恋もいいけど、バレーはもっとね

Last-modified: 2017-10-10 (火) 21:13:53





この内容はプリズムコートおよびaisssyさんのプリズムコート実況プレイのネタバレを含んでいます!
プリズムコート未プレイヤー、あるいはaisssyさんの生放送・動画未見の方は動画を見たうえでの閲覧を推奨します。





概要

恋もいいけど、バレーはもっとねとは、『プリズムコート』における辻真琴の台詞である。
真琴ルート消滅イベントの際に発せられる台詞であり、
デートマシンバレー部コーチのaisssyさんに二度に渡る煮え湯を飲ませる結果となったトラウマ的な台詞。
視聴者コメでは「恋もいいけど^^」と省略して使われることも多い。

恋よりバレー

プリズムコート(通称PC)の一周目プレイにおいて、aisssyさんは長身&ショートヘアのボーイッシュな外見ながらも内面は乙女というギャップが魅力の辻真琴をルート攻略のターゲットに定める。
そんな彼女のルートはヒロインたちの中ではもっとも「恋愛」に主体を置かれたシナリオ。
恋に対して初心で、不器用なアプローチを繰り返す真琴の姿に悶えたり、そんな真琴の気持ちに全く気付く素振りもない先生に厳しいツッコミを入れたりしつつも、aisssyさんは順調に真琴ルートを進行していた。
 
『aisssyさんの プリズムコート【実況プレイ】その26』

(18:48~)
地区大会において育成の甲斐あって優勝を飾った朝霧高校バレー部。
そんなある日、優勝して自信をつけた部員たちが熱心に練習している光景を目にするイベントが発生する。
メンバーの中では熱心とは言えない部類だった真琴*1が、特にやる気になっているという前向きな感じの出だしだった。
 

真琴「そうだね。やっとバレーの楽しさに目覚めたってとこかな。」
真琴「今はバレーのことで頭が一杯なんだ」

先生も「この間までの真琴は何か別のことに気を取られてるようで、練習中も集中していなかったからな」と関心する様子を見せる。
aisssyさんもこの流れに特に疑問を感じることなく先生の台詞を朗読していく、ところがこの直後……。
 

真琴「うん・・・・・恋もいいけど、バレーはもっとね

aisssy「えっ…………大丈夫、これ?」
 
さながら恋愛よりもバレーに興味が移ってしまったかのような真琴の発言に、不穏な空気が漂い始める。
 
aisssy「え、ちょ、これ大丈夫? まさかこれさぁ……ルート抜けた印、とか、そういう、わけじゃ……大丈夫だろうね……?」
 
この時点ではaisssyさんも半笑いになったり、声が震えたり、休日にデパートと間違えて中央公園へ行く選択ミスを犯すなど明らかな動揺を見せるも、まだ攻略失敗を確信したわけではなかった。
一縷の望みを抱きながら、再び真琴を特訓相手に指定する。
 
aisssy「まだ私は、何か、何かが潰えたわけではないと信じ……」
 

真琴「じゃあ、よろしくお願いします」

そこには、それまでの頬を赤く染めたときめき状態の真琴の姿はなく、素の表情でごく普通にコーチに特訓開始の台詞を放つ真琴の姿が。
これにはaisssyさんもさすがに何かを察したらしく無言のまま直後のバレンタインデーイベントを迎えることに。
真琴以外の部員から義理チョコを受け取り、ついに真琴がチョコを渡しに現れるが……。
 

真琴「バレンタインデーだったね。義理チョコあげるよ

aisssy「これ終わったんじゃないの!? んもおぉぉぉーーー!!!!
 
真琴の攻略失敗をついに確信し、aisssyさんは意気消沈。
その後、黒崎先生にチョコを貰う場面でまさかのフリーズコート*2が起こり、不可抗力ながらも上述のフラグ消失イベントよりも前の段階からやり直すことに。
しかし運命は変わらず、結局また同じ流れを見せ付けられ、恋破れたaisssyさんは「バレーの鬼になる」と悲壮な決意を新たにするのだった……。

恋よりバレー(全国版)

『aisssyさんの プリズムコート【実況プレイ】2nd season その54』

(17:32~)
そして時は少し流れ、真琴ルート攻略と全国制覇のリベンジに臨んだPC二周目。
2年春の全国決勝では中西先生に「勝てる相手ではない」と煽られる下馬評を見事覆し、鮎川こずえ率いる富士見ヶ丘高校を下して念願の全国制覇を果たす。
その一ヵ月後、全国優勝の自信で部員たち、特に真琴が熱心に練習しているというイベントが起こる。
以前何処かで見たような文章が流れるも、aisssyさんは特に気に留めることもなく読み進めていくが、ま視聴者の中にはこの時点で何かを察している様子が見られていた。
そして……。

真琴「そうだね。 全国優勝して、やっとバレーの楽しさに目覚めたってとこかな。」

aisssy「ちょっ、ちょっと待ってくださいよ! ちょっと待ってくださいよ!?」

真琴「今はバレーのことで頭が一杯なんだ

aisssy「オォォォイイ!!!」

真琴「うん・・・・・恋もいいけど、バレーはもっとね

こうして、二周目においても再び同じ悪夢を味わう羽目となってしまった。
これにはれっきとした原因があり、2年目の春の全国大会で優勝すると最後の3年夏の大会と合わせて二連覇を目指すという特別なルートが開放され、ヒロインごとの個別ルートが終了してしまうという仕様なのである。*3
だが、攻略情報を解禁していないaisssyさんがそんなことを知る由もなく、試合に勝ったのに攻略には敗れるという降って湧いたような理不尽を味わう羽目となってしまった。

これがプリズムコートの恐ろしいところなんですよ

本作はギャルゲーでありながらも、正統派スポ根のストーリーと完成度の高い育成要素を併せ持つ隠れた名作として知られるのだが、同時にヒロイン個別のルート攻略が困難なことでも知られている。
試合結果やイベント発生条件次第で容赦なく途中でルート消滅するどころか、そもそもルートに突入する時点で軽い隠し要素の如き条件を要求してくるルートもあり、真琴ルートはこれでも6人のヒロインの中では比較的必須条件が少なく攻略は容易な部類である。
また、恋心を抱いていた女の子が相手にまったく気付かれる様子もなく、スポーツに打ち込んでいるうちに興味が恋からスポーツに移り変わってしまうというシチュエーションも妙なリアルさがあり、ルート消滅イベント一つとっても本作の青春物としての恐ろしさ出来の良さが垣間見られる。

使用例

恋愛よりもすごいものを見つけた時。
もしくはギャルゲーで攻略失敗した時や、フラグが消滅しそうな時にも。

関連項目


*1 ボーイッシュな外見に反してスポーツへの関心が高いとは言えず、ナツキらに勧誘されて成り行きの流れで部に参加したという経緯がある
*2 本作は台詞送りの際に、ごく稀にだがフリーズが起こってしまうことがある。
*3 なお一周目における失敗の原因は、ナツキルートと同時進行になってしまった結果、ナツキのほうが優先されてしまった結果だと思われる。ちなみにそのナツキルートも全国大会敗退によりあっさり消滅した