黒ひちょり

Last-modified: 2020-12-10 (木) 16:09:33

2013年シーズンに横浜DeNAベイスターズに在籍していたナイジャー・モーガンのこと。

概要

MLBにおいて、ワシントン・ナショナルズやミルウォーキー・ブルワーズなど複数の球団で活躍したキャリアを持ち、闘争心を前面に出す全力プレーが持ち味の俊足外野手ということで活躍を期待されていたが、いざ蓋を開けてみるとオープン戦で打率が.152と絶不調
この成績を見たDeNAファンが、「(同じように俊足外野手として鳴り物入りで入団したものの、打撃不振で思うように活躍できていない)森本稀哲が1人増えただけなのでは...」と危惧を抱いたことでこの呼称が生まれた。
結局モーガンの不調は開幕後も続き一時は2軍落ちも経験したものの、その後徐々に調子を上げ*1攻守に渡って活躍を見せたことで、逆に森本の方が「白モーガン」と呼ばれるという逆転現象が発生。
最終的にモーガンは108試合に出場し打率.294・109安打・11本塁打・50打点と好成績を残したが契約面で折り合いがつかず同年限りで退団、森本は4試合の出場に留まり安打も0という結果に終わってしまい同年戦力外と、シーズンオフには2人とも球団を去ってしまった。

わずか1年しか在籍しなかったモーガンだが、走攻守に渡っての活躍で連続最下位からの脱出に大きく貢献した*2ことに加え「Tポーズ*3」に代表されるさまざまなパフォーマンスが人気を博したため、横浜ファンからは名誉生え抜き同然に扱われており、2019年の交流戦でのイベントで再来日した時には当時を知るファンを大いに喜ばせた。

なお、モーガンと森本はプレイスタイルや成績だけでなく見た目も共にスキンヘッド*4である、ハイテンションなファンサービスが持ち味、といった共通項があり、そのこともこの呼称の誕生を促したと思われる。

関連


*1 本人の「俺の調子が上がるのは6月からだ」の談どおり、6月は月間打率.367、出塁率.483。その後も好調で3割をキープしたまま8月に規定打席に到達。
*2 この年の横浜は7点ビハインドを3度ひっくり返しているが、モーガンはその全ての試合でホームランを放っている。
*3 「試合中は『トニー・プラッシュ』という別人格がプレーしている」(本人談)ということになっており、Tはトニーのイニシャルである。
*4 森本は、自身が小学生の時に「汎発性円形脱毛症」という病気を発症しており、現在は完治しているが、当時の苦労を忘れないように、また同じ病気で苦しむ人に勇気を与えるために自発的にスキンヘッドにし続けている