パシフィックリーグマーケティングが運営を担当する、パ・リーグ公式チャンネル「パーソル パ・リーグTV*1」のこと。またはその公式YouTubeチャンネル。
略称は「パTV」「パテレ」。
概要
月額課金制でパ・リーグの公式戦の中継を見ることができる他、下記のような無料動画を公式およびYouTubeチャンネルに投稿している。
2020年夏(7‐9月)YouTuber総再生数ランキングでは1億6056万回で3位にランクインする(記事)程の人気を誇り、2022年6月にはチャンネル登録者数が100万人を突破した一大チャンネルである。
このチャンネルの売りは「動画投稿本数の多さ」*2そして「ジャンルの異様な広さ」。以下のような動画が投稿されており、SNSネタにも敏感な様子が伺える。
- 試合シーンの切り取り動画。実況・解説もちゃんと入っており試合追いかけに便利。
- 試合中継を1イニングごとにアーカイブ化。見たいイニングを振り返ることができる。
- 試合ハイライト。実況・解説のコメント付きであることが多い。
- ヒーローインタビューのフル動画*3
- 上記の試合シーン切り取りの詰め合わせ動画
- 1週間の好プレーをランキング形式で紹介する動画シリーズ「WEEKLY BEST PLAYS 20」
ちなみに交流戦時には番外編としてセ・リーグの選手をまとめたこともある。 - 1人の選手に注目する動画シリーズ「THE FEATURE PLAYER」*4
- 「○○まとめ」などと題して試合中の一つのプレーに焦点を当てた動画シリーズ「BEST SCENE SELECTION」
- 1週間の好プレーをランキング形式で紹介する動画シリーズ「WEEKLY BEST PLAYS 20」
- 引退選手の軌跡を辿る動画
- 珍プレー・好プレーをまとめた動画
- 元パ・リーグ所属の外国人選手へのインタビューの動画
- 始球式の動画
- 「4-6-3」「6-4-3」「その他」の全併殺打をまとめた動画
- 毎年年末に投稿される、特定のプレーを108個集めた「煩悩を振り払う『108○○』まとめ」動画*5
- (「暇な人向け」と称した)長い動画*6
- 全くといっていいほど意味不明なネタ動画*7
- 選手がベンチで飲み物を飲むシーンをまとめた動画
- 松田宣浩のホームランパフォーマンス「熱男」のみをまとめた動画
- 選手の変顔やリアクションをまとめた動画
- 2019年からは上記のネタ動画の総集編のようなシリーズ「本日のまとめるほどでもないまとめ」及び「今振り返ってもまとめるほどでもないまとめ」が登場。なんと試合のある日はほぼ毎日出る。
- 味をしめたのか、公式お気に入りの選手は「パTVレギュラー」と呼ばれるほど連日登場、逆に別枠動画が作られる。
- パ・リーグ6球団の選手によるプレーのコツやトレーニングのレクチャー動画
- 無駄に丁寧なコラ動画*8
- 動画のタイトルや概要欄、ハッシュタグ等で完全に遊びだす。
- 公式でセ・リーグファンを挑発する動画を投稿する*9かと思えばどう見てもセ・リーグの選手がメインの動画も投稿される*10。
- 「二盗・三盗・周東」「満塁神」「レベチ」などキャッチーなフレーズの数々
- ネットで話題のネタを積極的に取り入れる*11。
- 石橋貴明(とんねるず)のYouTubeチャンネル「貴ちゃんねるず」と杉谷の話題で張り合う*12
- パ・リーグ6球団をモチーフにしたVTuberプロジェクト*13
- 野球YouTuberクーニン、元ソフトボール日本代表長崎望未、元西武G.G.佐藤、元中日の吉見一起がG-SHOCKを投げ合うという全く持って意味不明な動画
- オフに突然「数年前の二軍戦」の動画を投稿*14
- 果てには元ソフトバンク・攝津正と釣りに出る*15だけ、オリックス・山岡泰輔、若月健矢がおにぎりを作るだけといった野球とは殆ど関係のない動画
など、ネタ性・実用性に富んだ様々なジャンルの動画をシーズン中はほぼ毎日ペースで投稿している。そのためパ・リーグファンやなんJ民から高い評価を受けており、パ・リーグの人気上昇に貢献した立役者の1つにも数えられる。
余談
- 公式Twitterも所有しており、ごく短い動画はこちらにも投稿されることがある。また、2021年1月2日には「とんねるずのスポーツ王は俺だ!」の人気企画「リアル野球BAN」に出場したパ・リーグ所属の選手達の打撃結果をテロップ速報したことが話題となった。
- かつては「プロ野球チャンネル パ」というアカウントで動画を投稿していたが、2015年12月1日以降動画投稿がストップしていた。しかし、約6年ぶりとなる2022年1月22日に新たに動画が投稿され、それ以降は定期的に動画が投稿されている*16。
- セ・リーグファンからは「セ・リーグTV」の開設を求める声もあるが、巨人が日本テレビ系列の「G+」を展開している事やDeNAのニコニコ生放送等の独占収益、さらには阪神・広島・中日の対民放各局の放映利権の関係*17などで合弁企業が成立しないため実現はまず不可能と言われている*18*19。
- なお、そんなセ・リーグの状況を鑑みてか、それまで巨人専門のチャンネルであった日本テレビの「DRAMATIC BASEBALL」公式YouTubeチャンネルが(巨人主催試合限定ではあるが)セ・リーグ全体を取り上げるようになってきており*20、更に2022年のオープン戦ではパテレから「源田たまらん」を借りる*21など、セパの垣根を越えた動画展開を見せている。
- 近年、セ・リーグファン獲得を意識してか、セ・リーグ球団から移籍してきた選手をプッシュする傾向が見られる。きっかけは2020年に阪神からロッテに加入した鳥谷敬。晩年の鳥谷であったが1ヒット、1プレイの動画が毎回安定して10万回以上の再生数を稼ぎ、2020年8月のソフトバンク戦でのサヨナラ走塁の動画は100万再生を超えた。以来、澤村拓一、能見篤史、国吉佑樹、又吉克樹、江越大賀らセ・リーグ球団の有名どころの選手は頻繁に取り上げられ、他にも移籍してすぐの初登板、初ヒットなどは動画にまとめられる。
- 最近は一部でフラグ要素が注目されている。「究極の投手戦!?」*22と銘打たれた動画のカードが乱打戦になる・雨天中止・先発回避等が相次いだのが初出で、その後も特集した選手が不振に陥る・故障離脱等もあり、視聴者間ではすっかり「フラグ製造機」扱いされてしまっている。