十亀の恩返し

Last-modified: 2024-04-16 (火) 08:42:49

元西武・十亀剣投手と元ソフトバンク・松田宣浩内野手の極端すぎる対戦成績の事。
また、そこから転じて2人の間にあるとされる前世からの縁の事。


概要

十亀は先発に転向した2年目の2013年以降、当時ソフトバンクの松田との対戦成績が異様に悪く、特に抜けたスライダーが甘く入り痛打を浴びるケースが多かった*1
この不可思議な出来事は、同様にソフトバンク相手になかなか勝てなかった菊池雄星と並んで球界七不思議の1つに挙げられる事もある。

そんな十亀をなんJ民は浦島太郎の亀になぞらえ、「前世で松田に助けられた恩を返そうとしているのでは」と推察。下記のコピペもウケが良く、恩返しネタが定着した。

 

コピペ

マウンド上十亀(聞こえますか・・・松田さん、松田さん)
バッターボックス松田「ん?」
十亀(次の球は甘いスライダーです・・・かっとばしちゃってください)
松田(なんだと)
十亀(いきますよ、松田さん・・・!)ビュッ ヘンガオー*2
松田(!!)カキーン
実況「いっとぁー!こーれは間違いなくいっとぁー!」
松田(何で君はそこまでしてくれるんだ、もうあれは前世のことじゃないか)
十亀(いいんですよ、松田さん・・・あの恩は忘れません)
松田(ありがとう、十亀くん・・・!)アツオー


対戦成績(2020年10月31日時点)

年度打率内訳OPS
2012.---(0-0)1四球1.000
2013.750(4-3)1二塁打1.750
2014.667(6-4)2本塁打2.333
20151.00(6-6)1本1二塁2.667
2016.400(5-2)1二塁2四1.171
2017.571(7-4)1本1二塁2四1.810
2018.500(14-7)5本5四*32.203
2019.273(11-3)1本4四1.012
2020.000(4-0)0本0四0.000
通算.509(57-29)10本4二塁14四1.711

50打数以上対戦して通算OPSは驚異の1.711、打率で見れば(比較的)抑えているように見える2019年でもOPSは1を上回っており、計9シーズンに渡る対戦中8シーズンでOPSが1を上回っているなど意味不明なほど打たれまくっている。

あまりの打たれっぷりに本塁打以外なら十亀の勝ち」「十亀、松田を四球に抑える」などのネタが誕生。
実際のところこの数字では「全打席敬遠した方がマシ」*4というレベルであり、後者に関してはあながちネタの域を出ないわけでもないというのが恐ろしい所。

なんJでは、認知され始めの頃のスレタイは「【定期】十亀、松田に被弾」だったのだが、回数を重ねるごとに省略されていき「【定期】十亀、松田」→「【十亀】松田」→「【十亀】」のように言わずとも察せる領域まで来てしまっている。

この対戦成績はなんJ以外でも認知されており、スポーツニュース等でも(松田から見て)お得意様などと表現されてしまっている。
パ・リーグTVからも相性をネタにされ、対戦しただけで単独で動画が作られている。

西武首脳陣側もこの対戦成績を流石に認識しているようで、2018年CSファイナル第1戦では7回表の松田の打席で平井克典へ交代、勝負を回避した。


関連リンク


関連項目



Tag: 西武 ソフトバンク なんJ コピペ SS


*1 一説として、松田はベースから極端に離れた位置に立つ打者のため、十亀が松田の立ち位置を目安に外スラを投げようとした結果、あたかも吸い寄せられるようにゾーンど真ん中へ向かってしまうのではないかと言われている。
*2 十亀は投球時に変顔になることで有名。
*3 2018年はほぼ毎試合ホームランを打たれており、唯一ノーヒットに抑えた5月23日は偶然にも世界亀の日だった。
*4 全打席が四球の場合は何打数の対戦であろうと出塁率1.00、長打率0.00のOPS1.000であり、実際の通算OPS1.711を大きく下回る。