心を掴み、がもうさん放送の音声コメでも早速いくつもの語録が定着している。
以下、主な語録を記載していく。

人質が邪魔だなぁ

犯罪組織を制圧しつつも人質を助けるゲームなのに、犯人の傍に人質がいるときにJSWAT隊員から言い放たれる台詞。
そのあまりの本末転倒ぶりと「奥行きが邪魔だなぁ」*3を彷彿とさせる迷言っぷりが強い印象を残した。
放送コメにおいても敵ではない対象が画面内にいたりするときに用いられる。

ホログラム映像だ

敵の拠点にてJSWAT隊員が奥へ通じる隠し通路を発見した際の台詞。
これ自体は特におかしなところは何もない台詞なのだが、隠し通路や隠し扉など数多くのゲームに登場する要素に適応しやすいためコメントとしての汎用性が高い。

アイツガクロマクカ

文字通り、敵の黒幕が判明した際の台詞。
放送内においても黒幕と思しき人物が登場した際、または明らかに無関係でも怪しい人物に対してま視聴者が黒幕認定したりもする。
何処となくオマエノシワザダタノカ*4を思い起こす語感なのもインパクトを残した要因だろうか。

モウオシマイダ!

プレイヤー達が敵のボスを追い詰めた際の台詞。正確には「もうおしまいだ!無駄な抵抗はやめて投降しろ!」と続く。
上記の通り、本来は自分たちが敵に対し優位に立つ状況に使われているはずなのだが、これ単体だと「もうだめだー」の如くまるで自分たちが劣勢に追い込まれたような意味に聞こえてしまい、実際の放送コメントにおいても本来とはほぼ逆の使われ方をすることが多い。

タノムウタナイデー

シューティングパートにおいて雑魚敵が倒された際*5に放つ台詞。
悲壮感漂うやられボイスがチーマーを彷彿とさせるせいか、やはりチーマー同様に音声コメも半角カタカナで登録されている。
類義の用語にヤメテクレー、タノムウタナイデクレー、ヴ、ヴヷァ゙ダズゲデー、タスケテクレー、マジカヨ…など多数。
ちなみにスタッフロールでは声の出演に「チーマー」の項目があるため、設定上も本当にチーマーである可能性がある。


*1 セガサターンとプレイステーションがゲーム業界の覇を争っていた時代。アツコことALIVEをはじめとした実写ゲーが数多く作られた。
*2 Japanese Special Weapons And Tactics
*3 ニンテンドー3DS専用ソフト「レイトン教授と奇跡の仮面」に対して、主人公レイトンのボイス担当である大泉洋がWEB特番にて同ゲームをプレイ中に言い放った台詞。語感だけでなく本末転倒な物言いなのも共通している。
*4 「SILENT HILL 2」の犬エンドで主人公がぎこちなく放つ日本語。同シリーズ屈指のネタENDとして知られる。
*5 実際には両手を挙げた無抵抗状態となり、特定のボタンを押せば逮捕が可能。